和書 499786 (267)

新しい琉球史像―安良城盛昭先生追悼論集 (琉球弧叢書 (3))

新しい歴史教科書を「つくる会」という運動がある

新しい歴史教科書 次なる戦い (小学館文庫)

新しい歴史教科書は前回、日本をしばる「歴史認識のゆがみ」により採択では敗退した。中国・韓国からの不当な干渉と、それに甘んじる政府・文科省の責任もあろうが、日本の中に日本を貶めようとする勢力が渦巻いているのも事実だ。今日の歴史研究により、新しい歴史教科書に対する批判に対する論破などはたやすいが、本書には日本を貶めようとする勢力の卑劣な妨害行為が詳しく書かれている。

採択関係者が未だに国家意識が薄弱で責任感と勇気を欠いていたため、採択に対する妨害行為に恐れをなし、事なかれ主義になった点も指摘されている。とは言え最近では売国の輩たちも化けの皮が剥がれつつあり、政府の中にも超党派として日本を憂慮する政治家が増えている。「次なる戦い」に期待したいと思う。

新しい歴史教科書「つくる会」の主張

そもそも、歴史教科書問題は、当時の田中真紀子外相が、「新しい歴史教科書」を読んでもいないのに「国会議員の中には事実をねじ曲げようとする人たちがいる」と発言したのを、朝日新聞は田中外相が読んでもいない事を知っているのもかかわらず「官僚に聞く」のシリーズの中で報道し、問題に火をつけた。そして漏れるはずのない「白表紙本」の中の核兵器廃絶の記事に関して朝日新聞から「核武装を肯定しているのか」と取材があり、翌日には広島の反核団体から抗議があった。この朝日新聞の行為は明らかに「新聞倫理網領」に違反している。

本書で展開される論調は実に理路整然としている。それに対して中国・韓国が展開する主張は「元寇」を軽視する「自国中心史観」、中国偏向の「韓国的コンプレックス」にすぎない。本書には検定修正要求箇所が全て記されている。多くの方に是非読んで頂きたい。そして今回の選考では目的を達成できるよう、本書の主張を応援したい。

仇討を考証する (旺文社文庫)

安達泰盛と鎌倉幕府―霜月騒動とその周辺 (有隣新書)

アッシジの平和の鐘―外交官の戦後体験

アッツ島玉砕―19日間の戦闘記録

アッツ島玉砕戦―われ凍土(ツンドラ)の下に埋もれ (光人社NF文庫)

熱きバトルのはて