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和書 492380 (112)



ナイルの流れのように (ちくまプリマーブックス)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この本の著者は、ハムザ・エルディーンというアラブの老人である。私は幸運にも彼の生の演奏に触れる機会を二度も得た。ウードという楽器は、半音のさらに半分、4分の1音も弾き分けるという。またタールという鈴のないタンバリンのような楽器も独特の味わいがある。そして何より、彼のしわがれ声は深い人生経験を感じさせるのだ。

その彼の半生をこの本は教えてくれる。彼の故郷、アラブの村はすでにダムの底に沈んでしまって今はない。彼は少年時代に初めて西洋音楽の演奏を聴いたとき、「音合わせだと思った」と記しているのが興味深い。もちろん誇張はあるにしても、彼の身体の中に息づいている音楽と西洋音楽の間には、深い隔たりがあることを語っているのだろう。

この本を読むだけでなく、彼の音楽を聴くことをおすすめする。




発明戦争―エジソンvs.ベル (ちくまプリマーブックス)
販売元: 筑摩書房

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 ベルは脇役でほとんどエジソンの評伝である。
 エジソンについての従来の偉人伝的な虚像を一掃している。日本初のエジソン正伝といいたい。多くの伝説の内幕が暴露されるのが痛快。特に「交流戦争」については、エジソンの強引で頑固な性格を浮き彫りにしている。電球のフィラメントに京都の竹が採用されたいきさつには、今のテレビのヤラセ演出家も脱帽もので、ただあきれる。
 エジソンに倫理感が欠如していることを、幼少時のエピソードから指摘しているのにも説得力がある。エジソンの詐欺師的で暴力的な性格を、これほど歯に衣着せず批判した書物はなかったと思う。
 しかし単にエジソンをおとしめるのではなく、51ページに『先頭でゴールする勝者は、それなりの実力を持っているのだ』とあるように、公平な姿勢を保っている。
 その他、豊富なエピソードに感嘆する。ベルが電話で最初に伝えたメッセージの事情、ビクターの犬のマークの由来、電気のコンセントの最初の用途、フィルムの規格の起源、などなど。
 著者の体験が随所に登場するのが、また非常に適切で、面白味を増している。イギリスの電球の話、小学生時代モールス符号の練習をした話、蝋管蓄音器を学生に制作させた話、円筒と円盤レコードを聴き比べた話、「アクロイド殺人事件」の話など、1冊の本に盛りこむのがもったいないほど密度が高い。
 文章も名文。短文を連ねることにより独特のリズムを作り出しており、歯切れがよく読みやすい。





バベッジのコンピュータ (ちくまプリマーブックス)
販売元: 筑摩書房

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私はてっきり架空の話だと思っていました。
凄くエキサイティングな実話です。

エニアック、コロッサス、アラン・チューリング、ライプニッツ、ニュートン... など
どうしてこの時代の人たちはこうにも光っているのでしょう?




私は13歳だった―少女の戦後史 (ちくまプリマーブックス)
販売元: 筑摩書房

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父と娘の日本横断―300km・自転車の旅 (ポプラ元気ノンフィクション)
販売元: ポプラ社

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父の過去を旅して―板東ドイツ俘慮収容所物語 (ポプラ社いきいきノンフィクション)
販売元: ポプラ社

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父の遺した言葉
販売元: ポプラ社

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呪われた兜 (地中海文明物語)
販売元: ぎょうせい

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チャップリン―新しい喜劇を確立し、世界中の人々に希望と笑いをもたらした映画監督・俳優 (伝記 世界を変えた人々)
販売元: 偕成社

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聴導犬・美音がくれたもの―赤ちゃんを育てた柴犬のおねえさん (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)
販売元: ハート出版

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