翻訳文は、よくこなれており、
日本語訳も読みやすい、好著です。
情報革命の中でも、とりわけ、膨大な「データ」を、
「情報」として収集、整理し、「知識」と「知恵」を使って、
コンピュータと、ネットワークという仕掛けを使って、
マイニングすることにより、偶然にしか発見できないはずの
未知の事象を、「必然」として予見、発見し応用することが
可能になっている、そんないまこの現在を、
驚嘆すべき知識、博学ぶりで読み解いていきます。
特に、その時代の世界観、たとえば機会論的宇宙など
があったように、現代は、この世界を見るめがねとして、
情報技術的な世界観になっており、情報技術で世界を説明する
時代であると説きます。
結局、「セレンディピティ」とは、現代的な意味において、
「ユビキタス」社会が訪れた際に、それを、
問題の解決、未知の発見、社会のコントロール、
テロへの対応、政治的コントロールなどを含めて、
どう使っていくと、どうなるのか、をうまく表した言葉です。
加えて、訳者あとがきや、本文注釈も、相当
充実しており、参考文献一覧も丁寧に掲載されており後で参考に
なります。
↑本に載ってた ある一文を載せてみました。
本当に、↑の言葉の通りです!
今まで発売されてきたハッカー本との違いは、
本に載ってる図と説明を見ながらやれば、どんなに初心者だろうと
絶対成功することです!
ハッキング・プログラム知識のことを これっぽっちも知らなくても、
図解どおりにやれば、絶対成功します。
本格的なハッキングの方法は載ってなく、
あくまで、「あいつ、ムカツクから ちょっとイタズラしてやりたいな」
って人に、オススメです!
なので、本格的なハッキング方法を望んでいる方には あまりオススメできません。
あと、この本に載ってる方法は、 ある程度パソコンのことが詳しい人には効かないと思います。
イタズラしたい相手が、パソコンのことにあまり詳しくない人なら 問題ないと思います。
簡単なわりに、「結構 相手を苦しめられる」内容なので、ちょっとしたイタズラ感覚で行えます。
主な内容に、
「精神的に追い込むイタズラ」「他人のパソコンを覗き見る」その他色々。
また、「精神的に追い込むイタズラ」の章には、
危険度メーターが書いてあるので、危険度を見たい人にも とってもいいですよ!
とにかく、オススメです!