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和書 499878 (214)



モンゴル大草原遊牧誌―内蒙古自治区で暮らした4年 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ヴェトナム歴史の旅 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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印度行脚 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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ニューヨーク散歩―街道をゆく〈39〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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余りにも、低い評価なのと、ページ数の薄さに、あまり期待せずに読んだのですが、面白さは予想以上でした。「街道をゆく」というと思い浮かぶのは、あまり、世間に知られていない地域を、氏の博識でもって、へぇ、こんなこともあったのか、こんな人もいたのかと驚かせてくれながら、その地域の本質をずばりとつく点にあるかと思います。そういう点から言うと、本書は、コロンビア大学講演の折に触れたことどもがふれてあり、ニューヨークについて、なるほどそういう地域だったのかと、ギリギリと本質に迫る記述はありませんでした。
ただ、ドナルドキーン氏や、彼に、多大な影響を与えたコロンビア大学の日本人教授に寄せる著者の眼差しは暖かく、読み物としては、面白く読めました。
著者らしく、アメリカやニューヨークをえぐる本という先入観を捨てて、読み物として読めば、面白い1冊だと思います。




街道をゆく〈19〉中国・江南のみち (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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揚子江の南に位置する江南地域である江蘇省、折江省をめぐる旅です。
両省は、古来、日本とは、遣唐船、遣明船等の航海を通じ、関係の深かった地域であり、司馬氏の思索は、航海で行き来した人々や文化、即ち、道元や茶、うだつを始め、同省に縁のあった魯迅等々、いつもながらの広がりを見せてくれます。また、旅行を共にする人々、あるいは、同省で出会った無名の人々へ注がれる、暖かな著者の目と筆致もいつも通りであり、著者が行程を経るのと歩を一にしながら、知的刺激を味わえると共に、人間はいいもんだという暖かな気持ちにさせてくれる、このシリーズの特徴を味わえる1冊です。
他のレビュアーも仰っているように、自分が成長するのに合わせ、また、違った楽しみが味わえるのもシリーズに共通する所であり、シリーズのファンには、お奨めの1冊です。




街道をゆく〈20〉中国・蜀と雲南のみち (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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氏の「街道をゆく」シリーズの特徴の1つとして、歴史上、有名でなくても、済州島やモンゴル、日本では十津川等々、少数民族あるいは人々が暮らす地域を訪ねるものがあります。この類のシリーズ本に共通するのは、それらの人々に注ぐ著者の暖かな眼差しです。
この巻も、冒頭、わざわざ、「はるかな地」という章を設けているように、中国の中でも、色々な意味で、奥深い処にあり、少数民族が暮らす「四川省」「雲南省」を訪れたものです。やはり、特徴的なのは、それらの人々に注ぐ著者の暖かな眼差しで、氏の名文とも相まって、心豊かにさせてくれるものです。
ただ、諸葛孔明らの有名な人物、都江堰という古代のダム、填池と呼ばれる興趣を感じる湖等、興味深いものも紹介されているのですが、やや、知的刺激という面で、小粒な感がありましたので、星は4つにさせて頂きました。




街道をゆく〈22〉南蛮のみち 1 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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フランスからスペインへピレネー山脈をいく。いつもの深い洞察や思索が。

バスクは孤独である。孤独であるゆえに強く、孤独であるゆえに世界中にいく。
バスクはスペインでもフランスでもない。
国家は後から、やってきた。
戦うザビエル。日本は断りもなしに(?) 大天使ミカエルに献じられた。
GHQの問い合わせ、「本願寺は、悪人になることを勧めているというが本当か?」

全体を通して流れるトーンは、遥かな国、遠い国・・。





街道をゆく〈28〉耽羅紀行 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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朝鮮半島の南に位置する済州島についての紀行文です。「街道をゆく」シリーズの1つの楽しみとして、著者が同行した人々の性格や所作を、非常に好ましく描いていき、こちらまで素敵な気分に浸れることがあります。今回も、済州島出身の玄文叔氏、姜在彦氏という人物的にも、そして、業績面でも素晴らしい人々を、著者は暖かい筆致で描いており、清々しい気分にさせてもらいました。
何か、読後感が、他のシリーズの本に似ているなあと思ったら、「台湾紀行」のような感じといえばいいでしょうか。著者のいつもながらの、膨大な思索量と、暖かなまなざしに触れることができる面白い1巻です。




街道をゆく〈31〉愛蘭土紀行 2 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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アイルランドを旅するシリーズの2巻目。前巻では、アイルランドに大きな影響を及ぼした英国との対比でアイルランドが描かれたのですが、この巻より、いよいよ、アイルランドに上陸しての紀行になります。
司馬氏の場合、その国なり地域を規定しての紀行もしばしば見受けられますが、この本では、妖精の国に見立てた記述が多くなっています。妖精の国に見立てて語られるエピソードの数々は、こちらまで、本当に妖精が住んでいるかのような不可思議な国に迷い込んだような錯覚を覚え、陶酔に浸ります。ただ、他のレビュアーも指摘しているように、やや長いかなと思わせる所もあり、その夢見心地から覚めたとき、少々、現実に引き戻されるのも確か。
ただ、暫しの夢心地を味わうことができる不思議な魅力を持った1冊ではあります。





街道をゆく〈35〉オランダ紀行 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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仕事でオランダを訪れる度に、この国の頽廃感を感ぜずにはいられませんでしたが、鎖国中に日本と縁が深かったこの国のことをもっと知りたくて、本書を購入してみました。

まず最初に驚いたのが、司馬遼太郎氏の博識でした。ヨーロッパ社会のベースであるキリスト教(カトリック、プロテスタント、関係の深いユダヤ教)を切り口に、日本が鎖国中もオランダを受け入れた理由や江戸時代の識者達とオランダの関係、また天才画家達(ルーベンス、レンブラント、ゴッホ)の絵画表現のあり方とその時代のオランダを中心としたヨーロッパ諸国・パトロン・宗教との関係が多数の書籍や有識者のコメントを基に深く考察・説明されており、非常に感銘を受けました。

特に弟のテオとの書簡の訳書等を恐らく全て読破し、オランダのゴッホ美術館等でその絵を実際に目にした上で、ゴッホに対して、死後に評価されたことや自身の行い(画業)に絶対的な自信を持っていたこと等からイエスとの類似性を見出したところや、近代絵画の象徴的な祖であるセザンヌとゴッホにおいて、ゴッホには流派が存在せず、彼のような絵画には個人の精神史が付属せざるをえず、彼の場合にかぎって、絵と文学は不離と言わざるを得ないと評したところには、その非凡なる氏の感性に圧倒されました。

江戸時代前後のヨーロッパ(オランダ)史やオランダと日本の関係、上述の天才画家について深く考察されているので、それらに興味を持たれた方にはご一読をお薦め致します。


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