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和書 500834 (56)



医薬品情報学
販売元: 東京大学出版会

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医薬品添付文書をください (カッパ・ブックス)
販売元: 光文社

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 本書の題名は「医薬品添付文書をください」となっているが、中身は埼玉医科大学附属病院と埼玉医大川越医療センターで起こった医療ミスの検証と裁判記録からなるものである。著者のひとりは、埼玉医大から名誉毀損で提訴されたため、当たり障りのない題名になったのでは、と私は想像している。
 医薬品添付文書は裁判用語では、「能書」とも呼ばれ、その医薬品の成分、効能、用法、用量、適応症(保険で認められるもののみ)、禁忌、副作用、催奇形性の有無、薬効・薬理作用、代謝・排泄、致死量・中毒量、過剰投与時の対処方法、他の薬物や食物との相互作用、化学構造、その他の注意事項、参考文献などが記載されているものである。
英語では Package Insert と言われ、薬に添付されているもの、とその意味が忠実に表現されている。日本ではなぜか、医療機関からは、この本の題名のように「医薬品添付文書をください」と言わない限り患者は貰えないものである。とっても不思議。
 確かに、「医薬品添付文書」は、基礎知識のない人たちには分かりにくいかも知れない。しかし、自分の体の中に入れるものなのであるから、詳しい説明書は理解し、読むべきなのである。
 埼玉医大の抗がん薬過量誤投与致死事件の場合、主治医と研修医は、この医療事故の裁判においても「医薬品添付文書はふだんから読まない」とはしたなくも宣誓証言してしまった。恐ろしいことである。現実にはこういう医者もいる、ということ。
 だから、患者の側も自ら防衛しないと自分の命は守れないのである。この本は二人の著者の合作であるが、以上のような自己防衛の重要性を一貫として訴えている。
 この本は、埼玉医科大学で実際に起こった医療ミス事件の当事者が書かれた部分と、もう一件ではかなり綿密な取材に基づいたライターの方の筆の部分(致命的な誤りもあるが)からなっている。登場人物は実名で書かれており、医療事故や医療過誤裁判に興味がある方の必読書であろう。
 なお、この本に描かれている医療過誤事件は2005.10.12現在で全事件が原告(患者、遺族側)の勝訴で確定した。
 詳細は楽天広場に筆者のブログがあるのでご参照ください。




医師・歯科医師・薬剤師のための医薬品服薬指導情報集〈10〉
販売元: 日本薬剤師研修センター

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