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和書 492364 (311)



こどものカレンダー―行事とあそび〈3月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈4月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈5月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈6月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈7月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈8月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどものカレンダー―行事とあそび〈9月のまき〉
販売元: 偕成社

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こどもの城のびっくりせんそう (マック・マックローものがたり)
販売元: 筑摩書房

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こどもの城は大さわぎ (マック・マックローものがたり)
販売元: 筑摩書房

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こどもの情景
販売元: パピルス

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オランダの女性画家、ル・メール(1889−1966)が描いた12枚の絵。どの絵にも子どもたちの素敵な世界が描かれています。そしてそれら12枚の絵が、この本の主役。

というのも、ル・メールの12枚の絵に魅せられた「クマのプーさん」の作者、A・Aミルンが、後からそれぞれの絵をめぐる12編の物語を書いたと伝えられているからです。
でも、そこは流石にミルン、絵の魅力を最大限に引き出す見事な短編物語を紡ぎだしました。

この本を大人が読めば、子供の頃に確かに存在していたはずの世界を、その頃の感覚そのままに思い出すでしょう。
それが子育て真っ最中の大人だったなら、子供への接し方が変わるかもしれません。たとえば、蟲や植物や空などをじーっと観ている我が子に「なにぼーっと見てるの?」などというマヌケな質問は、間違ってもしなくなるでしょう。それどころかもしかすると、我が子の観ている世界を想像することで、自分も素敵な世界へ入ってゆくことができるかもしれません。
大人だって、昔は子供だった。ですから今も記憶のどこかに、あの特別な世界が眠っているはずです。その大切な記憶を、そっと目覚めさせてくれるのが、この本です。
そして子どもが読めば、きっと自分達の感覚を温かい眼差しで認めてくれる世界がそこには広がっていて、とてもうれしく、そしてたのしい気持ちになるでしょう。

この本を読み終わったら、気に入った絵に、こんどは自分達だけの物語を創ってみても面白いかもしれません。

出版社は「パピルス」。現在までに29冊の本を世に送り出しています。そのどれもが、細部まで読者への気配りの行き届いた、心のこもった本たちです。
文字のインクは目の疲れない特別な色が使われ、長時間片手に持って読んでも手が疲れないその本の形には、いつも驚かされます(「こどもの情景」では、腕の力のまだ弱いこどもや、こどもに読み聞かせをする親たちが、寝っころがって本書を読むことを想定し、平らな場所での安定感や開いた本のページが閉じにくい構造を熟慮した上で、他の「パピルス」の本とは違う特別な形で創られているようです)。

絵や物語のみならず、装丁や使用している紙の手触り、しおりの紐の色までがとびきり素敵なこの本を、心からお勧めいたします。

(定価は2500円+消費税。レビューを書いた現在も、新品での購入は可能です)


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