和書 492318 (326)

琥珀色の奇跡 ウイスキーラベルの文化史

(萌)メイドさんのほん

「超」酒類流通革命

[超入門]カクテル&バー講座

〓酒(キキザケ)師必携

「酒屋で買えない健康酒」のつくり方―果実酒・漢方酒そしてハーブ・リカー

「酒販店」21世紀に勝ち抜く繁盛手法はこれだ―酒販免許制度大改正に打ち勝つ販売戦術

　本書は、まず、酒類業界を取り巻く環境を分析し、これまで規制のもとで守られてきた酒販店の経営者に意識改革の必要性を説いている。その上で、自己革新により、多くの消費者の支持を集めている繁盛店の成功事例が詳しく紹介されている。その一部を垣間見る時、読者は改めて商売の原点とは何かということを考えさせられることだろう。

　そして、こ!のような消費者の支持を集めている繁盛店にとって、規制緩和という脅威は、むしろチャンスともなり得ることを知らされるのである。何故なら、量販店、コンビニの参入により、コンセプトの相違がより一層、明確に表現されることによって自店のポジショニングが鮮明になるからである。このことは、消費者の選択を容易にするということである。その結果、選択した消費者は、得意客から支持者となり、新規の顧客を紹介するという一連のサイクルが形成される。それに対して自店のコンセプトを消費者に発信できない店は、消費者の支持を得ることが出来ず、淘汰されていくであろう。 　もはや、酒販店の自己改革は「まったなし」である。 本書は、自己革新を促す一助となるであろう。

「酔い」のうつろい―酒屋と酒飲みの世相史 (食の昭和史)