戻る

前ページ   次ページ

和書 499784 (49)



悪魔の飽食 (続) (カッパ・ノベルス―ドキュメントシリーズ)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






悪魔の飽食 (第3部) (角川文庫 (6110))
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は、本書によって731部隊を有名なものとした森村による、中国での証言を集める一種の
旅行記である。意味不明なレビューが載っているが、かかる著述を読んだ他者に対する配慮
に欠け、日本人として恥ずかしい。本書では、731に関連する村や事件または作戦が行われた
地において、中国人に対し森村が取材したものだが、金銭(取材費)を払ったと言う事実は
無根である。確かに玉石混交で、現在ほぼ通説となっている事実と照らし合わせると、場所
が異なっていたりするが、直ちに全くの虚偽の事実を述べ立てていると判断してよいかは
疑問が残る。何より本書が明らかにした功績は、戦争中のことはおいておくとして、日本軍
撤退後にも731による被害が発生したという事実にある。ある意味で、原爆症を患いながら
戦後も生きた被爆者、不発弾や地雷により怪我をしているベトナムや日本人(当然に沖縄も
含む)などに対するものと同等の危害が発生したわけである。現地におけるもっと早期の
聴き取りや、ソ連や朝鮮人に対する聴き取り(生きていたら)をしておくべきだった。東京
裁判で731を訴追せず、戦後間もない米軍による731関係者への調査でも人定実験や生体解剖
を行っていないとしている以上、アメリカが本件を掘り下げることは期待できない。調査
結果はハバロフスク裁判、中国による裁判上の証言と明確に異なるがいすれを信じるか、
資料の成立過程なども含めて判断しなければわからない。




悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。
  『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。
 その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。
 本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。




悪夢の遺産―毒ガス戦の果てに ヒロシマ~台湾~中国
販売元: 学陽書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






維新の科学精神―『米欧回覧実記』の見た産業技術 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸の酒―その技術・経済・文化 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

酒は昔から欠くべからざる商品だった。そうでなければ、酒製造の一家、鴻池が大坂を代表する一豪商になれたわけがない。腐りやすいという欠点を抱きながら、清酒はその味に改良を加え、一大産業としての地歩を固めていく。

面白いのは、当初甘口で知られた日本酒が、時代を追っていくうちに辛口に変化していく様だ。甘さというものが贅沢だった時代、きっと酒も甘さを要求されたのであろうが、甘さを伴った食品が世に出回るにつれ、飲兵衛も辛口好みになっていったのではないだろうか?

鉱山町の酒の様子など、社会史的な記述も楽しい。




核戦争を待望する人びと―聖書根本主義派潜入記 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 良く書けている本である。これを読むと、危険なアメリカのファンダメンタリストたちが、終末の早期到来を実現するために、核軍備やイスラエルを支援している・・・というような結論に、皆が至るだろう。
 しかし、著者のハルセル氏は、イスラエルや(ディスペンセーション系前千年期再臨説を信じている)キリスト教ファンダメンタリストについて、どこまで知っているのだろうか。
 正真正銘のキリスト教ファンダメンタリストたちは、終末の時は神が定めておられると信じている。よって、核戦争を人間が始めることにより終末が人間の力によって早まるなどということは、彼らによれば、ありえないことになる。もともと、キリスト教ファンダメンタリストたちによれば、最終戦争なるものは、ボーン・アゲイン・クリスチャンたちが天に挙げられてから(携挙されてから)の出来事なのである。携挙の事実が未だないのにも拘らず戦争を始めてどうなる、といったところだろう。更に付け加えれば、イスラエルの神殿建設も、携挙後の出来事だと信じられている。
 もちろん、中には、核戦争や神殿建設を促進すれば終末が早まるんだ、というような、亜流の終末論を信じている人もいるのだろうけれど、もしそうならば、正統と亜流の終末論者の違いを押さえた上で論を進めるべきだろう。
 ちなみに、イスラエルに住んでいる人々が皆シオニストというわけではないし、熱心なユダヤ教徒というわけでもない。それからブッシュ大統領だが、彼のPR戦略が功を奏して、彼の「篤信」は世界中に知れ渡っているが、歴代の大統領に比べて、教会出席率はぐっと少ない、という点をここに付け加えておく。





スペイン戦争―ジャック白井と国際旅団 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






西南役伝説 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






新版 東方の夢―ボナパルト、エジプトへ征く (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「諸君、4000年の歴史が見下ろしている」と、ナポレオンはピラミッドにたどり着いた時兵士に告げたというのは有名な話。2000年前のアレキサンダー大王のような「偉大な征服者」を夢見たが、現実のエジプト、シリアでの大苦戦は、大王のように易しくはいかなかった事実が本一冊に語られている。しかし、現代に通じるエジプト考古学の第一矢をそこに投じたナポレオンは、文化分野での大王ともいえるかもしれない。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ