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和書 492312 (145)



元朝秘史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 今年から数えてちょうど800年前の1206年に、その後一時史上最大の帝国に発展するモンゴルを創始した王として、チンギス・ハンが注目を浴びています。「元朝秘史」は彼の歩みを綴る唯一の貴重な一代記。折しもこの8月8−12日、モンゴルの首都ウランバートルでは「第9回世界モンゴル学者会議」が開催中で、同国大統領・首相・国会議長と在席する世界各国からのモンゴル研究者たちの前で、著者小澤重男は第1回から第8回まで連続参加の誉れある日本人モンゴル研究の碩学として紹介されました。本著は、「元朝秘史」に四つに取組んで執筆当時で既に40年以上を費やしたモンゴル語と言語学専門の重鎮である著者が、そのモンゴル語原名、原典に使用された言語、作者、書かれた時期など、学術上の根本的未解明問題の各々について、主たる学説を紹介しながら対する自らの立場を真に理路整然と論じます。まず原典は、チンギス一家の私的な記録として、元来今日的題名を付することなく、ウイグル式モンゴル語を用い、オゴデイの第2代ハン即位に際しその重臣が1228年に原型を著したとします。そして1252年の第4代ムンフ(本書はモンケと記載)・ハン推戴時に向けて増補。いずれも次期の王位推戴時の供物として準備されたと述べます。今日手に入る“漢字音写”モンゴル語の「元朝秘史」は、これがさらに14世紀後半にその転写過程を経て形成されたというものです。今日モンゴル人がチンギス・ハンの伝記を学ぶテキストとしての「元朝秘史」は、この“漢字音写”モンゴル語“版”の現代モンゴル語への焼戻し(著者は13世紀の“中世”モンゴル語の7割は今日のモンゴル語に対応と分析します)。文献学としての固いイメージがある一方、チンギス・ハン研究には必須の「元朝秘史」を取巻く基礎知識を提供してくれる点で必読の書。著者の紹介する例文を通じて、“漢字音写”モンゴル語“版”の読み方の一端に触れることもできます。




元朝秘史〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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元朝秘史〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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蒙古史 (上巻) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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蒙古史 (下巻) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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岩原諦信著作集 (1)
販売元: 東方出版

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印章の吉凶の解説
販売元: 日本教育新聞社

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隕石激突―1999年8月12日 木 人類運命の日
販売元: 明窓出版

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インテリア風水―ツキを運び、幸せを呼び込む開運のポイント
販売元: 永岡書店

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イラストも内容も、若い女性むきで、かわいらしくまとめられています。風水入門書としておすすめです。




インテリア・マジックで運命がかわる!!―中国陽宅開運術
販売元: 扶桑社

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