和書 492390 (39)
初潮という切札―「少女」批評・序説
販売元: JICC出版局
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1991年の出版時までに発表された主な少女論の再検討(第2章)も含め、現代の日本文化及び欧米の児童文学における少女のイメージを検証している。多くのテキストを一度に扱っているのに、それぞれが的確に扱われていて気持ちがいい。決して単純ではない論旨が簡潔にまとめられているので、だれずにどんどん読める。終章では興味深い現在の<少女>像にたどり着いている。少女、児童文学の中の少女や女の子像に興味を持っている人にはもちろん、フェミニズム論や一般とは違った観点から<少女>を見つめたいと思う人にはお奨めの一冊。
出会いと物語 (シリーズ生きる)
販売元: 岩波書店
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何と出会うのか? 出会いは何を生み出すのか?
出会いを意識したのはいつなのか? 出会ったらどうなったのか?
何が出会いだったのか? 出会いが持つ意味はなんなのか?
そして、出会いが用意した物語とは・・・?
『詩人「工藤直子」の作り方』とでも副題をつけたくなるような1冊です。
伝記のような、思い出エッセイのような、子供のための哲学書のような・・・、そうです、この本に出会ったきっかけは、1冊の国語の教科書でした。それまで、工藤直子を知らなかった私は、 あっという間にとりこになって、ほかの詩集も読みました。何気ない、ささいな、それでいて劇的な出会いでした。
この春の「読書詩集」は、工藤直子でいっぱいになりました。
あなたにも素敵な出会いがありますように。
新・日本SFこてん古典 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店
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書誌学というのは、その本来から無意味性を包含しているが、それと特にSFとその周辺に絞ったこの本は無意味学としての書誌学をとことん楽しませてくれる。
新日本児童文学論
販売元: 中部日本教育文化会
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新世紀少年密林大画報―子どもの昭和史 (別冊太陽)
販売元: 平凡社
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謎解き 少年少女世界の名作 (新潮新書)
販売元: 新潮社
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ファンタジーの発想―心で読む5つの物語 (新潮選書)
販売元: 新潮社
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本書は倫理学者によって著されたものである。倫理学というと何か難しい印象を受け、それだけで敬遠したくなるような雰囲気を持っているが、本書を読めばその印象は変わるように思える。倫理学とは本来、古典的なものばかりを扱うのではなく、現在に対応するものこそを扱わなければならないという、筆者の言葉(本書での台詞ではないが)にあるように、筆者の倫理観がうかがえる一冊であった。
本を読む前の準備というものがあるとしたら、本書においてはまず、扱われている五つの作品を読む必要があると言えるだろう。しかし有名な物語ばかりであるので、読書経験のある著作に対するものを掻い摘んで読む事も可能な構成にもなっている。
本書は一般にあるような「解説書」とは違うような印象を受けた。筆者の豊富な読書経験に裏づけされた、ファンタジーというものに対する真摯な姿勢がうかがえた。事細かに解説するのではなく、ある程度抽象的に、ファンタジーの良さを残しながら、読者自らが想像力を働かせられるような文体であると私は思う。
倫理学とファンタジーというものを身近にさせた、そんな一冊であった。『エンデのくれた宝物』で島内景二氏は、足りない部分もあると批判しているが、私はそれが逆にファンタジーに対する言及のなかで必要な事のように思えたものである。
ハリー・ポッター誕生―J.K.ローリングの半生 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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ハリー・ポッターは好きだけど、関連本は初めてです。
内容は、ネットで見たり、テレビで放送されたのをまとめた感じ。
ローリングさんファンならうれし情報がいっぱいで、子供時代どんな本を読んだか、どんな青春時代をすごしたか、とても鮮明に書かれています。登場人物の名前の付け方、仕事や育児に追われながらも「ハリー・ポッター」を書き続けたこと、この物語をJ.K.ローリングがどんなに愛しどんなに思いを込めて書いているか、「ハリー・ポッター」ファンなら読んで損はないだろう。
児童文学研究を拓く―三宅興子先生退職記念論文集
販売元: 翰林書房
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児童文学研究、そして、その先へ 上 (1) (日本児童文化史叢書 40)
販売元: 久山社
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