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和書 492260 (168)



映画的最前線 1988‐1993
販売元: 水声社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 控えめに言って最高におもしろい。いままでこの佐々木敦氏の本を何冊か読んできて激烈に文章が上手いのは分かっていたが、この本に関してはユーモアと毒舌まで炸裂させている(O・ストーンなどは一刀両断)。
 音楽雑誌のクロスビートのコラムで連載していた記事を一冊の本にまとめたものらしいが、映画の批評本として読んでも全く遜色ない。

 紹介されている映画作家はW・ヴェンダース(『ベルリン・天使の詩』『都会のアリス』『東京画』)、J=L・ゴダール(『右側に気をつけろ』)、A=M・ミエヴィル(『私の愛するテーマ)、E・ロメール(『レネットとミラベル/四つの冒険』『獅子座』)、J・ドワイヨン(『ラ・ピラート』『恋する女』)、J・ジャームッシュ(『ミステリートレイン』『ナイト・オンザ・プラネット』)、中原俊(『櫻の園』)、鈴木清順(『夢ニ』)、北野武(『ソナチネ』)、などなど。
 その他ここに書ききれないくらいたくさんの作品が紹介されている。この人、本物の映画狂に違いない。
 年代別にその年のベストとワースト作品が掲載されているのもおもしろい。絶対おすすめ。




映画的思考の冒険―生・現実・可能性
販売元: 世界思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 映画を観てなんとなく感じてはいたけれど言えなかった感覚がいったい何だったのか、腑に落ちた気になった。たとえば、立ち尽くしている子どもの後姿をただずっと撮ってるだけの場面や、普段耳にしているはずなの足音や風や波や雨の音が心に残ること、映画中の単なる登場人物やささいな事がなぜか心にひっかかること、映画に興奮したりおかしみを感じること、そして観終わった後の余韻等々。
 複数の著者が、多くの作品に言及し、つねに作品に即し思想や映画理論に基づいて、それぞれのテーマを平明に論じている。写真も多い。
 逆説的だが、幻影である映画を通して、観客は現実の生とより直接的に切り結ぶことができるもんなんだなと思いつつ、本を閉じたら、表紙の絵が改めて目に入ってきた。コンパクトながら読みごたえあり。




映画的なあまりに映画的な美女と犯罪 (ハヤカワ文庫NF)
販売元: 早川書房

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〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)
販売元: 洋泉社

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80年代に入ると、映画界にあるひとつのジャンルができあがる。熱狂的なファンを持ち、その映画を神話的な存在まで格上げする「カルト映画」というジャンルだ。
70年代のハリウッドが、その映画の脚本から完成までを監督がコントロールする「映画作家の時代」とするなら、80年代のハリウッドはそうした映画作家を追い出し、50年代のきらびやかな「夢工場」へ回帰した時代だと、まず著者は定義する。もちろん、このことへのきっかけには、1980年にマイケル・チミノが思う存分予算を使いつくった『天国の門』が興行的にも批評的にも大失敗し、ユナイテッド・アーティストを倒産させてしまったという有名な事件も大きな要因になっている。映画の全部を監督の作品にこだわる狂気に任せておいたら、どんな映画会社でも簡単に倒産しかねないという大きな教訓をその後のハリウッドに残してしまったわけだ。
町山智浩のこの本は、そうした新保守主義ともいえる80年代のハリウッド映画の陰で、スタジオから締めだされた映画作家8人の異様な「カルト映画」8本を中心に語った本である。どの作家のどの作品も、私にとっては(オリバー・ストーンとダンテを除けば)80年代の映画のある側面を象徴する個人的にも大好きな記念碑的作品ばかりという印象だ。それを今思うとやはりたしかに80年代というのは異様な時代だったかもしれない。著者のこれらの作品を検証・解剖する手際は、監督へのじっさいのインタビューも交え、それはもうみごとである。本全体を貫くその評論のやり方は、著者がジェームズ・キャメロン『ターミネーター』の章でも書いている「優れた映画とは、キャラクターが観客の第一印象のままに終わらず、層を剥ぐように意外な本質を見せていくものだ」(P.90)という言葉に代表されている気がする。まさに各章に目から鱗のさまざまな驚くべき映画的真実が隠されている80年代アメリカ映画への愛情に溢れた好著と言える。ポッドキャスト配信「町山智浩のアメリカ映画特電」とこの本で、私はますます町山ファンになってしまった。
ところで町山智浩のこの本は、上記のような映画を意外とあっさり無視してしまったもうひとつの80年代的映画界の象徴的な出来事、(作家主義にこだわった)季刊「リュミエール」という映画誌への復讐劇と言えなくもない。




映画版 ナルニア国物語 ライオンと魔女
販売元: 講談社

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映画を絵本にしたような感じですが、何せ展開がチョー早いです。
映画の写真が大きく使われているので、写真集的な感で楽しみたい人ならいいと思うのですが、話を楽しみたい方、これのみ初めて読む人にはオススメできません。




映画プロデューサーが語るヒットの哲学
販売元: 日経BP社

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「映画」をビジネスとしてとらえる視点を学ぶには最適の本だと思います。
芸術に関わる「映画」など、えてして変に“夢”を抱きがち。映画業界に入って、その現実のシビアさと“夢”とのギャップに苦しむ前に、本書で心構えができると思いました。




映画元ネタ大全集
販売元: ぶんか社

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本書を絶賛しているレビューが複数ありますが、著者本人かその知人の方でしょうか・・・・・。本書を図書館で借りて読んでみましたが、ブログにでも書いておけばいいような内容で、敢えて本にするほどの内容ではないです。著者だけが楽しんでいる感じ。はっきり言ってイタい内容です。わら半紙のページに厚紙の表紙と同人誌みたいな安っぽい装丁で1000円とは・・・・。こんなものを1000円も出してわざわざ買う人がいるのでしょうか。




映画力がつく本
販売元: 近代映画社

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映画を見る眼
販売元: NHK出版

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映画のレビューを書いていて、ほとんど書けない事に気づいた。
自分の中でブックレビューは簡単なんだけど映画のレビューは事のほか難しいな。
何故だ?って思っていた。

「映像が作られたものであること、映すという行為には映像としての「言語」があること、これらをほんの少しだけ踏み込んで考えればもう少し整理できるのに、それが出来ていないのです(p25)」

映画を観て、ストーリーが面白い、女優が美しい、音楽が良い。
評価は個人のマップによるわけだけど。
前提として、映像は作られたものであるということ。
しかも平面上に表現されているということ。
そのために様々な工夫がされているということ。

本人が監督した作品。
「泥の河」「眠る男」「埋もれ木」等を題材にして映像の見方を丁寧に解説している本。




栄光のアメリカ映画ヒット作50年―スクリーン特別編集
販売元: 近代映画社

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