和書 499808 (179)
ふたつの故宮〈上〉天裂け、中原燃ゆ 朕は皇帝なり
販売元: 日本放送出版協会
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(上)では、新石器時代から五代までで、文物と王権のかかわりを追っています。
よく調べてある本だと思いますが、年代がストーリーの中で前後するので、どの時代のことをいっているのかわからなくなることがあります。
二章で扱われている、殷(商以前の中華民族の形成期については、まだ議論が沸騰しているところで、定説ができていません。ここに述べられた数人の学者の説もみな仮説だということを留意する必要があると思います。今後、古代の人骨・DNAによる科学分析の進展が期待されるところです。
34-35頁の建築物などの尺度をちゃんと、当時のものさしを使って現代のメートル法になおしているところは感心しました。
三章以降、4世紀~9世紀まででは、唐代末期に著作・編集された歴代名画記、法書要録の二書をもとにして、王朝の興亡を語りながら、書画収集の運命を追っています。面白い試みですが、なにしろ、古代の名画・文物の現物が残っていません。
青銅器などと違って、一度墓に入ったものがまた発掘されるという可能性が非常に少ない書や絵の場合は、11世紀以前の有名人の作品は、ほとんど失われています。現在、唐時代及びそれ以前の画とされているものは、ほとんど偽物か模写であり、この本にでている図版で書画の場合、コピーや偽物を「唐」とか「東晋」とかしているのは感心できません。「原本は唐」という言い方のほうがよかったのではないかと思います。
164頁の北魏「孝文帝」が血統では92%以上漢人であるという証明は非常に興味深いものがあります。193-194頁の桓玄の話は、彼についての記述をあまり他で読んだことがないので面白く読みました。
ふたつの故宮〈下〉鳥集雲散、夷狄来り去る流転の皇帝コレクション
販売元: 日本放送出版協会
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ふたつの紅白旗―インドネシア人が語る日本占領時代
販売元: 木犀社
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より公正な本もあったのですが、図書館から処分されてしまい、探せなくなっています。この本は、全体としては戦勝国におもねっている感は否めないのですが、インドネシア政府の公式調査の結果、独立運動に参加した元日本兵が少なくとも776人確認できた、とか、元日本兵の軍事教官とその教え子の独立戦争兵士は今も深い絆で結ばれていて、とても親密な関係にある、といった記述がきちんと書かれています。
ふたつの荒野
販売元: 文芸社
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ふたつの近代―ドイツと日本はどう違うか (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社
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ふたりの聖徳太子―七世紀「王権」構造の解明へ向けて
販売元: 白順社
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ふだん着のヨーロッパ史―生活・民俗・社会
販売元: 平凡社
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ふだん着の肖像―昭和20‐30年代を彩った100人
販売元: 新潮社
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ふぶきの荒野―海と原野をひらいた人びと (ものがたり北海道)
販売元: 理論社
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ふるさとに文化のともしびを (きょう土につくした人びと ふるさと歴史新聞)
販売元: ポプラ社
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