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和書 500894 (49)



がん化学療法の有害反応対策ハンドブック
販売元: 先端医学社

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がん化学療法ワークシート
販売元: じほう

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がん化学療法ワークシート―効率的な薬剤管理指導業務のために
販売元: じほう

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がん医療の最前線―「告知」から「看取り」までの4つの提案 (みみずく叢書)
販売元: オフィスエム

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諏訪中央病院で直接患者と接している医師による「癌との戦い方」。
癌をその当事者と家族との両方の視点で、わかりやすく解説してあります。




がん医療の現在(いま) (2000-8)
販売元: 医事出版社

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がん医療ルネサンス―癌研有明病院の選択
販売元: 医療タイムス社

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がん告知―患者の尊厳と医師の義務
販売元: 医学書院

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がん告知の手引き―真実を伝え、支えるための
販売元: 真興交易医書出版部

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がん専門医よ、真実を語れ
販売元: 文藝春秋

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レビューの前に、『奇抜な理論で目を引く書は時にベストセラーになる(買ってはいけない、など)』『1000円の本が100万部売れると著者は1億円前後を手にする』『無責任な珍説を垂れ流しても、言論の自由から多くの場合、著者は責任を問われない』『真実に虚構を織り交ぜて庶民を誘導するのは単なる詐欺とかわりない』という事実をよく理解してほしい。

『がん』を他の病気(MRSA肺炎)に置き換えて考えてみる。MRSAは悪性度の強い細菌であり、MRSA肺炎で死に至る患者も多い。つまり、MRSA肺炎の患者全員に対して同じ治療を行った場合でも、『治る患者』と『治らない患者』が発生する。さて、『治った患者』に感染していたのは『MRSAもどき』で『死亡した患者』のは『真のMRSA』だという理論が通用するかどうかを考えていただきたい。それぞれの患者に感染している細菌はどのような方法を用いてもまったく見分けがつかない場合、それらは当然同一の菌であると定義される(当たり前だ、それが科学のルールだから)。したがって、治療の結果から、『MRSAもどき』と『真のMRSA』を区別するというのは明らかに常軌を逸していることがわかる。

おそらく著者はがん以外の多くの疾患を診療した経験が少ないのであろう。小松秀樹氏が著書で語っているように、『すべての疾患に対する治療結果は分散する』のが常識である。つまり、同一の疾患でも、患者自身の状態や病気が発見されるまでの期間など多くの因子によって治療結果が左右されるのであって、がんかがんもどきかという二元論は医療の基本原則を知らない者がいう理論に他ならない。

話は戻って、肺炎患者からMRSAが検出され、確定診断がついた後に、『真のMRSA』なら助からないから治療はしない、『MRSAもどき』であれば治療しなくても助かるはずだといって放置した場合、明らかに犯罪である。MRSA肺炎でも治療の副作用で死亡することがあるが、それは治療をはじめからしないとする理由にはならない。また、MRSA肺炎と診断されればできるだけ早期に治療すべきなのは言うまでもない。がんの場合、進行するまでに数年から十数年かかるため、MRSA肺炎とは違ってごまかしがききやすいだけなのだ。もちろん、MRSA肺炎で死亡する患者も、数日で死亡する者から1ヶ月以上生存する者もいるし、治る患者にしても治療期間は千差万別である。それらの幅や副作用の率、生存率は違えど、基本原則は癌もMRSA肺炎も変わりないのだ。

以上、本書の中には正しい記述もあるが、主幹となる論理が破綻しているため、本書を読んで騙された患者が無駄死にする危険に対して警鐘をならす。事実の提示で読者を信用させ、珍妙な説でおとしめるのは本質的にライフスペースらのカルト宗教と大差ない。したがって、本著者に対しては星1つでも多すぎると思う。




がん患者と家族のためのサポートグループ
販売元: 医学書院

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あなたの船は、今のがれることのできない大自然の脅威、嵐の前に難破しそうである.…ガンと戦う患者・家族の不安と苦痛はいつ果てるともしれない。そんなときにかすかに見えてきた灯台の光―それに匹敵するのが本書である。本書は、アメリカでのガン患者サポートグループの研究・実績報告から、患者同士のサポートまたは家族のサポートの必要性と有効性を、丁寧に解説している。医療関係者・心理精神医療に従事する人や専門家でなくても、読み進めるうちに、その重要性が自然と理解されてくる。その秘密は、本書にふんだんに掲載されている、実際のサポートグループでの話し合いの報告や、患者の立ち直りの例にあるのかもしれない。患者や家族は、がんにかかったと分かったときの 「なぜ?」の疑問符から解放されて、これから「なにを」「どのように」「どうやって」いくかを考えていくようになるだろう。そしてそれを支えるセラピスト、カウンセラーあるいはグループ療法のファシリテイターのたしかな腕・能力に医師の医療技術とともに、命をゆだねることができるのではないか。そんな安心感・希望を与える提言に満ちた本書を、一般の読者のみならず、医療に携わる人々に読んでもらい、日本の医療現場に生かしてほしいと願うものである。


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