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和書 499786 (218)



謎解き アクセサリーが消えた日本史 (光文社新書)
販売元: 光文社

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悪党と海賊―日本中世の社会と政治 (叢書・歴史学研究)
販売元: 法政大学出版局

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悪党と地域社会の研究 (歴史科学叢書)
販売元: 校倉書房

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悪党と内乱
販売元: 岩田書院

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悪党・忍者・猿楽
販売元: 新人物往来社

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悪党の世紀 (歴史文化ライブラリー)
販売元: 吉川弘文館

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悪党の中世
販売元: 岩田書院

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悪党的思考 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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僕はそんなに頭が良くないので、この作品の思想的位置づけとかそういうことは、よくわかりまへん(笑)。けれど、個人的にすっごく時代劇とか歴史小説が好きなんだけど、それを読んでいていつも疑問に思っていたことがある。なぜ、蝦夷とかの狩猟や鉱山や漁撈、海運、通商みたいなテーマが、出てこないんだろうということ。網野史観じゃないけど(考えてみれば歴史家の網野さんは、中沢先生の叔父さんだな)日本は、間違いなく海洋国家だし、国の産業も住友や安田財閥を例に取るまでも無く鉱山開発は凄まじいはずなのだ。でも、稲作農耕国家というイメージが強すぎてそういう側面が消されている。

網野さんの『異形の王権』ではないが、天皇という存在は、実はそういった技術者集団や狩猟民・商工民たちの!頂点という側面も思っており、後醍醐天皇は、「魔術王」としての側面を押し出して「建武の新政」を実施したのだ、というくだりは、凄くイメージをかきたてられた。こういった背景をベースに読むと、これまでの時代劇が全然違って視点で読めてくる。こういうのを小説で表現している人は、何と言っても隆慶一郎さんですね。そういう意味で、めちゃ面白かったです。




悪党的思考
販売元: 平凡社

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悪人列伝 古代篇 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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日本史上「悪人」と呼ばれる人物を考察したもの。本書は古代編で対象は、「蘇我入鹿」、「弓削道鏡」、「藤原薬子」、「伴大納言(善男)」、「平将門」、「藤原純友」。本人を論評するのではなく、「何故、彼らが悪人と呼ばれるようになったのか」を時代背景などを踏まえて考察している点が特徴である。

「入鹿」の章では蘇我氏の興亡がメインで入鹿はその最後の一コマ。目玉は蝦夷天皇説だが、私は天皇制なる制度は鎌足・不比等が確立したと考えているので、本説には賛同できない。鎌足が蘇我氏の手法をベースにしたとは思っているが。「道鏡」の章では孝謙天皇を中心に描かれる。だが、男女の愛欲に比重が置かれ過ぎ。仲麻呂が天皇の位を狙ったという可能性は高いが、道鏡は実は清廉潔白な僧侶だったと言うのが近年の定説。全ては権力闘争なのだ。「薬子」の章では平安遷都の理由を"大魔王"祟道の祟りに求める辺り、梅原氏の"怨霊史観"を想起させ面白い。男性陣とは異なり、「悪女はやはり悪女」と言う結論も説得力(?)がある。「善男」の章では他の人物と比べ知名度が低いせいか、本人の生涯を細かく追っている。悪人と言うよりは、現代で言うと出世欲に取り憑かれた官僚のようだ。冒頭から本章までは、鎌足から良房に至る藤原氏の興隆の足跡を辿っているかのようである。「将門」の章でも前半は藤原氏の専横と"怨霊"道真、そして武士の発生が語られる。将門の乱の背景である。五代の後胤だが低い扱いを受けていた将門が"成り行き"で蜂起した様子が詳細に描かれる。京の公家に対する地方武士のレジスタンスの先駆けだったのだ。「純友」の章では将門と時を同じくして蜂起した純友の乱を、朝廷の財政(土地)問題、東アジアの動乱期、瀬戸内海賊の横行との関連性で切って見せる。

史料の綿密な考証と作家としての奔放な想像力で歴史マニアを楽しませる快作。


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