戻る

前ページ   次ページ

和書 492390 (53)



誰が「白雪姫」を誘惑したか
販売元: 大和書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

メルヘンの研究書としてよくまとまっていると思う。エキセントリックな解釈やこじつけはなく、過去の研究成果を判りやすく記述している。本編は3部からなっていて、1部は物語解説、2部は白雪姫の元ネタとなったと思われる物語達の紹介、3部はバラエティとなっているが、個人的には2部の物語の紹介が一番面白かった。




ヨーロッパの子どもの本〈上〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ヨーロッパの子どもの本〈下〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ファンタジーの文法―物語創作法入門 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

題名は物語創作法入門ですが、別にファンタジー小説の書き方を解説してる訳ではありません。子供の自由な想像力を伸ばす教育法についての考察、といったところでしょうか?
その辺、勘違いして読むとガッカリするでしょう。

作者は元教師の童話作家で、子供の心理についての分析は、実際の経験に基づいた確かなものがあります。言わんとするのは、自由な空想は自由な創造を産み、それは自由な精神につながる、と言う事で、<時間制の少年院>と化した現代の学校での「想像力」教育(というより遊び)の重要性を説いています。

もちろん、言葉遊びを中心とした童話製作用のヒントも沢山詰まっていますが、どちらかというと学校の先生に読んで欲しい本です。




目で見るグリム童話 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1994年にちくまライブラリーとして出たものの文庫化。図版の美しさを楽しみたいのなら、断然、ちくまライブラリー版のが良い。
 グリム童話には「一枚絵」というジャンルがある。一枚の絵のなかに物語の各シーンを並べ、子どもや文字の読めない人にも楽しめるようにしたものだ。もちろん、美術品としても鑑賞できる。
 本書では「ラプンツェル」、「ヘンゼルとグレーテル」、「しあわせハンス」など16篇を取り上げ、グリム版の本文と、一枚絵を併せて収録している。解説もしっかりしている。
 物語の面白さと絵の美しさを同時に味わえる贅沢な一冊。




妖精物語の国へ (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

'On Fairy-Stories','Mythopoeia','The Homecoming of Beorhtnoth Beorththelm's Son'(1945)を、ちくま文庫のために新たに翻訳したもの。
『ホビットの冒険』出版後、ファンタジー擁護のために書かれたエッセイと戯曲であり、9年後に出版される『指輪物語』の核となる思想をそこに見つけることもできる。

エッセイは「妖精物語」の定義から始まる。同時代に妖精物語としていっしょくたにされていたが、「これは違う」というものを、自分の作品から離して置く―その作業に、トールキンの作家としての執念と熱意を見た。

「大人がまじめに妖精物語を読んだり書いたりすること」を肯定し、禁忌や願いについて語る。(宗教色や、カトリックとしての考えを表記している箇所はほとんどない。)

当時の時代背景は加味して読み進める必要はあるが、現代の状況においても、なるほどとうなずきながら、また深く考えさせられる部分があった。

たとえば、こどもはお話を聞くとよく、「それ、ほんとう?」と聞く。
妖精物語は「ほんとう」かどうか。それはいったいどういうことなのか、が丁寧に書かれている。




文芸誌「海」子どもの宇宙 (中公文庫 (Z6))
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






中国の児童文学 (日本児童文化史叢書 (39))
販売元: 久山社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ファンタジーの秘密 (ちゅうせき叢書)
販売元: 沖積舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ファンタジーの秘密 (ちゅうせき叢書)
販売元: 沖積舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ファンタジー研究者の脇明子氏が、思うままに述べたエッセー。『指輪物語』や『ゲド戦記』『ドリトル先生』などの有名な作品を中心に、ガーナー、クーパー、マキリップなども取り上げられている。

 ファンタジーにおける魔法、善と悪、時間などの意味を問い直す、きわめて刺激的な内容。我々はこうした要素をファンタジーの前提として無批判に受け入れてしまっている。しかしその部分をもう一度考え直し、ファンタジーの特徴・性質について再接近を試みようというのが脇氏の立場である。ファンタジーが物語として成立するためには魔法はむしろ障害である、などとする氏の論は大変に魅力的だが、思いつくまま非構成的に書かれているため、非常にもどかしい。言っていることは良くわかるのだが、厳密にどういうことなのかわからない思いに捕らわれる。

 後半の二章は前半とはうって変わって、ユング心理学を援用した無意識の問題に踏み込んでいる。この部分は逆に説得力を欠いしてしまっており、ファンタジー論の難しさを感じた。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ