和書 500834 (216)
ブラックジャックの名のもとに―日本医療の問題を探る
販売元： 長崎出版
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例によって、話題作のコバンザメ商法です。内容については原作のあらすじ解説と感想です。話題作の名前とキャッチコピーだけで売ると言うビジネスモデルは、もうたくさんでしょう。作者は医療についても、性格分析についてもまったく素人で、”ブラックジャックによろしく”の受け売りに感想を付け足しているだけです。しかも間違いだらけで、まったく取材もしていません。作者の別作品では、とうとうトンデモ本にも認定されています。
ブラック･ジャックはどこにいる？―ここまで明かす医療の真実と名医の条件
販売元： PHP研究所
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世の中に偉そうな人はたくさんいるが、実際に偉い人はなかなかいない。じゃあ、偉いといわれている人は何を考えているのか？実は...
一人の医師として興味深く読ませていただきました。
これから医師を目指す人、あるいは、研修中の人に読んでもらいたい。
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臨死体験の不思議―至福の悟りが待っている!? (ブルーバックス)
販売元： 講談社
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臨死体験の本はたくさんあるが、この本は筆者がこれまで、禅の老師の講和、説教などに興味を持ち積極的に参加してきた姿勢と科学者としての探求のバランスがとれていて、どちらにもかたよらない文章が非常に読みやすい。医学の分野で活躍する著者は臨床記録やその方面の論文も適宜引用し、また西洋の神秘体験と禅の悟りの違いに注目している事も興味深い。特に、平田精耕老師との対談がこの著作に価値を与えている。この対談を繰り返し読むことで、臨死という状況を相対化する視点が持てる。とにかく臨死、悟り、夢などへの入門としてよい本だと思う。
文化現象としての癒し―民間医療の現在
販売元： メディカ出版
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文化現象としての医療―「医と時代」を読み解くキーワード集
販売元： メディカ出版
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この用語集が、刊行後10年近くなっても変わらない新鮮さをもっている。1960年代末から70年代初頭にかけてなされた近代医療批判を通して、現代医療はいまだに我々に対して抑圧的構造のままだからだ。このような閉塞を打破するためには、医療を文化としてとらえ、我々の実践の中でそれを脱構築しなければならない。
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文化としての技術―ソフト化社会の政治経済学
販売元： 岩波書店
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文化としての生殖技術―不妊治療にたずさわる医師の語り
販売元： 松籟社
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初版直後に読んだものを、今回は質的調査の手法を学ぶために数年ぶりに再読。初読の時は、内容が面白ろくて一気に読んだのですが、今回はインタビューの展開の仕方に注目して読みました。インタビューの質問の背景に関して知識も意見もかなりある回答者から、自分のテーマと関係ある部分をどう引き出すか。参考になりました。質的調査全般を行う人にお勧めです。調査結果は、初版当時よりも少子化が進み、タレントの「代理出産」選択も「過去」の話題になった今の観点から読むとかなり面白いです。
分子疫学―ヘルペスからエイズまで
販売元： 共立出版
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ホスピスでむかえる死―安らぎのうちに逝った七人の記録 (文春文庫)
販売元： 文藝春秋
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２年前に義父をがんで亡くしました。がんで余命６ヶ月と言われたとき、同じようにがんで父親を亡くした友人に、「嫁の私にできることって？」と相談をもちかけました。友人は「末期のがん患者は何より心のケアが必要。ホスピスを探してすすめてみては？」といわれました。そのときから心にくすぶっていた「ホスピス」。でも、それはどういうところなのか。がん患者の心のケアとは？残念ながらとそのときには良く分かりませんでした。今になってこの本に出会い、「生き方」があるように、「死に方」があることを教えられました。
いつか、必ず死はやってくる。私にも、私の大切な人にも。ただうろたえるのではなく、納得のいく死を迎えたいと思いました。
僕のホスピス1200日―自分らしく生きるということ (文春文庫)
販売元： 文藝春秋
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処女作以上の書物を世に出すことが出来るのが、真の作家とすれば、この本はこんなものかと頷ける。叙情性を謳おうとしても筆は滑り、読む者は意外あるいはやはりという感慨を持つ。
この書物も後半に至り著者らしさが登場し、いよいよと思って読んでいると、盛り上がりが少なく、読むほどの本だったのかという疑問を抱かせる。この著者の著作を始めて読む人には、「病院で死ぬということ」を勧めたい。天才によるものを除く、おそらく全ての作品がそうでろうが、人間は最初の思想を螺旋的に深めるのである。