戻る

前ページ   次ページ

和書 492410 (278)



ISON―イソン (富士見ファンタジア文庫)
販売元: 富士見書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

アクションを小説の文章で表すのはのはなかなか大変なものです。それだったら映像のともなうアニメや漫画の方が迫力を伝え易いからです。ライトノベルの場合はイラストもつきますが、それでもやはりあくまでも文章が中心ですから。
『ISON―イソン』の特色はアクションシーンです。主人公トーヤは銃で、相棒ティファは体術で暴れます。迫力あります。
全体的に見ても、キャラクターの設定、タイトルにもなっているイソンの設定など、すっきりしているけど良くできていると思います。悪いわけではないのですが、どうしても重心がアクション描写にあるので、さほど目立ちはしなかったですね。

アクションが良ければ心理描写に物足りなさを感じるのは贅沢というものでしょうか。本作でも、もっとトーヤとティファの間の感情を描いてほしかったですね。別に、判で押したような恋愛関係にさせてほしいわけではありませんが、相棒であるからには様々は感情が生まれては去って行くことでしょうし。
あ、でも続編も出ているし、そういう部分は今後のお楽しみ、ということでいいでしょうか。




“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この本を見ていて段々胸が痛くなり、あまりどんどん先が読みたくなるというものではありませんが、もしこれが本当の実話だとしたら大変悲しいことではあります。

しかし読んでいていくつか疑問に思ったこともあり、母親に食べ物を一切口にさせてもらえなかったり、お風呂場で有毒ガスを発生させられたり、包丁で誤ったとはいえ刺されたりと、はっきり言って普通なら絶対もう死んでそうなシチュエーションがかなり多いのですが、本当にそこまでやられていたのかな?ちょっと文庫化するにあたって若干大げさに書いたりとかしてるのではないか?とも思ってしまいました(それとも私の感覚がひどいだけなのか?)

後半は母親をいかに出し抜くかといったとこまで頭が回るようになったタイガーですが、そこまで賢いなら、別の大人に助けを求めるとかもうちょっとそういったところに考えをもっていけなかったのかともどかしくもある。

もし私がこの虐待を受けている当事者だったら家には帰らず、どこかのホームレスになったりとか警察にいったりとか、どこかで雇ってもらって仕事をするとか・・・・まだ年齢が小5くらいでそんなこと思いつくかとも思われるでしょうが、読んでるとこの(当時)少年は結構賢く、その頭の良さをもっと自分のために使えばよかったんじゃないか(虐待を受ける度合いを最小限で抑えようという努力はしているが)と読んでいてすごく感じました。




“It”(それ)と呼ばれた子 青春編 (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

これまでに出てきたエピソードと重複している部分もありますが、そのような部分もより詳しく書かれています。ここに書かれている期間は彼の人生の中ではほんの短い数年に過ぎないのに、その時期だけをテーマにして一冊の独立した本にしたこと、それだけでもドインスムア通りで過ごしたこの短い時間が彼にとってどれほど貴重な思い出だったかがわかります。

以前別の本で「男の子を育てる際には父親か、父親に代わって導いてくれる男の存在が必要だ」というような内容を読んだことがありますが、この本を読んで改めてその通りなんだなあと思わされました。もちろん母親の愛情は必須ですが、それに加えて少年を大人の男に導いていくには人生の先輩として指針を示してくれる大人の男が必要なのだと思います。

悲惨な境遇から抜け出してもまだ人生の方向性も決まっていない若い作者を導くドインスムア通りのマーシュ「軍曹」、ダン・ブレイゼルの存在、そしてもちろんこの本の一番重要なポイントとして、作者が生まれて初めて得た親友、デイヴィッド(作者と同じ名前なので彼とはお互い苗字で呼んでいたようですが)とポールとのやんちゃながらも楽しい日々が綴られたこの本は、幼少期を虐待という恐怖の中で過ごさなければならなかった作者が再び少年時代をやり直すことのできた貴重な時間を描いています。

最悪な家庭に生まれてしまったことは何を持ってしても消せない不運だとは思いますが、この通りに住むことができたのはその後の作者の人生にとって非常に幸運なことのではないでしょうか。このような地域コミュニティは今は日本でもアメリカでもどんどん減っていますが、地域・社会全体で子供を育てることは虐待を減らすことにも通じるのではないかと思います。少なくとも異変には気付きやすいでしょうし。核家族化が進み、近所の人との交流も減り、コミュニケーションがどんどんデジタル化されている現在、ドインスムア通りの人々の暖かさは羨ましくも思えました。




“It”(それ)と呼ばれた子―これから大人になる君たちへ (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

思わず涙を流しました。
『憎しみは君自信を滅ぼす』『自己責任』『きみをこづく指を逆にたどってみよう』など、デイブが送るアドバイスに感銘を受けました。
もうすぐ社会人になる私にも非常に強い味方になる一冊だと思いました。

最近小中学生によるいじめといじめを苦にした自殺が社会問題になっていますが、いじめる側もいじめられる側もこの著書を読めば、勇気を持てると思います。

是非ともこの一冊を読んでください!!





“It”(それ)と呼ばれた子―完結編さよなら“It” (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

幼少期の虐待、少年〜青年期の里子生活、紆余曲折の人生を経て正にハッピーエンド(終わっちゃいないけど)と言っても過言ではない満ち足りた人生を送るようになった作者の3部作最終巻です。自分の経験を子供たちのために生かそうという作者の奮闘ぶりは本当に頭が下がるし、最愛の息子と素晴らしいパートナーを得た作者の今の生活には「本当に生きててよかったね」と言ってあげたいです。

ただ少し意地悪な見方をすれば、彼が「虐待の連鎖」に陥らなかったのは母親の虐待が連鎖させるにはあまりにも常軌を逸したものだったからかもしれません。語弊がありますが「子供を殴る蹴る」程度の虐待の方がかえって簡単にできることだけに連鎖しやすいのかもと思えてしまいました。そういうことをしている親でもさすがに刺すとか焼くとかアンモニアや洗剤を飲ませるなんてことまではできないと思うんですよね。

また彼が出張の多い父親であったこともよかったのかもしれません。夫が不在がちで近くに頼れる実家もなく24時間365日子供と向き合わなければならない母親(核家族化が進む現在はこういうケースは多いでしょう)であったら連鎖の可能性も高まったでしょう。
作者の母親は酒飲みで不在がちな夫を持ちながら5人の子供の面倒を見なければならなかったわけで、育児ストレスは相当なものだったと思います。そうはいっても母親のしたことは到底正当化できませんが、虐待の連鎖を生むのは本人の資質や考え方だけではなく、そのような環境も大きく影響していると思います。もちろんあれだけの境遇を乗り越えた作者ですから、彼だったらどんな状況でも子供を虐待するようなことにはならなかったかもしれませんが。




“It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

虐待関係の本ではどんな切り口から見ても一番だと思います。
時系列にもブレがなく、翻訳本に感じがちな微妙な違和感もありません。
壮絶な虐待を経験していながら、虐待に関わった人を恨む事なく、虐待の連鎖を繰り返す事なく今を生きる著者の強さに感銘を受けます。
何冊も続編的に出ているので、「ペルザー家 虐待の連鎖」まで含めて最後まで読むのを勧めます。
それでやっと救われる気持ちになれると思います。





“It”(それ)と呼ばれた子―指南編 許す勇気を生きる力に変えて (ヴィレッジブックス)
販売元: ソニーマガジンズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

つくづく精神性の極みに達された方は、共通の心を持っているんだなと
納得させられました。それは宗教心です。
汝の敵を愛せよ、肯定心、責任は自分にある、、、、、、、、
これらは、壮絶な逆境の中にいる人にとって全て必要な心です。


ただ著者が家庭の歪みから犯罪を犯した人と逆に歪みをバネに活用して成功した人とを
対比させて犯罪者を否定的に見て、社会の犠牲者なんかじゃないといっている
ところがありましたが、ここは間違いだと思います。
やはり、犯罪を犯す人にはそうなるべくしてなる理由があるのです。
また、悲惨な境遇に生まれながらもまわりの素晴らしい人間に出会い、
非行から手を洗って、成功する人間もそうなるべくしてなっている。そういう人物に出会えない場合もある。
運命とでもいいましょうか。

幼児期の虐待はパーソナリティ障害などの心の病を作る決定的なリスクファクターに
なります。しかし、かといって虐待されても健全に育つ人もいます。
そう考えると著者の方も素質的に恵まれている面があると思いました。
 「成功者は努力したからだ、失敗したものは怠けたからだ」などのアメリカを象徴する考えはどうも私には受け入れられませんでした。




“It”と呼ばれた子 - A Child Called It【講談社英語文庫】
販売元: 講談社インターナショナル

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

当方TOEIC650点程度の英語力で、英語の勉強のために読み始めました。

比較的薄めの文庫本だし、巻末には熟語や慣用表現などの説明が付いているので、持ち歩いて電車内などで読む分にも都合がよいです(辞書を持ち歩かなくても結構大丈夫です)。

しかも何よりよかったのは、語学の勉強うんぬんを除いても、本として内容が濃く、読み始めたら引き込まれて、途中で挫折せずに最後まで読めたことです。
洋書は勉強になると思って買っても、面倒くさくなったりつまらなくなったりで挫折することがわたしにはしばしばあるのですが、これは投げ出さずに済みました。

この本の内容の良さは、日本語版のほうのレビューで多くの人に支持されていることからもうかがえます。
幼い頃に虐待にあった作者の実体験をつづったものということで、読む人の心に強く訴えてくるものがあります。




IT〈1〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

モダンホラーの最高傑作。
「IT」は最初ドラマで知りました。
そのドラマに出てくるピエロが子供心に強烈なトラウマを刻んでくれたんですが、原作は主人公たちの少年時代のエピソードと成長してからの生活の対比などがさらに詳細に描写されてます。
キングは本当文章が上手い。こんな比喩や表現があったのか!と目からぽろぽろ鱗が落ちます。心理描写も秀逸。軽やかなユーモアを交えた筆致が深層にひそむ恐怖をじわじわ炙り出します。
ピエロの不気味な存在感は勿論なんですが、本書一番の見所はやはり郷愁誘う少年時代の夏休みの描写。大人に秘密の河原の隠れ家、映画館でやりたい放題のいじめっ子、淡い初恋、吃音癖もちの頼れるリーダー、はみだしっ子たちの集まり、初めて吸う煙草の味……
読んでて胸がきゅんとするほど懐かしい。
ああ、友達っていいなあ、仲間っていいなあと思います。
子供たちの日常が光に溢れているからこそ、デリーの裏にひそむ悪意の脅威も際立つ。
煙穴の場面と最後のチュードの儀式の場面は過去と現在が交錯しサスペンスを盛り上げる。
人の恐怖に付け込みさまざまに形をかえるITの正体とは?
六人は二十七年の歳月をこえてITと決着をつけることができるのか?




IT〈2〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

モダンホラーの最高傑作。
「IT」は最初ドラマで知りました。
そのドラマに出てくるピエロが子供心に強烈なトラウマを刻んでくれたんですが、原作は主人公たちの少年時代のエピソードと成長してからの生活の対比などがさらに詳細に描写されてます。
キングは本当文章が上手い。こんな比喩や表現があったのか!と目からぽろぽろ鱗が落ちます。心理描写も秀逸。軽やかなユーモアを交えた筆致が深層にひそむ恐怖をじわじわ炙り出します。
ピエロの不気味な存在感は勿論なんですが、本書一番の見所はやはり郷愁誘う少年時代の夏休みの描写。大人に秘密の河原の隠れ家、映画館でやりたい放題のいじめっ子、淡い初恋、吃音癖もちの頼れるリーダー、はみだしっ子たちの集まり、初めて吸う煙草の味……
読んでて胸がきゅんとするほど懐かしい。
ああ、友達っていいなあ、仲間っていいなあと思います。
子供たちの日常が光に溢れているからこそ、デリーの裏にひそむ悪意の脅威も際立つ。
煙穴の場面と最後のチュードの儀式の場面は過去と現在が交錯しサスペンスを盛り上げる。
人の恐怖に付け込みさまざまに形をかえるITの正体とは?
六人は二十七年の歳月をこえてITと決着をつけることができるのか?


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ