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和書 492410 (280)



IT革命 根拠なき熱狂 (講談社プラスアルファ新書)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

長く気にしていながら、ありきたりのIT批判の書かと思い手に取ることを躊躇っていた本。しかし本書は読む価値のある本だ。

多くの IT関連会社/IT投資を行った会社が既に気付いているだろうが、IT投資によって業務効率が向上して、その効率化が「業績」に繋がった実例はほとんどない(少なくともこれまでのやり方では)。むしろIT投資により「システム化」の呪縛から逃れられなくなり、無理な業務フロー「改悪」や、無駄な「追加投資」を強いられているところが多いのだ。

本書はこの点を鋭く指摘し、「IT投資=業務効率改善の魔法の杖」とする考え方を戒めているのだ。これからIT投資を行おうとしている企業においては、まず本書を読み、「IT投資」が事業にもたらすリスクを熟考すべきかもしれない。

惜しむらくは本書の7章及び8章は付け足しの感じが拭えない。深い洞察が見られず、あちこちで指摘される批判の表層をなぞったような感じになっている。そしてそのことによって、本書全体の説得力や迫力が薄められてしまっているのだ。もちろんこのことが前半部の価値を貶めるものではないが、本全体の評価としてはやや評点を下げることに繋がった。




IT革命―ネット社会のゆくえ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 ITを通じて今後引き起こされるであろう事象を社会学、建築学などの観点も踏まえ、大胆に予測した野心作ではあるが、失敗に終わったように見える。
 全体で5部構成となっているが、3章までのITの本質や、その進展による影響の分析の的確さに比べ、4章以降の考察は、論点の飛躍が大きく、また議論も整理できていない。
 以下、章ごとに概要をまとめると。
 第1章の「IT革命とは何か」で、ITの本質、すなわち、情報流の双方向性、情報と通信の融合等により、これまでの工業化社会の中で築かれてきた秩序やルールは大きく変わる可能性があること。
 第2章の「今何が起きているか」、第3章の「メディアビッグバンで変わる」では、現状及び今後進展するであろう事象をわかりやすく紹介している。
 第4章では、ネット社会では、互酬経済の発展の可能性もあることから、こうしたネットのプラスの面を引き伸ばしていく施策が求められるとした上で、第5章の「情報都市をめざして」で、その解決を目指す居住都市ー情報流と物流の乖離を抑えるため、物理的な空間の縮小を図るー2次元的に拡がる都市空間から3次元的な立体空間への変革を目指す超高層都市を提言するのである。

 これは第4章の互酬経済が発展する可能性と、リアルとバーチャルな空間の統合によって生まれてくる新たなパラダイムから話が展開されるのであるが、一番大きな問題点は、バーチャルな空間で共通のテーマを持ったオンライン共同体に集まる人たちと、リアルな居住空間に住む人たちとの整合性が図られていないことである。著書は、ある特定のテーマで集まった人たちだけで、新しい共同体を構成せよというのか。

 そうではなく、共同体について、実社会の様々な要素を包含する必要性のあることを認めるというのならば、一つのテーマから、自らの生存を賭けることのできる共同体へといかに発展させていくのかについての議論こそが枢要であるといわざるを得ない。

 誰もがITの恩恵を享受できる社会を目指すには、確かに超高層な社会というのは、インフラ構築上、一つの解決策であるが、リアルとバーチャルの統合という視点から引き出すには、枢要な論点がかけているように見える。 




「IT革命」煽動者に糾す (小学館文庫)
販売元: 小学館

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IT革命が2時間でわかる本―電車の中でお勉強シリーズ (KAWADE夢文庫)
販売元: 河出書房新社

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IX(ノウェム) (電撃文庫)
販売元: メディアワークス

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 世界観は決して僕の好みではないのだが、戦闘シーンなどは失踪感溢れて非常に読み応えがあり、著者の力量の高さがうかがえる一作。
 最大の欠点は短すぎること。二百ページくらいで書いてあり、おまけに改行しまくりなのですぐに読み終わってしまう。
 プロローグといった印象でしかなく、明らかな伏線がたくさんありながらも全く解決されないまま終わる。果たして続編は出るのだろうか?




I’s-アイズ- (1) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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 現在も非常に難しい病気として、また近年やっと公けに取り上げられるようになってきた虐待との関連について、話題を提供している多重人格障害をテーマにした、力作である。
 
 作者は青春ものを描かせれば「生徒諸君」でお馴染みの絵柄で、読者を魅了する。今回はそれぞれの立場の人間の苦悩が、非常に社会的な視点を重視して描かれている。ヒロイン、その義兄、虐待者としての両親、その夫婦関係、成長と共に交友関係、医者、弁護士等々、それぞれの立場も踏み込んで描かれており、限られた紙数で迫力ある内容を盛り込んである。

 興味本位では無く、自分がこの事例を取り扱うのであればどうだろうか、という眼で見ると、いっそう意味深い、漫画だからといって侮れない問題提起を持つ作品である。




I’s-アイズ- (2) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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Iの描きかた (角川ルビー文庫)
販売元: 角川書店

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iバイオテクノロジーからの発想―進化する技術文明 (PHP新書)
販売元: PHP研究所

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 書名通り、バイオテクノロジーという観点から現代のITを中心とした先進技術を考察する形で議論が進められている。バイオテクノロジーとiモードなど各種IT技術の関係性を論じるなど著者の視点は斬新であるが、いずれにしてもかなり強引な議論の導き方をしている。具体例に乏しく根拠が欠けているからか、著者の「バイオテクノロジーとITは今後相互依存を強める」という主張には説得力がなかったように感じる。




iモード「仕事」活用術 (宝島社新書)
販売元: 宝島社

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