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和書 499786 (304)



生きる―宮本武蔵からのメッセージ
販売元: 花伝社

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生きることの近世史―人命環境の歴史から (平凡社選書)
販売元: 平凡社

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 著者は、日本史の記述をある切り口で試みている。それは、社会史の視点に立って「生命を維持する行為に普遍的価値を置いた」記述である。記述の概要は以下のようなものである。

 日本列島の十六世紀から約三百年間を中心にして、人々が生きていくための営為、逆に生命を奪われる状況がなるべく具体的に感じられるように記述されている。広く捉えると、人が生きていく条件を規定してるものが、時代とともに変遷し、また追加されているとも読める。まず自然環境による規定から始まり、16-17世紀にはまだ個別暴力による規定が常態であり、17世紀に生きる上での選択肢が出現してきたが、17-18世紀は知識が、18-19世紀にはそれが文明の規定となっていく。そして現代は国家が人が生きていく条件を規定している。

 上記のような記述の背景には、人々が世界と密接に関係しながら生きている現代において歴史を語る意味を考えた時、国家史観はもとより、近代に出現した普遍的価値(イデオロギー・生産力など)を追求する進歩史観に対する反省があるように思えた。




異議あり日本史 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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異議あり日本史
販売元: 文藝春秋

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異形の王権 (イメージ・リーディング叢書)
販売元: 平凡社

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本書のキーワードの一つが「異形」である。
異形という言葉から何を連想するか。例えば普通と異なる、と言ったことであるが、普通では
計りえない逸脱を描いた歴史であると言える。
この異形という言葉は現代では賎視を持っていると思われるが、中世では限られたもののみに
許された特権であったのである。そうしたものが朝廷に入るとどうなるか。
後醍醐をそうした「異形の王権」として浮かび上がらせた。
特権が特権として機能したのは後醍醐の時代までであるとも網野氏は説く。
この後醍醐の政治等々が果たして王権と表現するのが良いのか、疑問は残るが、
この書は後醍醐という歴史のタブーを破った意味で大きい。
また「異形の力」については、『蒙古襲来』と重なる飛礫も挙がっている。
これについては省く。




異形の王権 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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本書のキーワードの一つが「異形」である。
異形という言葉から何を連想するか。例えば普通と異なる、と言ったことであるが、普通では
計りえない逸脱を描いた歴史であると言える。
この異形という言葉は現代では賎視を持っていると思われるが、中世では限られたもののみに
許された特権であったのである。そうしたものが朝廷に入るとどうなるか。
後醍醐をそうした「異形の王権」として浮かび上がらせた。
特権が特権として機能したのは後醍醐の時代までであるとも網野氏は説く。
この後醍醐の政治等々が果たして王権と表現するのが良いのか、疑問は残るが、
この書は後醍醐という歴史のタブーを破った意味で大きい。
また「異形の力」については、『蒙古襲来』と重なる飛礫も挙がっている。
これについては省く。




異形者の力
販売元: 青玄社

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イギリス紳士の幕末 (NHKブックス)
販売元: 日本放送出版協会

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 歴史書の面白さのひとつに、ある特定の時代を断片的に取り出し、その時代を深く見ていくことがあるだろう。この書は、幕末というペリー来航から明治維新までの時期を、特に焦点を当てて書かれている。幕末を扱った書物は数多くあるが、『イギリス紳士の幕末』はタイトルから分かるとおり、この本の良さであり、面白さでもあるイギリス紳士の目から見た幕末の日本を描いている。つまり、鎖国をしていた日本にイギリスが開国を迫った際に、外交を担当していたイギリス紳士の目から見た日本を、史料を基に実に鮮やかに描き出している。それ故、幕末にタイムスリップしたような感覚で、本の中に吸い込まれるように読み終えた。

 当時のイギリス外交官達は、ペリーのように威圧的に日本に臨んだのではなく、「フェアプレイ」を重んじるイギリス紳士の精神やイギリス紳士を特徴づける柔和さによって、穏やかで平和的交渉をしたという。イギリス紳士が身に付けるべき「フェアプレイ精神」は、イギリス外交官達の残した記録に生きているように感じた。なぜなら、彼らは当時のイギリスからすれば、文明の遅れた国である日本を蔑視するどころか、賞賛を持って書き記しているからである。またイギリス紳士は知性と教養を持ち合わせていなければならなかったが、優れた洞察力によって日本を見つめ、彼らの知性と教養を十分に生かし、日本の風俗や文化などを手紙や日記や公式記録に残している。その豊富な史料をふんだんに盛り込んだ『イギリス紳士の幕末』は、イギリス紳士の教養と知性が匂ってくる。それ故、とても興味深くまた時にユーモアにほほえみながら、イギリス紳士の目になって、幕末の日本を見つめている自分がいることに気がついたのである。




戦の中の女たち (戦争・暴力と女性)
販売元: 吉川弘文館

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戦と乱から日本史を読むと面白い 古代から幕末までの、この46の「戦い」は歴史をどう変えたのか? (KAWADE夢文庫)
販売元: 河出書房新社

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