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和書 492282 (211)



書いた落語傑作選〈1〉 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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 天才・立川談志の全てが集約された全集の第一巻。
 落語の本と言うと普通は口演を書き取った速記本が多いのだが、この全集は全て立川談志が直接書いたものである。それぞれの咄の解説も自分で書いているという、まさに落語ファン垂涎の全集だ。

 全作品に談志独自の解釈が施され、古典落語が見事に息を吹き込まれている。特に、やかんの話が全く出てこない「やかん」は、まさに「イリュージョン」。落語ファンならずとも、物語とイリュージョンに興味のある人全てにお勧め。
 これこそ真の落語だ!




書いた落語傑作選〈2〉 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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 「書いた落語傑作選(2)」の白眉は何と言っても「粗忽長屋」と「鉄拐」だ。

 行き倒れを自分の友達だと思い込み、「あいつはボォーとしてるから気がついてねえんだ」と長屋の「本人」に知らせにいく男、「お前は死んだ」と言われて「自分の」遺体を引き取りに行く男。従来「粗忽=そそっかしい」で片付けられていたこの男たちの姿を、談志師は「主観の強い人間にかかると、客観なんてものは揺らいでしまう」というテーマに読みかえた。
 また「鉄拐」の、欲で穢れた人間界を毛嫌いして清貧を良しとしてきた仙人が、「先生」とおだてられ、美味いものを与えられるうちに徐々に「俗物」へと変化していく姿の描写は、談志師の本領発揮というところだ。
 談志師の落語はいつでもテーマが鮮明だ。談志師の落語で、私は始めて「鉄拐」の面白さを知った。
 




書いた落語傑作選〈5〉 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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書いた落語傑作選〈8〉 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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書いた落語傑作選〈9〉 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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芸人論〈2〉早めの遺言 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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落語論〈2〉立川流落語論 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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「落語の本質は『人間の業の肯定』だ」とは談志師の持論だが、私はこれまで、この言葉を今一つ理解できていなかった。

「落語論二」と題されたこの全集の第十一巻では、落語の本質やこれからの落語の姿について、談志師の卓見が余すことなく(談志師には、『まだ余しているよ』と言われるかもしれないが)語られている。この本を読んで、やっと私は談志師の言わんとするところが分かった。と同時に、靄がかかったようにぼんやりとしていた自分の中の「落語」の定義が、くっきりと姿をあらわしてくるのを感じた。

「『文七元結はつまらない咄だね』と言う客を『落語の分からない客だ』と切り捨てるのは簡単だが、それでは落語は立ち行かない。そういう客が今では大多数なのだから」
 全くその通りだが、その状況を打開する方法を考え、実行できる落語家は一体何人いるのだろう。

 いや、それ以前に、落語の本質を談志師ほど的確に掴んでいる落語家は一体どれほどいるのだろう。
 多くの落語家がこの本と同じような考えを持っていてくれれば、と、一落語ファンの私は祈るような気持ちになった。
 




落語論〈3〉新釈落語噺 (立川談志遺言大全集)
販売元: 講談社

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立川藤志楼傑作落語選集
販売元: 太田出版

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立川藤志楼爆笑落語選集〈第2巻〉
販売元: 太田出版

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