戻る

前ページ   次ページ

和書 492412 (323)



青山物語1971 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1971年4月、愛知の大学を卒業した平岡義彦は、小説を書くためには東京に出なければダメだ、という思い込みのもと、叔父のコネでどうにか、若者文化を研究しレポートを出す、青山の小さな企画調査会社、フィールドに入社する・・・。

小説を書きたい、という夢を持ちながらも、仕事と東京に翻弄される毎日。そんな主人公の葛藤がユーモアたっぷりに描かれている、著者の自伝的小説。主人公の悩みながらも、将来を切り開いていく姿を見るにしたがって、何となくこちらも元気が出てくる、そんな小説です。清水義範と言えばパロディ・タッチのパスティーシュが有名ですが、そうではなくて、わりと真剣な趣きの作品。




青山物語1979―郷愁 完結編 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

清水氏による自伝的小説シリーズ「青山物語」最終巻。書く時間が欲しい、上京してはや8年、若者文化研究所フィールドのナンバー2の座にまで登りつめた義彦は、正社員から嘱託になる。義彦にもフィールドにも転機が訪れようとしていた・・・。

清水氏が意図しているかどうか、主人公が人生のステージにあわせて、変化していくところがこのシリーズの良さだと思います。若くて希望に満ちた1971、スランプに落ち込む1974と本書の大きな違いは、主人公が大人になり、現実的になっていることではないでしょうか? 知恵も自信もついて、淡々とトラブルをのりきって行けるようになっています。加えて、8年間の蓄積が何だかんだ言ってものになっていく様子が、素晴らしいです。初心忘れるべからず、石の上にも三年、そんな言葉が浮かびました。作家を目指す人にはぜひ勧めたいシリーズです。




青山物語1974―スニーカーと文庫本 (カッパ・ノベルスハード)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






青山物語1974―スニーカーと文庫本 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

同一作者による自伝的小説「青山物語1971」の続編。小説を書きたい、という夢を抱いて名古屋から上京した義彦。若者文化を研究する小さな研究所、フィールドに入社して早3年、彼は会社の中核を担う人材として活躍をしていたが、最近どうも調子がでない・・・。

小説を書きたいという夢をもちながらも、日常に追われ、焦る主人公の姿が、他人事ではなく迫ってきます。人生のそんな時期を、軽妙に、でもペーソスを込めて描くのは清水氏ならではでしょう。まだまだ大丈夫、というメッセージを受けとりました。ヨレて元気をなくしているときにピッタリの本です。




青列車の謎 (創元推理文庫 (105-17))
販売元: 東京創元社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 高価なルビーを父親から贈られたばかりに、殺されてしまった愛娘。結婚生活は破綻し、夫妻両方に愛人が居る始末。しかし別れられないのは、夫には爵位が巡ってくるということと、妻にはお金があるということ、そして十年も耐えてきた事実。だがそんな娘の不幸を断ち切りたい父親は、娘にルビーを贈ったりあれこれ世話を焼く。それが彼女が殺される原因になるというのに……。
 
 我らがポアロ活躍の、寝台列車(イギリスでこういうのかどうか分からないですけど)での殺人。途中でとても魅力的な女性が出てきて素敵です。クリスティの作品の中には、なんだかエキセントリックだったりするけれど、妙に魅力のある女性が多いですね。

 さてさて、犯人の予想をしながら読むとかなり面白いです。特に、当たった時が快感な作品だと思いますよ! 




青列車の秘密 (クリスティ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 この作品の見所は、なんといっても恋愛模様だと思います。金持ちの妻に見下される夫でしかないデリク・ケタリングが真の愛に目覚めていく様がおもしろい!!っというか、この作品で私が一番好きなのが、予期せぬ遺産を相続した田舎娘キャサリン・グレー。彼女が登場した時、私はおもわず彼女が犯人ではないかと思いました。豪奢な被害者に嫉妬した故の犯行かと…

 アガサの作品は、トリックを解く事も楽しいですが、作品の随所に描かれている様々な恋愛模様を見るのも楽しみの一つです。





青列車の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-64))
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ポワロ作品の中でも長編の部類に入る小説で『火の心』と呼ばれている宝石を巡って事件が展開します。

 もし、この小説のヒロインを強いてあげるならキャザリン・グレイという女性でしょう。作中で彼女は「ドラマチックな変化がほしい、しかしそれは自分にではない。傍観者でもいいから興奮するような事件のまっただ中に入ってみたい」と語っています。ですが、彼女は被害者に出会い、ポワロに出会い、犯人にも出会っていくのです。

 事件に関わっていきながら、それでもキャザリンは傍観者であったと私は考えますが、皆さんはどうでしょうか?




青列車殺人事件
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

娘に高価なルビーを贈ったことで、娘を殺されてしまう億万長者。殺したのは娘婿? それとも愛人? 偶然列車に乗り合わせたポアロの活躍が光ります。
最初にまず、登場人物の中でこいつが犯人だ!とあたりをつけてから読みましょう。最後に答え合わせをして、当たっていたらすごく気持ちがいい、意外性のある犯人です。






青列車の謎
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






赤と黒〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

様々なテーマを扱った作品ではありますが、物語が十分な長さを持っており、かつくどいほどの心情描写によって展開されていくので、誰でも簡単に主人公ジュリアンの世界観・恋愛観にどっぷり浸ることができます。
そういう意味では安心して読める名作だと思います。
やはり長い間読み継がれる作品というのは、読者を虜にする力を持っています。

もちろん内容は恋愛に限らず、当時のフランスにおける階級社会内での立志伝的要素、さらには読者に対する思想的な呼びかけまで含む盛りだくさんのものとなっていますが、そうは言ってもやはりフランス文学、主人公のジュリアン・ソレルと2人の女性を巡って繰り広げられる恋愛劇こそがこの作品のメインディッシュでしょう。

「生きた、書いた、愛した」という墓碑銘を残したことでも有名なスタンダール。(フランス人の鑑ですね)
ぜひ本作品でその哲学の神髄を味わい尽くしましょう。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ