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和書 492350 (190)



いしかわ式
販売元: アスキー

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 NHK『BSマンガ夜話』のレギュラーとしてもおなじみの漫画家・いしかわじゅん氏が週刊アスキーで好評連載中の『だってサルなんだもん』(99・11/10号〜03・5/6・13号)のなかから、よりすぐりを55話収めた究極の一冊である。
 内容もいしかわ氏の地元である吉祥寺を舞台に仕事上での編集者とのやり取りや沖縄、パリ、ニュージーランド、北海道での取材をかねた紀行など著者のその日あった出来事をイラストやおまけの4コマ漫画ともに楽しく描いている。

 『BSマンガ夜話』という番組からいしかわ氏を知った自分としては、“いしかわ氏=マンガ批評”というイメージができているせいか、コンピューターや編集者とのやりとりの挿話、旅先での紀行を主とした本書の内容には残念ながら関心が持てなかった。

 同志社大の『マンガ夜話』イベントで本題である手塚治虫氏の名作『ブラック・ジャック』の話を中心に手塚治虫論から漫画界全般の話、『マンガ夜話』のトラブル集、取り上げられるのを拒否している漫画家の話をされた話について、テレビで言えない挿話を個人的にはぜひ聞いてみたかったなあと思う。
 同じく『夜話』の裏話でひとつの作品を取り上げるのに数10冊の本を、メモを取り付箋を貼りながら読み、話すネタを準備する(しかも生放送なので準備したネタが必ず話せるわけではない)時間と労力がいかに大変であるかを知りました。

 また当時(2002年8月5日〜8月8日)『夜話』のアシスタントをされていたタレントの佐藤江梨子氏の降板について少し触れており、私も番組を見てましたが、ゲストの江口寿史氏に不躾な質問をしたり、別の回でゲストの夢枕獏氏を紹介するにあたって読み方を間違えたりするなど、現アシスタントの笹峰あい氏と比べると明らかに段取りの悪さが目につきました。いしかわ氏も当時ホームページ上で苦言を呈していたのを覚えております。





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販売元: ナツメ社

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販売元: ナツメ社

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