和書 492412 (287)

愛ってなに (新潮文庫 や 7-6)

愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)

サガンの小説も好きですが、この回答集を読んだら更に好きになりました。
女性としても作家としてもかっこいいです。
大人になりたくない、というのが彼女の有名なセリフですが、しっかり大人だと思います。さすがはフランス女。
恋愛について、生き方について、人生や孤独について。
愛とは闘いでもあり、しかし、諦めの混ざったような暖かいものでもある。
男性とは大きな子馬のようなもの・・・・。

続編インタビュー集「愛という名の孤独」を併読されると年月を経た後のサガンの考えが解ります。
これはもうちょっと若い頃のインタビュー編集本です。
でもこれはこれでかっこいい。個人的には本書のほうが印象深かった。

なお、原題を直訳するとタイトルは「回答」だそうですが、その素っ気無さのほうが邦題よりは個人的には好みだったりします。
サガンらしく潔いような気がして。私のイメージ的には。
でも日本語で「回答」って本のタイトルとしては確かにイマイチですものね。

また売り出してくれないかしらん。

愛と人生をめぐる断想―360のアフォリズム

愛に生きる―古典の中の女たち (角川文庫 緑 372-3)

愛に遠くあれど (講談社文庫 み 6-2)

愛にはじまる (中公文庫 A 22)

愛の重さ (ハヤカワ文庫 NV 43)

愛の終りの時 (新潮文庫 い 2-20)

愛の風見鳥 (集英社文庫 75-A)

愛のかたち (集英社文庫 85-Q)