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和書 492410 (27)



1303号室 (河出文庫 お 6-2)
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

湘南の海を臨むマンション。その最上階1303号室に越してきた若い女性が次々と引っ越し後数日の間にことごとくベランダから飛び降りて死ぬ。

「その時−臭いがした。肉のような何かが腐って溶けて、どろどろになって崩れていく時のような…不吉で、不気味で、忌まわしい臭い。あの部屋にいると、みんなみんな、死ぬんです。」

本書はホラー映画『呪怨』シリーズの原作者、大石圭の純粋ホラー小説である。

著者のあとがきによると「『生きている人間がいちばん怖い』という主張のもとで、これまで意識的に避けてきた『死者を主人公にした』初めてのオカルト小説」で、「世界最恐---を目指し、心の底に溜まっていたすべてのものを吐き出した、現時点で考えうる恐怖の集大成」だそうだ。

私はサスペンスやサイコものは別として、本書のような純粋なホラー小説はあまり読まないのでよく分からないが、本書はそれほどグロテスクではないものの、登場人物たちの恐怖の表現や、主人公の心理描写(独白)が直截的で、読んでいてじわじわ心の底から恐怖がこみ上げてくるという感じがなく、著者が意図したような「怖くて夜中にトイレに行けない」「この本のある部屋では眠りたくない」というほどの怖さは感じなかった。





13のエロチカ (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 男性の性は時空を越えて飛翔しているように見えても、実は卑小な想像力の表層に由来しますが、女性の性は身体の奥深くで異次元とつながっているような気がします。
 でも、それもまた男性が勝手に抱くファンタジーなのかも知れず、実は女性の性もその想像力に由来する部分が小さくはないのでしょう。
 坂東真砂子さんと言えば、『山妣』『蛇鏡』『死国』『狗神』『桃色浄土』『曼荼羅道』『善魂宿』『蟲』など、日本の土俗的な舞台を巧みに設定し、その中で抑圧されつつも昇華されていく性と生を描いた作品の数々で知られています。
 そうした作品群と並べると、現代的な舞台設定の中で展開する本書は少し異色で、ここに収録されているのは、自分の身体の奥底から湧き起こってくる性に戸惑いつつも受け容れていく若い女性たちについての13個の物語です。
 でも、よく読むと土俗的な脚色を利用した坂東さんの主だった作品群とも通底する部分が多く、逆に舞台設定における仕掛けが少ない分だけハッキリと、坂東さんの主題がよく見えるような気がします。




13のダイヤモンド (ハヤカワ ポケット ミステリ)
販売元: 早川書房

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英国ハーパー・コリンズ社のミステリ双書、クライム・クラブの創刊60周年を記念して、1990年に編纂された全編書き下ろしの短編集。収録作品は以下の通り。

ロバート・バーナード「ぶらさがっている男」、グウェンドリン・バトラー「昼食をとる女たち」、サラ・コードウェル「コリンズ氏を知っているか?」、エリザベス・フェラーズ「犯人逮捕」、アンシア・フレイザー「ネメシス」、レジナルド・ヒル「洋上の聖餐」、シャーロット・マクラウド「甘い罠」、ジョン・マルカム「溜池(システルナ)」、パトリシア・モイーズ「すべてを持っていた男」、マイクル・ピアス「マムール・ザプトと鳩の家」、マイク・リプリー「消えたディーゼル」、マーティン・ラッセル「ダイヤと真珠」、エリック・ライト「瓜ふたつ」。

書き下ろしなので、つまり傑作を選んだものではないので、あまり期待していなかったのだが、ものすごくおもしろかった。どの作者も、この企画に全力を傾注したのがうかがえる。レベルがとても高いうえに、1つ1つの話がとても個性的。”ダイヤモンド”というタイトルも、全然看板倒れではない。ただし、かなり刺激の強い、辛口の話が多いので(特に前半)、苦手な人はご注意を。





13のラブ・ソング (角川文庫)
販売元: 角川書店

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13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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13の超小説(スーパー・フィクション) (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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13は殺人(ころし)の数字 (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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13カ国いうたらあかんディクショナリィ―言ってはいけないことばの本 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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スペイン語圏に在住しているため、この本は楽しめた。
ええー! しまった、これ、意味を知らずに言ってたよー!
というのもあり、一人で読みながら赤面。
雑学の一つとして読んでみてもおもしろいし、語学の勉強をしている人はぜひ一度読んでほしい。
「タブー語」は言葉を知る上で避けて通れない。国外に住むならなおさら。何より、知っていればいざというとき捨て台詞に使って相手をびっくりさせられる(笑)
普通の辞書では味わえない言葉たちを、どうぞご覧あれ。
だけど、間違ってもその国の人相手に実践に移さないように(笑)




13デイズ (角川文庫)
販売元: 角川書店

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映画「13デイズ」とそれを活字化した本書は、キューバ危機の本質的な枠組みをしっかり提示する一方、細部ではいろいろ演出をほどこしているようだ。たとえば、「あなたはひどい苦境に追い込まれているんです」と言うルメイ空軍司令官に対して、大統領が、「きみは気づいていないかもしれないが、きみ自身もわたしと一緒にそのなかにいるんだぞ」と切り返す場面がある(p.80)が、当時司法長官だったロバート・ケネディの回想録 Thirteen Days では、General David M. Shoup, Commandant of the Marine Corps, summed up everyone's feelings. "You are in a pretty bad fix, Mr. President." The President answered quickly, "You are in it with me." Everyone laughed, and, with no final decision, the meeting adjorned." (ノートン版 p.29)と描かれている。映画では、発言者の数を整理し、物語の流れにメリハリを持たせようとしたのかもしれないが、ルメイ将軍が空爆強行派でこの場にいたことが事実であっても、映画や本書でのこの描写はやはりフィクションと言わざるをえないのではないだろうか。史実自体が劇的なだけに、逆に本書のすべてが事実と鵜呑みにはできないことも心しておきたい。阿南東也氏のすぐれた解説は、近年明らかにされたさまざまな資料をもとに、映画と事実との間の橋渡しをしてくれている。なお阿南氏は、ロバート・ケネディの回想録が、ソレンセン(大統領のスピーチライターも務めた補佐官)によって手が加えられていたことに言及しているが、それによって彼の回想録の価値がすべて失われてしまうわけではない。映画や本書でキューバ危機に興味を持たれた方には一読をおすすめしたい。ケネディ大統領自身が秘密裏に録音していた一連の会議の内容を活字に起こした The Kennedy Tapes (Harvard University Press)を読む前の肩ならしとしても最適だ。




13人の危ない男たち―仕事・恋愛・熱き心を語る (小学館文庫)
販売元: 小学館

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