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和書 499786 (244)



倭国の時代 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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著者は冒頭で古代日本について記された『三国志』や『日本書紀』等の文献を理解するためには、マレーシアの古典文学である『マレー年代記』を参照すべしという。これはマラッカ王国の建国神話だが、ここに描かれている建国時代の経緯が、執筆時点からみて約100年前に過ぎないのに、中国やポルトガルのより客観的と思われる記録と大きく食い違っていることを指摘し、国史の編纂というものはいかに文学的に優れていても、本当の史実を伝えているという保障は何もないのだと強調する。著者は漢文史料をを基礎にして謎の多い日本古代史に教科書には書かれていない大胆な解釈を加えていく。もっとも、かなり断定的な文体で書かれているので、史料的裏づけがあるのか不明に思う点もあるが、古代日本が中国からの大きな影響を受けつつ形成されていった過程を、中国商人との交易が契機になって、東南アジア島嶼部の政治的統合が進んでいった状況を記した『諸蕃志』や、中国系住民が過半を占める現代マレーシアにおける国民国家の形成過程とも比較しながら論じていく。とかく神話的・空想的になりがちな一般日本人の古代日本観を改める意味で大変有効な本だろう。




倭人伝を徹底して読む (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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私たちは戦争が好きだった―被爆地・長崎から考える核廃絶への道 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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古代は輝いていた〈2〉日本列島の大王たち (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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古代は輝いていた〈1〉『風土記』にいた卑弥呼 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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著者古田武彦は親鸞など日本中世史の研究者としては定評のあった人である。やがて邪馬台国の論争に興味を引かれたのであろう、所謂「魏志倭人伝」の解読を試み、その校訂に際してすくなくとも魏志においては邪馬台国の表記はなく、邪馬壹と表記されることに注目する。そこから発して従来の日本古代史の定説の多くが根拠薄弱であることを次々と指摘してきた。古田による代案の多くには異論もあり、決着はしていないが、多くの定説の根拠が覆されたされたことには疑問の余地がない。科学雑誌「Newton」の創刊編集長・竹内均博士も同誌上で絶賛した古田の業績を概観するには本書と後続するシリーズの2巻が最も好適であろう。




法隆寺の中の九州王朝 (朝日文庫―古代は輝いていた)
販売元: 朝日新聞社

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カイシャ大国―戦後50年〈3〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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朝日文左衛門『鸚鵡篭中記』 (江戸時代選書)
販売元: 雄山閣

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戦争と庶民 1940~49〈4〉進駐軍と浮浪児 (朝日歴史写真ライブラリー)
販売元: 朝日新聞社

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戦争と庶民 1940‐49〈1〉大政翼賛から日米開戦 (朝日歴史写真ライブラリー)
販売元: 朝日新聞社

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