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和書 492412 (396)



日本剣客伝 5 (5) (朝日文庫 に 1-5)
販売元: 朝日新聞社出版局

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氷点 上 (1) (朝日文庫 み 1-1)
販売元: 朝日新聞社出版局

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三浦綾子さんの作品はどれも好きですが、この「氷点」は特におすすめです。私自身、何度読んだかわからないくらい読み返しています。
この作品は「原罪」とは何かをテーマにしているが、人はほんとうに罪深い生き物だと思った。
夏枝はエゴの塊のような人物ですが、実際は誰もが彼女のような一面を持っているのかなと思いました。
陽子が北原さんに淡い恋心を抱き、それを陰から見守る徹が切ないです。




天北原野 下  朝日文庫 み 1-10
販売元: 朝日新聞社出版局

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海嶺 上 (1) (朝日文庫 み 1-11)
販売元: 朝日新聞社出版局

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ストーリーが起伏に富み、夢中で読みました。小説として面白いのはもちろんですが、史実に基づいた物語で、「そんなことがあったの!」とその事実の意外さにも心を打たれました。江戸時代に、船が漂流してインディアンの村にたどり着き、そこからイギリスやマカオに渡った日本人がいたとは。また史実や当時の航海技術なども詳細にリサーチされていることが感じられ、それがこの小説をさらに説得力あるものにしています。

描写が非常に具体的で分かりやすく、映画を観ている様な面白さがありました。例えば船が嵐に遭う場面には、映画「白い嵐」を連想しましたが、それ以上にドラマチックな展開でした。船に打ち付ける暴風雨、木の葉の様に頼りなく翻弄される船、汲んでも汲んでもあふれる水、飛び交う怒声。その中で船乗り達は、帆柱を切ることを主張するが、主人公の岩松だけは、ひとりそれに反対する・・・。この場面を読んで、この本を最後まで読まない人なんているんでしょうか?

また登場人物、なかでも主人公のひとり、岩松が非常に魅力的です。三浦綾子さんの小説の男性の主人公は、優等生タイプが多いのですが、この岩松はちょっと不良っぽい孤独で寡黙なヒーローです。身勝手にみえた彼ですが、物語が進むにつれて、彼の冷静な判断力、勇気、誠実さ、人間的な強さが際立って来ます。どこに行っても女が放っておかないのに、日本に残して来た妻をひたすらに想っているのもかっこいい・・・。

何よりも、困難と闘う人間の姿に勇気づけられました。世界をさすらう主人公達が、困難の中で次第にキリスト教に心を開き、それが最後の岩松の言葉に結実します。

創作後記として、下巻の最後に登場人物のその後が書かれています。「ほおっー」とため息をついてしまいそうです。「事実は小説よりも奇なり」。小説の感想の最後ですが、人間の想像力を超える事実に、この言葉を使いたいと思います。




海嶺 中 (2) (朝日文庫 み 1-12)
販売元: 朝日新聞社出版局

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海嶺 下  朝日文庫 み 1-13
販売元: 朝日新聞社出版局

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氷点 下  朝日文庫 み 1-2
販売元: 朝日新聞社出版局

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三浦綾子さんの作品はどれも好きですが、この「氷点」は特におすすめです。私自身、何度読んだかわからないくらい読み返しています。
この作品は「原罪」とは何かをテーマにしているが、人はほんとうに罪深い生き物だと思った。
夏枝はエゴの塊のような人物ですが、実際は誰もが彼女のような一面を持っているのかなと思いました。
陽子が北原さんに淡い恋心を抱き、それを陰から見守る徹が切ないです。




氷点 続下 (2) (朝日文庫 み 1-4)
販売元: 朝日新聞社出版局

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ちょっと古めの話し(40年前の人気小説?)ですが今でも十分楽しめました。
小説の中を通っている寒さと静かさが北海道の景色によく似合っていると思いました。




積木の箱 上 (1) (朝日文庫 み 1-5)
販売元: 朝日新聞社出版局

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中学3年生の佐々木一郎は、実業家の父親の元で何不自由なく暮らしている少年だった。ところがある日、一郎は姉の奈美恵と父の情事を目撃してしまう。姉として慕っていた女性が、実は父の妾だったことに大きくショックを受けた一郎は、自暴自棄になり、反抗的になっていく。・・・

妾だと知って奈美恵を憎む思いと、心のどこかにまだ残っている奈美恵を慕う気持ちに引き裂かれそうになる一郎の葛藤がリアルに伝わってきました。信じていた家族に裏切られ、正妻と愛人が同居しているというまともでない状況に置かれながら、どんどん荒みきっていく自分をどうしようもできず、もどかしい思い。現実から逃げ出したい一郎の姿に、読んでいて胸が苦しくなりました。旭川に赴任してきた一郎の担任、杉浦先生が何とか一郎の閉ざされた心と向かおうと懸命であったり、雑貨店を経営する久代とその息子の和夫の優しくあたたかい母子関係に一郎が憧れたり、人間の優しい部分も丁寧に描かれています。まさに人間の光と影の部分が浮き彫りにされ、積木のように崩れやすいナイーブな人間の心情が鋭く描かれている作品だと思いました。




積木の箱 下  朝日文庫 み 1-6
販売元: 朝日新聞社出版局

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妻と愛人に苦しみを負わせる父、豪一に激しい怒りと憎しみを抱いた一郎は、父親を困らせることをしようと決意する。そんな一郎の唯一の心のよりどころは、雑貨店を経営する久代とその息子の和夫だった。天真爛漫な和夫の遊び相手をしたり、久代を話をするうちに、一郎は暗い自分の苦しみから解放されていた。担任杉浦の懸命な努力の甲斐あって、クラスにも馴染んできた一郎。だが、そんなある日、一郎は久代親子について衝撃の事実を知ってしまう。・・・

久代親子に抱くあたたかな感情と、自分を誘惑する奈美恵に抱く邪な感情との葛藤に苦悩する一郎。そんな一郎の苦しみを何とか理解したくて必死な杉浦先生。親子、教師と生徒との絆は何か、ということを心に訴えている作品だと思います。作者の三浦綾!さんが教員をされていたこともあり、人間同士として生徒と向かい合おうとする杉浦先生が、実に人間味あふれる人物として描かれています。一郎だけでなく、他のクラスメートも悩みを抱いていたり、中3という人生の岐路に立った若者たちの姿に、共感するものを感じました。


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