ちょっと大声で話したり堂々と正規の解説書やマニュアルに載せるのは憚られるPCの裏設定一覧表。356ページにサイズデカイ上、858個の裏設定。それでたったのこの値段。儲け度外視なのでしょうか(笑)但しいろんな意味で危険な技やツール、設定ばかりなのでPC初心者の方や責任を取れない方、PC知識に自信が無い方は出来るならご遠慮を。どうなっても私は知りません。
収録カテゴリー:裏ツール(違法脱法グレーゾーン服務)、DVD複製
変換、焼き、ファイル交換、落とす、レジストリ、
システム設定、自作改造、
収録内容:設定紹介(上)、お勧めツール紹介、お勧めサイト紹介、コラム
PC能力強化お勧め周辺機器紹介、専門用語紹介
私はクラシックに98のSEユーザーなのでレジ弄りとシステム設定の項に実にお世話になりました。OSによって収録内容出来る事と出来ない事があるのですが(本書はオールWINDOWSユーザー対象)パフォーマンス向上設定、向上技を全部やったら殆どフリーズしなくなった上、実感速度四倍くらい早くなりました。ただ読者層がどうしても限定されてしまい残念なのですが皆さんも読んで設定して使ってみて下さい。長く同じPC使ってる人、最新型PCを買ったばかりの方、特に価値があります。
星五つ。
ですが今読むと買った当時とは別の意味でオモシロイです。懐かしの「スロット1」「スロットA」がボコボコ出てきますし、つい数年前はFSBが1GHZって最速だったんだなーと、突き進むPC進化に対するアンチテーゼ、「ちょっと待て、昔を振り返って見ろ」と促されているような気分になれますよ。
マリーはパープリンOLの典型ですし、ボブとキースの人物描写も一貫していて余計な気を遣わず気持ち良く読める劇画ですので、イチオシと行きたいところなのですが、やはりこれが連載されていたV-MAG読者くらいのPC自作知識がベースに無いと、この本の本当の面白さは伝わってこないでしょう。
で、読む人を選ぶということから ☆4つ です。でも50年後にPCの歴史を語る上で貴重な資料に成りうる劇画であることは間違いないでしょう。実は私も1冊保存してあります・・・。