戻る

前ページ   次ページ

和書 492410 (23)



12人の悩める中学生 (角川文庫 (こ28-2))
販売元: 角川グループパブリッシング

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

傑作。分厚かったけどスラスラ読めた。
キャラクターの書き分けとリアルさに脱帽。特に4月の主人公、9月の主人公の思考パターンは絶対にほとんどの人たちが経験しているはず。 6月や7月の友情もの、8月や1月の甘酸っぱいラブコメもの、11月や12月みたいなエローくぶっ飛んだ話もあったりでバラエティに富んでいる。ちょいちょい後半への複線とかもあったりするし。
多少首を傾げたくなるような箇所もあるが、文体もいい意味で読者を挑発している。イラストも親しみがあって良い。
野ブタとかの学園小説が好きだった人は必読だと思う。ハマる。




12人の指名打者―野球小説傑作選 (文春文庫 (309‐1))
販売元: 文芸春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 不思議な事に、12の短編集があるのに外れはなかった。短編集は2~3割程度は外れだと覚悟して読むものだけど。

 野球をテーマにしているというだけで、小人や馬が活躍する夢物語、オールド・ルーキーや永久追放者を扱った切ない話、審判やファンを描いた話など、切り口は無限にあるように感じる。そうなんすよ、野球というのはプレイヤーだけじゃなくてその周辺のヒトも一緒に作り上げられてきた文化なんすよ。それを改めて思い出させてくれる、良質の短編集でした。

 ただまぁ、時代があまりに古すぎて、伝説じゃなくてプレイヤーとしてサイ・ヤングが出てきたり(沢村栄治が出る小説みたいな感じ?)、ニューヨーク・ジャイアンツvsブルックリン・ドジャースとか(近畿グレートリングvs毎日オリオンズみたいな?)、ロジャー・マリスとミッキー・マントルと一緒にプレイしたとか(ONと一緒みたいな)、さすがに古すぎる。いや「古き良き」を味わうにはいいんだけど、そればっかり12本も続くとさすがにね。この時代に育ったヒトには多分最高の短編集だと思うですよ。




12人の浮かれる男 新潮文庫
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






12人の鼓手 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






12動物60分類完全版マスコット占い (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ふと気づいたこと、この本の著者は”月グループ たぬき”であること。
それを念頭に置いた上で、読まれた方がよいと思います。
各々のキャラクターの特徴、つきあい方、ベストパートナー という構成

で書かれていますが、最後の”ベストパートナー”という項目について、あくまで著者の主観で書かれてるようにも思えます。私は地球グループの者ですが、読んでいて一瞬首をかしげるような?箇所があります。

結論から言うと、”鵜呑みにせず自分の合っていると思うキャラクターをペストパートナー”と考えた方が、よいかもしれない、ということになります。(特に地球 太陽 の方は。著者が月であるので。) 大切なせっかくの出会いを、本を読んだばかりに無駄にしないためにも。批判するつもりはないのですが、信じることは、自己の可能性を潰してしまうことがある、と思い書かせていただきます。
その他、他の方のレビューの通りコンパクトに良くまとまっていて良い本だと思います。(695円にしては、安い!! 地球グループ 子守熊より)




華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 蔵書の整理を余儀なくされ、迷った挙句、本書と「図南の翼」だけを残した。
 十二国記の世界は、一種の理想郷だ。まず他国に攻め込むと、理由がいかに正しかろうと、王とその補佐たる麒麟は命を落とす。これなら対外戦争は起こらない。王は世襲ではなく、麒麟に「王たる適性がある」と選ばれた者が王座につくが、王としての道を誤る傾向を見せると、麒麟みずからが病んで警告を発する。まさに理想の世界だ。
 子どもは、天に持つ資格があると認められた夫婦にだけ授かり、それも木に実る。だから親に「うんでもらった」ではなく「もいでもらった」なのだ。当然、虐待はない。ただ、王が道を誤って不在となると国じゅうに妖魔がはびこり、親を亡くす子どもは出てくるので、決して生きていくのに楽な世界ではない。このあたりの容赦のなさが大好きだ。
 シリーズ唯一の短編集である本書は、そんな世界観を余すところなく描き出した傑作選。どの話も面白くて、どこか哀しい。




華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

四つの短編集です。
才の話以外はリアルタイムなんだけど、場所とスポットを当てられた人物が違っているため本編とはまったく違う雰囲気の作品になっています。
本編が新幹線の駅に例えると短編はローカル線の駅みたいなかんじ。
これまで作り上げてきた世界が形になっているから短編が生きてくるんだと思う。
一番心に残ったのは「華胥」でした。
たとえ抱いている理想が正しいものであったとしても、実現できるとは限らない。
本人の能力という厳しい現実が存在すると共に言い訳の効かない世界が描かれていた。
人の弱さと脆さを垣間見た気がしました。
しかし止まってしまった本編はいつ動き出すのでしょうね。




風の海 迷宮の岸―十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

シリーズ一作目「月の影 影の海」とは舞台となる国が異なっており、時間軸も少し遡ります。今回の舞台は「戴」。いかに麒麟が王を選ぶのかがテーマとなっています。

 麒麟は普通、十二国外の世界の中心、奉山というところで生まれ育つのですが、今回の主人公の少年、高里要は卵のときに、前回の主人公陽子とほぼ同じ時代の現代日本に流されてしまい現代日本で育ちます。奉山で育つと、麒麟の能力を自然の獲得していくようなのですが、現代日本で育っているために彼は麒麟の姿になることも、外敵から身を守る自身の指令(妖魔)を持つこともなく、とても危うい存在です。再び奉山に帰還した後、「王を選ぶ」ことを当然のように求められるのですが、そもそも「麒麟」であることも自信がない彼…。彼が「麒麟」になる過程は、わたしはこの本の中で一番好きな部分です。家庭教師である景麒(のちの陽子の麒麟)の不器用な家庭教師ぶりが良くて。とにかく一生懸命な主人公がかわいいので、「月の影 影の海」のハードさの後の癒しになります。最後の「試し」もドラマティックですし♪けれど戴国はシリーズ後半に至るまで、ほとんど謎の荒れた国として登場するので、それを思うと、彼が王を選ぶ過程が切なくなってしまいますが…。





風の万里 黎明の空(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いままでの自分を振り返ることのできた鈴と祥瓊。
何が間違っていたのか。
何をすべきか。

そして、陽子、鈴、祥瓊の3つの物語は繋がりひとつの方向へと向かう。

上巻は350ページ近く。
下巻は370ページ。

下巻の中盤からさらに展開は面白くなっていく。
クライマックスも、十分読み応えあり。
祥瓊もかっこいいけど、陽子がかっこいい!

読み終わった後、とても気持ちがよくって、
よし、がんばろうって、思う。




風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

陽子の治める慶に話が戻ってきました。
戴冠したものの、いまだに異世界の仕組みになじめていない陽子は腐敗した官僚制度の中で孤立し泥沼にはまっていた。
それを自覚して打開するために市井の生活に降りてしまう。
一方芳では父王を討たれ農村に追われた公主が周りを恨みながら生きていた。
そして百年以上前に流されてきた海客の少女もまた、主となった女仙のもとで卑屈な生活を送っていた。
その三人が他人の道と交差しながら自分の道を切り開いていく様子が微笑ましく描かれている。
当初は引っ込み思案だった女子高生の陽子があまりにも少年っぽく変貌してしまったのが不思議だけど、まあ年齢的にそんな時期でもあるしね。
三人の道が交わり、お互いに成長しつつまた新しい歴史が刻まれていくのでしょう。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ