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和書 492280 (316)



今夜も映画で眠れない ポーリン・ケイル集 (アメリカ・コラムニスト全集)
販売元: 東京書籍

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ポーリン・ケイルの文章は啖呵である。エクスキューズは一切ない。独断と(時には)偏見にみちみちているその批評は、気に入らない作品・役者に対して特に冴え渡る。無声時代からの映画マニア、その知識を縦横無尽に駆使してダメを力説してみせてくれる。

 知識と、その量にだけ拠っている批評なら簡単に反論もできるが、ポーリン・ケイルの批評の核は彼女独特の感性であり、それが本当に独特なので読む者は引き込まれてしまう。どっしりとした手応えがあり、確かだとおもわせる語り口がある。この語り口こそがこの人の本の一番の魅力である。文章はしばしば脱線し、そこでしばらく踊っていたかと思うとあれよという間に舞い戻りキツイ締めの一言に至る。(訳者の苦労がしのばれる。)

 もう10年も前の本なので取り上げられている映画も、ビデオでさえ見られなくなっているものも多いが、この人の芸(と言ってしまってもいい)は古びない。映画のレビューとしてだけでなく、読み物として完結している。でも、読みなおしてみると、あら不思議、けなされている映画ほど見なおしたくなってしまう。そしてこの人なら最近話題のあの映画をどう評価したのかと想像してしまう。(彼女は‘91年に引退している)
 




メロドラマからパフォーマンスへ―20世紀アメリカ演劇論 (アメリカ太平洋研究叢書)
販売元: 東京大学出版会

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アメリカTVドラマ劇場 (20世紀テレビ読本)
販売元: 同文書院

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アメリカでいちばん美しい人―マリリン・モンローの文化史
販売元: 岩波書店

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たくさんのマリリンの本を読んできましたが、初めて見る写真も多数あり、改めて彼女の生き様と美しさとかわいさに感動しました。
出版がごく最近ですので、過去に書かれたゴシップ混じりのような本とは違い、時代背景と共に彼女そのものを冷静に書かれている貴重な本だと思いました。
表紙のマリリンはそのまま飾っておきたいほどにかわいいです(^^)




アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?
販売元: 徳間書店

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 米国に渡った「アニメ」を『日本アニメーション映画史』『The encyclopedia of animated cartoons』等の資料からシラミ潰しに拾い上げ、年表的に整理した上で、関係した人々の著作や発言記録で肉付けした内容。ま、労作であるのは間違いない。ただ、いかにも新聞記者がまとめましたというヌルさは覆いがたい。文献にはかなり当たって年表的なまとめは充実していると思うが、アニメに対する著者の愛着はほとんど伝わってこない。ご自身はあまり作品をご覧になってないのではないか。一体何でこんな大変な仕事に取り組んだんだか…というのが率直な印象。
 『風の谷のナウシカ』が86年に米国上陸するに際しズタズタに編集され、興行結果も惨敗。続いて『天空の城ラピュタ』が89年に上陸する。そしてこの作品については「乱暴な編集を施さなかったようだ」(p187)…「ようだ」って、確認してないんですかァ!? あるいは米国でのアニメ観に微妙な影響を与えた『妖獣都市』に対するテキサス大ネイピア教授の賛辞に対し、「そんなアニメがあったのかと、邦画に精通していない日本人はネイピア教授の知見に感心するほかない」(p217)って、それはマズイんじゃないでしょうか?
 「『性と暴力』といった目につきやすい異質さとは別に、日本製アニメには自覚を超えた文化的要素が浸透しているのかも知れない」(p171)という問題意識は繰り返し語られるのだが、大体そこで話は終わってしまう。あんまり追求する気持ちはないみたいです。
 ええと、国家プロジェクトとしてのジャパニメーション輸出振興に寄与すべく、シンクタンクがまとめた一冊、みたいな内容でした。




アメリカドラマ・キャラクター完全ガイド
販売元: 扶桑社

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アメリカ南部の文学と映画―その「場所」表現から
販売元: 近代文芸社

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アメリカの活動写真(フィルム)が先生だった―憎たらしいほど愛しい映画たち (SOUND PAL BOOKS)
販売元: 小学館

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戦争映画を見て戦争ごっこにハマった小学生が、映画を観つづけることでアカの他人に共感する力を鍛えられ、共感する力を鍛えられることによってますます映画を観るのが面白くなり、映画監督を志す。志を立ててからも何度か挫折を繰り返すが、そんなときにも自分を励ましてくれる頼もしい映画、背中を押してくれる楽しい映画に出会い、ついに映画をつくる側にまわる――そんな個人史エッセイに読めた。若き日の著者は、スクリーンの登場人物やストーリー展開やその描き方に強烈に共鳴し、そこに自分を重ね合わせて感情移入する。そもそも人は、そうやって心を動かして何かを発見したいから本を読んだり映画を見たりするんだなあ、とあらためて気づかせられ、60~70年代のアメリカ映画をあんまり知らないのにじっくり読んだ。熱くて濃い文章ながらもクールな観察や皮肉のスパイスも利いていて、おお!あの映画監督はこうやって言葉で世界を噛み分けていたのか、と興味深かった。




アメリカの夜―ある映画の物語〈2〉 (ある映画の物語 2)
販売元: 草思社

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アメリカ・ハードコア女優激写集 (近映文庫)
販売元: 近代映画社

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