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和書 499786 (229)



衣服で読み直す日本史―男装と王権 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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村上信彦の『服装の歴史』は、「アジア」におけるズボンの着用をヨーロッパのスカート着用に対比させながら振り返った衣服史である。これに対し、「アジア」、特に古代の日本列島におけるスカートの普遍性を強調している。




海を渡った生き人形―ペリー以前以後の日米交流 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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江戸人の歴史意識 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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絵はがき100年 近代日本のビジュアル・メディア (朝日選書791)
販売元: 朝日新聞社

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著者の姿勢は、まず自分の持っている絵はがきの1点を選び出し、その背景を詳細に書く。たとえば、ある大阪の小学校の話とか。
そういうものはその絵はがきを「所有」している者にしか、共感できない話であって、タイトルとは裏腹に、絵はがきの100年の歴史の文化史にすらなっていない。
どの章も退屈だし、技術的な側面やら、どうしてこういう絵はがきが生まれたのかの時代背景すら書いていない。自分が所有している絵はがきの背景を詳述しただけである。それも本に紹介されているのは数十点くらいだろう。
細馬宏通の書いたそれらすべてを見渡した『絵はがきの時代』が星★★★★★だとすれば、★なしでもいいくらいだ。
そのくらいしょうもなく退屈で、1時間で読み終えた。買うに値しない。




沖縄の戦記 (朝日選書 (208))
販売元: 朝日新聞社

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貨幣の誕生―皇朝銭の博物誌 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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『貨幣の誕生』は、この分野の碩学らしい風格のある書物です。副題は皇朝銭の博物誌となっています。
 全体が3部に分かれており、最初が東洋の貨幣と西洋の貨幣の対比で、第2部が皇朝十二銭、特に和同開珎についての考察、第3部が貨幣の古代的機能と用法です。
 東西の貨幣は1)素材、2)製造法、3)文様・デザイン、4)形状について、西欧型(メソポタミア・リディアのエレクトロンを原型とするヨーロッパからインドまでの通貨)は1)金銀、2)打圧造、3)絵画、4)円形無孔であり、東洋型(秦の始皇帝が着手し、唐の開元通宝を基礎とする中国中心の通貨)は1)銅、2)鋳造、3)文字、4)円形方孔を特徴としています。
 そのようになったのは西欧が基本的に多くの都市国家が分立し争いあう地域で、相互の独立性を保つために、実質価値を持つ金銀通貨が必要だったのに、中国は広大な王国で名目貨幣でも成り立っていたからだと説明しています。また中国は金銀が少なく、銅の産出国だあると言う事情も働いていました。 
 第2部の和同開珎については三上氏はどちらかと言えば「寶」の字の略字として、和同開珎の最後の字を捉えており、私にも納得できます。しかし「珍」の字と考える説もそれなりに納得のゆくものです。私は当時の東アジア全域の貨幣文化の流れから考えて、「寶」の字の省略形だと思います。
 印刷技術を革新したグーテンベルグが貨幣製造者であり、印刷する文字と文様をプレスして紙で印刷する工程を編み出したのも、東西文明の交わった結果であったでしょう。
 また空海が本来20年間の対中国留学(遣唐使)を僅か2年で打ち切って、大量に携帯させられた砂金で、大量の経典・仏具・仏画・仏像等を持ち帰ってしまったが、そのことが日本に仏教を本格的に根付かせる契機になったこと、など、近代資本主義史しかほとんど学んでいない私にはとても示唆に富む本でした。






貨幣の日本史 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 数ある渡来銭のなかでも明の永楽帝の時代に発行された永楽銭は、室町時代から江戸時代初期の日本人にとって、最もなじみ深く人気の高い銭だった。しかも永楽銭は明の国内通貨ではなかったらしい。明の初代洪武帝は1394年に銅銭の使用を禁止しており(後に解禁されるが)、永楽銭が鋳造された1408年頃は、銅銭は通用していなかった。つまり永楽銭は、日本向けの輸出品としての性格が強かったのだ。

 さらに著者によれば、永楽銭の表面に描かれている「永楽通宝」の銘文についても、足利義満が1401年に最初に派遣した遣明船で渡航した日本人禅僧の仲方中正が永楽帝に依頼されて書いたものだという伝えがあるらしい。これが事実なら永楽帝はなかなかサービス気のある皇帝のようだ。

 日本史をひもとけば、当時の室町将軍・足利義満は、明との勘合貿易を始めるために、長年にわたって大変な努力を払ったことが知られている。そして、その努力が永楽帝の即位によって実ると、義満は大変丁寧な国書を永楽帝に対して送っている。この二人の良好な関係があったからこそ、日本向けの(しかも日本人の銘による)永楽通宝の鋳造という形で結実したという史実を知りとても感銘を受けた。




木の語る中世 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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日本は巨木の多い国だったと思う。それらの木々が、私たちの祖先たちとどのように関わってきたのか、歴史はどのようにその様子を語っているのか良く分かる本です。これは歴史書だけれど、それだけじゃない。心のどこかが温かくなってくる。著者は木も、人も、歴史もこよなく愛しているのが伝わってくるからでしょうか。




飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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日本の中世が庶民にとってどのような時代だったかを描いた良著だと思う。文体から、著者が他の研究者の研究成果を尊重する姿勢や、飢餓や貧困に直面した当時の庶民を同じ目線で見る誠実さが伝わってくる。戦時の性暴力や人身売買、奴隷として海外に売り飛ばされた日本人や、秀吉の朝鮮侵略時に日本に連れてこられた朝鮮人の存在にも触れている。本当は星5つにしたいところだが、なぜ星4つかと言うと、少し娯楽性に欠けると感じたからだ。当時の庶民が何を食べていたか、どんな着物を着ていたのか、風呂には入ったのかなど、暮らしの具体的な描写があったら面白いと思った。しかし、そのような記録は残っていないのかもしれないから、それは無理な要求かもしれない。そうだったら、すみません。




京の人大阪の人 (朝日選書 (161))
販売元: 朝日新聞社

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