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和書 499784 (34)



ひめゆりの塔をめぐる人々の手記 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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他でも書いているが、証言のみで真実ありとすることは法廷においては認められない。
しかしながら法廷ではないし、証言はそれが束になればなるほど真実性を帯びる。
本書においては、ひめゆり部隊(他にも●●部隊という女生徒からなる臨時の看護婦
をやらされた部隊が幾つかあることも知っておいて欲しい)がいかに過酷な中果敢に
看護を行い、日本軍兵士はどのようにして死んでいったのかがわかる。
これらの人々や遺族に国は特別に年金支給等をちゃんとやっているのか非常に
疑問がある。
ひめゆりの塔は、沖縄に行ったら是非とも寄るべき場所である。
もう一ッ箇所は、麻文仁にある沖縄戦の組織抵抗の終わりを告げる、司令官自決の地で
平和公園になっている。
ひめゆりの等には手記が展示されているが、これを全て読む。日本人であれば当然である。
二時間はかかるので、足腰を鍛えておかないときつい。
それから生き残った元ひめゆりの女性たちが各人5分位づつ当時を証言しているFILMを
流しているところがある。不思議なことだが、このブースには余り人がいない。
3人分くらいの証言を見ると皆去ってゆく。よろしくない。このFILMは、3時間近くある。
全部見るべきである。
私も沖縄に遊びに行ったが、これだけのことをする時間が予想もしてなくて、二度目に訪問
してこれらを完了した。
つまり、若者も含めて、遊びに行くとして、この塔を訪れる目的を達成するには丸一日を
余分に設けておくべきだ。
壕が何時から作られ、どれぐらいの広さで、何人収容し、食事はどうしたのか、排泄は
どうしたのか、彼女たちは何をしたのか、よくわかる。
壕の中は真っ暗に近かったという。その中で聞こえる音は何なのか。それは患部に巣くう蛆虫
の蠢く音なのだ・・・。
何としても手記、FILMの完全制覇を勧める。特攻隊員にしても、グアム、サイパン、アッツ、
硫黄島等々の負け戦を闘った者たちも民間人の死者たちも、天皇の命令により、今の日本の
礎となって死んでいった(と現代の我々からはそううしか鎮魂できないだろう。無駄
死にとするか否かは戦後に生きる我々が責任を負ってこの国をどうしてゆくかにかかわる事項で
ある。)のだ。遊びは構わないが、これらに向き合う責任がある。
私はどうしても最後に自決した司令官を許すことはできない。理由は2つ。
ひめゆり学徒を軍に付き従い転戦させながら、ある日突然に解散命令を出したことが一つ。
各員思うままに動けという。どちらの方向に逃げたらいいのか(彼女らは非戦闘員である。)
教えず(伝令により同司令官は状況の大枠は知っていたはずだ)、護衛の部隊もつけない、
そのため各員バラバラに逃げ、行方不明者、米軍に殺されるもの多数が出た。
次に、この男は、あろうことか自決の前にスコッチなどという軍でしか手に入らない洋酒を
飲み切腹し、最後の一兵まで戦うよう今まで言っていたにかかわらず、本人は敵に対し攻撃を
しかけて戦闘において死んだのではないこと、の2点である。
海軍の船が沈むとき、艦長や艦隊司令官は、身体を船に鎖で縛り付け(万一浮かびあって助かれば
不名誉だからだ)、艦と共に死んだのと比べて情けない。
私は特攻と言う命令を出したこと、民間人も巻き込んでの戦闘を可としたこと、その他当時の
内閣および海軍軍令部、陸軍参謀本部の命令に明らかに不合理で許せないものがあり、それらの
者達は責任をとるべきであり、大日本国憲法において統帥権を有している天皇が自決しなかった
ことも許せない。




ひめゆりの少女―十六歳の戦場
販売元: 高文研

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日記をつけていたことにより記憶が蘇り、書き上げた本。
日記が発見されるまで、いかにその記憶を身体機能により抑圧したのか、
またそうでければ生きてゆくことができなかったか、どれほどに
悲惨な状況にあったのか、目の当たりにする本である。

あちこちから上がる学生さんと言う声、そんな中他の重傷者に治療を
優先しなければならず、振り切って走ってゆく彼女達。ひめゆりの塔
を訪れれば再現されているが、左右に上下二段のベッドがあり、それが
壕のずっと奥まで続いている。

麻酔無しの手術の立会い。
まっくらに近い中、聞こえてくる蛆虫の蠢き、狭い通路をとおり、
米軍艦載機の攻撃の合間を縫って用を足し、また飯上げ(食料を取りに
いってくること)をする危険。

死んでいった日本兵には彼女達の姿は母親として写ったのに違いない。
ひめゆりの塔を是非訪問し、死んだ学徒の手記のすべて、生き残りの
元学徒たちが次々に映像に出てきて思い出をはなすビデオの全てを
見てきて欲しい。それをするには丸一日開けておかないと全部見ることは
できない。

余談だが、小林よしのりの沖縄論は取りえない立場の者が書いた著作だが、
よく調べ上げて書いており、一読を勧める。特に本土の者に対して。

我々は沖縄を人身御供として差し出し、米軍に駐留させて、自らは安全な
所にいる。原発も含、またオウム(アレフ)も東京におくべきだ。
オウムに住まわせないのは彼らの人権を侵害する違憲な行為だ。
私は隣に住んでも全く構わない。彼らを生み出したのは我々の社会である。
殺されそうになるのが予めわかった場合は単身でも乗り込んでゆくが、
知らないうちに殺されるようなことがあっても仕方がないと思っている。
この時勢、何時殺されるのかわからないところまで既に来ている。
ただし私の近親者が殺された場合は、全員をこの手で皆殺しにする。

話がそれたが、
米軍基地に反対である。米軍基地を全て返還させ、必要とあれば自衛隊と言う
民主主義と相容れない軍隊ではなく、国民が平等に負う徴兵制をしき、
自衛隊員のうち希望するものは職業軍人とし、残りは災害救助専門の部隊として
編成する。基地がなくなると働き場所がなくなる沖縄県民にはしっかり補償と
雇用の創設を行う。核兵器は使えない兵器なので非核三原則は維持、海外
派兵は国連憲章に基づく国連軍が成立する場合、および人道的に明らかに酷い
虐殺を行っている国への派兵をするべき、と考えている。




ひめゆりの怨念火(いにんび)
販売元: インパクト出版会

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ひょうえの東京
販売元: 日本図書刊行会

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ひよっこ特攻―ハイテク艦隊vs複葉機特攻 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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貴重な記録です。沖縄戦ではありとあらゆる機体をかき集めて陸海軍は特攻攻撃を行いましたが、フロート付の複葉機すなわち、旧式な水上偵察機でも特攻攻撃は行われました。中でも米軍の記録によると主翼が羽布張りなので命中しても海上に上手に着水し、その後、駆逐艦に体当たりをしたという貴重な記録も載っています。お勧めの本です。




ひろしまの夏
販売元: 草の根出版会

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ふぞろいの夏―帝国女子医専学徒たちの銃後
販売元: 光人社

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ふるさとの生活 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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執筆当時は新進の民俗学者であった宮本が主に小学生を対象としてふるさとの生活史とくらしの成り立ち方を描いた読み物。子供向けということもありひらがなが多く、現代の大人には少し読みづらいところもあるが、書かれていることは正に「(当時の)生活のための教科書」といっていいのではないだろうか。
なぜ同じ島の中でも集落によって漁のやり方が異なるのか?なぜ祭りはいつも月の半ばに行うことになっているのか?身近な疑問点から出発してそれらの背後にある「理由」を子供にもわかりやすく解説し、民俗学という学問が「科学」の所産であることを印象付ける一冊。





ふるさとを拓く―若者たちの実践
販売元: 近代文芸社

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へなへな日記
販売元: 毎日新聞社

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時事エッセイではあるけれど、その時々のトップニュースに纏わる話がそれほどには多くないので重苦しく無く読み易い。取り上げられている芸能、映画、本もちょっと変わった視点のものが多くて中野さんらしさを感じます。あと手厳しい意見が多いのだが刺や嫌味が無く素直に受け入れられるような気がする。彼女の人徳によるものか、単に私と思考回路が似ているので共感を覚えるだけなのかは不明。


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