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和書 499808 (278)



世紀末の一年―1900年ジャパン (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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世紀末ミュンヘン―ユートピアの系譜 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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西南役伝説 (朝日選書 (345))
販売元: 朝日新聞社

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西南役伝説 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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西洋近代をつくった男と女 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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戦国の村を行く (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 中世日本の農村におけるさまざまな習俗、戦乱の世を生きるための工夫について、多くの資料にもとづいてわかりやすくかかれています。

 戦乱があれば、雑兵が村を脅かすこともあります。村としては領主から「制札」をもらい、その雑兵に対する制裁権を保証されなければ、かってに雑兵を撃退した場合、領主の敵とみなされてしまう。しかし、二つの領国にはさまれた村は、微妙な立場に立たされることになります。
 
 戦時下における牛馬や人、家財の「乱獲り」の凄まじさや人身売買などの悲惨さもさることながら、農民たちも武装したり、独自の山城をつくっていた形跡があるなど、とても興味深い当時の暮らしが生き生きと伝わってきます。

 わたしたちのルーツとなる人々がどのようにして「生きて」きたのか、その一端が垣間見られる本でした。




選書776「この国のすがたと歴史」(仮) (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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戦争と正義―エノラ・ゲイ展論争から (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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確かに秀逸な論文集である。ちなみに原題は "History Wars"。
8名の歴史学者やジャーナリストが、それぞれの視点で95年にアメリカを騒がせた「エノラ・ゲイ論争」について論じている。
この論争はまさに、タイトルが示すとおり「歴史戦争」だった。
歴史家や、博物館学芸員に対する強烈な批判を見ると、彼らはまるで、歴史学そのものを否定しているように見える。
これだけを見ると、アメリカは何て偏狭な国なんだろう。何て自分勝手な国なんだろう、という感想を持つかもしれない。実際私も最初は持った。
だが一方で、絶え間ない歴史の見直しというのもアメリカの特徴であるということを認識しつつ、この問題に触れるべきなのかもしれない。

何よりこの本は面白い。
個人的には特にジョン・ダワーの論稿には引き込まれるし、リチャード・コーンの視点も、かなり勉強になった。
コーンはむしろ、学芸員による展示スクリプトの「偏り」を指摘する。
保守派による容赦のない批判に対する批判ではなく、それ以前に学芸員の手法・手腕の問題点を指摘しているのだ。

ポール・ボイアーの文章の最後を締めくくる言葉を、ここで取り上げてこの文章を締めることにする
「・・・つまるところ、社会が過去を管理する任務を委ねるのは歴史学者をおいて他にはいない」(163頁)
批判に負けずに、歴史学者よ頑張ろう、といったところだろうか。
ちゃんと注釈がついているのがまた良し!





セント・ヘレナ落日―ナポレオン遠島始末 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ナポレオンと言えば、軍人から皇帝にまで成り上がり、一時は欧州の大部分を制圧し、イギリスやその他列強諸国を圧倒させたフランスを支配した、奇跡とも呼べる人物だが、その結末は、それとはまさに落日と呼べるほど悲惨なものだった。本書ではアフリカ沖・セントヘレナ島での流刑生活について、同行者の詳細な引用を交えて解説している。

その内容はセントヘレナという空間による私生活から、イギリス提督との関係、更には、「ナポレオン伝説」誕生の表裏まで網羅されており、中でもナポレオンの悲劇と復活という側面は、キリストすら思わせるものであるが、これがいかに政治戦略的に行われたか、など興味深い。

本書を読みこなす際には、多少たりともナポレオン失墜までの背景・事件、人物を知っていることが望ましい。
なお、両角良彦氏のナポレオン関係の書物は良書が多いと個人的には思う。




新版 一八一二年の雪―モスクワからの敗走 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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英雄ナポレオンは、その生涯の中で3度までもみじめな敗走をしている。
当人は、そうは思わなかっであろうし、ナポレオン狂と呼ばれる人々も敢えて認めることはしないだろう。
ただ両角氏はナポレオンの輝く部分のみにライトを当てたがる歴史家とは逆に陰の部分に光を当てて素人の私たちにも分かりやすく解説しており、尊敬の念を禁じえない。
アウステルリッツやイエナでの勝利も世界史を読み解く上では重大なことだろうが、それ以上に、多くの将兵を残してのエジプトやモスクワ、ワーテルローからの敗走の方がはるかに重大な歴史の転換点であった。
両角氏の著作を読んで、これまでナポレオンを英雄として素直に受け入れていたことに多少疑問符がつき始めていたが、この本を読んで果たしてナポレオンは英雄と呼べる器なのだろうかという思いを強くした。
というより、敵前逃亡のように部下を置き去りにして我先に本国に逃げ帰っているのには腹立たしい限りである。
ドイツのマインツに皇帝が逃げ帰った後、2ヶ月もたってからロシアからの敗残兵が大勢道に溢れたと「ナポレオン戦線従軍記」(中公文庫)にある。


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