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女たちの太平洋戦争〈2〉日本軍を見た内外の瞳 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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カストリ時代―レンズが見た昭和20年代・東京 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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語りつぐ昭和史〈1〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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語りつぐ昭和史〈2〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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語りつぐ昭和史〈3〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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華北戦記―中国にあったほんとうの戦争 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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昭和17年から20年の敗戦まで、著者は中国北部山東省に出征し、毛沢東の八路軍と戦った。本書はその従軍の記録である。

本書はしかし、単なる個人の戦争体験記ではない。

復員後30年以上をかけて資料を調べ、取材し、自分が体験した戦争とはなんだったのか、日本にとって華北での中国との戦争の意味はなんだったのかを問うている。戦争の体験は個人にとっては極めて強烈で、ともすれば、その強烈さのゆえに極端な賛美や陶酔、あるいは悔悟や反省に陥りやすい。だが、著者の桑島氏は自らの強烈な体験の中に埋没することなく、体験を歴史全体の中において評価しようとしている。

本書には生々しい捕虜虐待や住民への略奪行為も記されている。また逆に住民との交流についても描かれている。著者自身は中国人への贖罪の気持ちが強いが、しかしだからといって、国家としての戦争犯罪を声高に叫んだりはしない。このあたりのバランスが本書への信頼感を高めているのだと思う。

もはや60歳以下の日本人は戦後生まれである。体験が風化し、観念や論理だけで戦争を語らざるを得ない状況になっている。だからこそ、せめて知識としてはできるだけ正しい事実を知っておきたい。体験がそのまま事実であるとは限らないので、そこは注意して読まねばならないが、本書の体験はかなり整理されていると感じる。冷静に事実を知る、という点で一読をお勧めしたい。




神々と天皇の間―大和朝廷成立の前夜 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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津田史学、それに続く井上光貞氏や直木孝次郎氏をドンとする
戦後古代史においては、神武天皇より後、第2代スイゼイ~第9代開化迄の
八代にわたる天皇は、架空の存在と考えられそれは学会の定説となった。
鳥越氏は本書にて、主に葛城地方に宮をおいたこれらの初期天皇が実在した
と主張、所謂「葛城王朝説」を唱えた。確かに、初期天皇は葛城氏を外戚
としているのに対し、次第に勢力を弱め、雄略期には敵対関係になり滅ぼさ
れる系列さえ出る。しかし、「葛城王朝説」は学会ではほぼ黙殺状態。
その妥当性を認める者は、皆無といえよう。しかし、意外に否定の根拠は
蓋然的なものにすぎないものがおおい。これは、前提を積み重ねる歴史学
そのものの性格にもあり、新知見がでて、いつひっくり返るかもしれない。
尤も、でる可能性は史学より考古学で、天皇陵の発掘解禁でもないと無理
だろうが・・・




記紀の考古学 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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森浩一のこの本では直接示されていないが、『日本書紀』で衝撃的であったのは神功皇后(オキナガララシヒメノミコト)が実は卑弥呼であると考えようがないことです。
和歌山にいた仲哀天皇(ヤマトタケルの第二子)の后であるオクナガタラシムノミコトは敦賀の人で大和朝廷に政権基盤があり、しかも九州に拠点を置き、朝鮮半島への進出を試みるのです。そして神がかりとなって采配を振るう姿は卑弥呼の姿とダブってきます。そして邪馬台国を巡る畿内説と九州説の対立が不毛な論争であるように感じられます。
魏志倭人伝の記述と年代的にも照合し、当時いくつモノ言語の間接通訳を通じて漢人社会に伝えられたオキナガタラシヒメノミコトは、その名前からして「ヒメミコト」と漢字表記されて卑弥呼となったとしか考えようがありません。
森説では、越前の国から出た継体天皇は万世一系を明治期に主張した国学者の解釈とは異なり、大和朝廷のお家断絶から登場した人物として描かれています。また、出雲の勢力であるオオクニヌシノミコトの建造物(現在は出雲大社)が、古代には超高層の建築物であったことが分かってきています。いずれにせよ、日本海側の勢力が当時は実に強力で、大和朝廷と連携したり、対立したりしたことが明らかになってきています。
そのほか記紀には権力闘争を巡って、栗東やBKCのある田上などに関する重要な記述もあり、興味は尽きないです。
縄文時代の東北地方の遺跡を捏造した「研究者」がいましたが、森浩一は、そんな人ではなく、古墳の研究により、巨大な古代のダイナミズムを描いた人といえるでしょう。





聞き書き ある憲兵の記録 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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私は大学の課題でこの本を読むことになったのですが、題名の通り、戦争中(満州事変からポツダム宣言、シベリア抑留)の実際に人物、土屋芳雄さんの話です。
戦争の本っていうと、被害にあった民衆、中国の人、朝鮮の人などのことが多いですが、これは戦争中の加害者から見た話。

憲兵になるまで、心優しかった土屋さんは、兵隊社会の中でうまくやってくため、上官に認められて自分の家族が恥をかかないために残虐行為を繰り返したのでした。
中国人に対する拷問は本当に酷く、「うわあ・・・」と思うものがあります。戦争中の軍事教育がいかに人を酷い人間に変え、いかにその人の人生を狂わせてしまうかがわかります。

土屋さんは今でも殺してしまった人に対して後悔してもしきれない思いをいだいておられるようです。
この加害者もある意味被害者に思えてなりませんでした。




紀州―木の国・根の国物語 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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 1978年に出た単行本の文庫化。ほかにも角川文庫版、小学館文庫版などがある。
 なかなか重い本であった。
 紀州半島のあちこちを旅しつつ、差別の問題へと踏み込んでいく。新宮、古座、田辺、御坊…。さらに伊勢や松阪へも。
 差別されている側へのインタビューや訪問が中心となっている。話を聞き、現場を目の当たりにし、それを文章化していく。描き出されるのは、複雑で根深い問題だ。解決の糸口すら見えない。
 もともと1977-78年に『朝日ジャーナル』に連載されたもの。いまではどうなっているのだろうか。
 ただ、本としては語りっぱなし、放りっぱなしという印象も強い。よその土地の人間には、どういうことなのかちょっと分かりにくい。


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