戻る

前ページ   次ページ

和書 499808 (281)



長崎 歴史の旅 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






成島柳北 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






二・二六事件全検証 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






二宮尊徳 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本近代技術の形成―“伝統”と“近代”のダイナミクス (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「なぜ日本は西洋との接触の結果,低開発国とはならずに工業国へと発展を遂げたか」.ナショナリステイックな気分を誘発しかねないこの設問に技術史の立場から冷静に解答を与えようとするのが本書です.
 第1に,従来封建的と低評価を与えられてきた在来産業がむしろ牽引役を果たしたことに原因が求められます.19C半ばの西洋技術は素材など川上産業において機械化するのに適しており,消費者に直接届く産品を作り出す川下産業においてはまだまだ在来産業に活躍の場が与えられていました.第4章では西陣等の綿織物産地において部分的に西洋技術を取り入れ,デザイン面で多様な需要に応じられるようになる様が描かれます.
 第2に在来産業と西洋技術の移植産業が相互補完的であったことが挙げられます.第5章では,活性化した在来産業の綿糸ニーズに応えるべく紡績工場が設けられ,その際歴史的偶然から短く太いアジア綿に対応できる機械技術が英で開発,日本に即導入されたことが細糸を使った欧米製品と棲み分け可能なニッチ市場創出に貢献したことが語られます.
 第3にアジアとの間でアジアの伝統という歴史的偶然が水平的・互恵的貿易ネットワーク創生に寄与したことが指摘されます. 中南米・アフリカのように宗主国との垂直型市場とは異なり,短く太いというアジア綿の伝統的特徴とそれに呼応した厚手の綿製品がインド綿→日本での製品化→中国等での消費という市場形成に寄与したのです.
 著者は在来産業の持つ市場ニーズへの敏感さと西洋技術の開発力に依存していた自らの体質を忘却,不遜に陥ってしまったことに戦前日本の工業技術没落の因を求めます.先進技術の国内移転に必死な当時の人々の息づかいや肉声が聞こえるような描写も楽しめ,何より経済成長に与える技術の影響を考える際には欠かせない一品です.




日本ナショナリズムの前夜 (朝日選書 (94))
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本の産業革命―日清・日露戦争から考える (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本史再発見―理系の視点から (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者のいうとおり歴史家は大概数字に弱い。だから全国統計のなかった江戸時代の年貢収納量の把握など夢のような話だ。しかし、例外的に基礎数字が揃っている場合がある。18世紀以降の相馬藩だ。著者は限界年貢収納量(これ以上取り立てると農民が疲弊して人口が減少してしまう)として一人あたり1.8俵を導きだす。ポイントは「ひとり」というのが赤ちゃんから老人までの総人口だということだ。だから総人口数が分かれば全国レベルの(限界)年貢収納量が計算できる。1俵は0.32石(=48kg) だから1.8俵なら0.576石(86.4 kg) 、これに天保年代の2,700万人(武士を除く)を掛けると1555.2万石(233.28万トン)という数値が出てくる。(もちろん米穀換算値だから実際の収納量ではない)あくまで目安の数値である。それにしても一次接近としては十分な精度だと言える。




日本人のきた道 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






発掘 日本の原像―旧石器から弥生時代まで (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

考古学の魅力はなんであろうか。それはなんといっても「古代のロマン」であろう。別の言葉で言えば、まだ明らかになっていないことがあまりにも多いこの領域は、素人と専門家が同じ土俵で古代を「想像」するスペースがまだあるということなのだ。

この本は朝日新聞の編集委員による古代の最新レポートである。専門書とは違って分かりやすい。しかも最新の研究成果が紹介されている。私は岡山の人間なので、岡山関係の記述に関心がいった。弥生時代の南方遺跡のグルメ生活。6000年前の稲のプラントオパールが発見された朝寝鼻貝塚。航海の安全を祈る祭りの跡が見られる上東遺跡。50ヶ所も鍛冶工房跡がある「真金吹く」岡山という土地。そこから「想像」できるのは、古書にはそうとは書いていないが、吉備の地域がいつの時か、日本をリードする地域だった時代がきっとある、ということだ。ではなぜ大きな戦争が無かったのか。そもそも出雲と大和も大きな戦争をした形跡がない。なぜか…。「想像」は膨らむばかりである。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ