和書 500894 (323)
先天性心疾患 (新目でみる循環器病シリーズ)
販売元： メジカルビュー社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
何かと敷居の高い先天性心疾患について、必要かつ十分にしかもコンパクトに分かりやすく記載されています。小児科、心臓外科、循環器科の医師のみならず、心疾患に関わるコメディカルの皆さんにもお勧めします。
新臨床腫瘍学―がん薬物療法専門医のために
販売元： 南江堂
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
糖尿病の最前線 (新臨床医のための分子医学シリーズ)
販売元： 羊土社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
心エコー図 (目でみる循環器病シリーズ)
販売元： メジカルビュー社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
心エコー法テクニカル・ガイド
販売元： HBJ出版局
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
心音図の手引き
販売元： 日本医事新報社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
心音のアセスメント―正常音と異常音
販売元： HBJ出版局
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命
販売元： 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
筆者は言わずと知れた内分泌・代謝学分野の重鎮である。京大総長をお務めになった後、現在は神戸（ポートアイランドの先端医療振興財団理事長）に戻っておられる。最近、ゲノム解析がどんどん進み、その結果、発達してきた“進化医学”という新手法。本書ではこの手法を用いてメタボ、肥満、糖尿病、寿命を解き明かしている。
中でもインスリン・シグナル系の進化と脂肪組織の進化の章は読み応え充分である。エピジェネンテイクス概念（同じ遺伝子から環境の相違によって異なる表現型になる現象）、Ｋ選択、ｒ選択と次々と始めて聞く概念のオンパレードである。本当にドキドキした。倹約遺伝子も実に面白かったし、“トレードオフ”（何かを採用する代わりに、何かを犠牲にすること）という視点も教えて頂いた。
裏表紙に採用されている、リンゴ型（アンドロイド）肥満と西洋梨型（ギノイド）肥満のお話も面白い。勿論、悪性の肥満は前者である。内臓脂肪が大量に蓄積しており、メタボそのものなのだ。善玉長寿ホルモン：アディポネクチン（阪大の前田先生が発見した脂肪細胞分泌サイトカイン。大阪人の自慢の一つ）がほんの僅かにしか分泌されておらず、早老早死で危険極まりない肥満である。それとは逆に、後者の肥満で見られる大腿部などへの脂肪蓄積は、むしろ代謝異常、老化を防ぐ方向に働くという。つまり良性の肥満なのだ。しかし、西洋梨型とかいっても日本人には誠に解りにくい。”ラ・フランス型”と言い換えても、余計解らなくなる（笑）。どうしても関西では、”20世紀梨”をイメージするのだろう。そこで私はいつも“ミロのビーナス型”とか、“マリリン・モンロー型”とか言っている。“美の象徴型”とも言える良い肥満で、内臓脂肪は蓄積せず、上腹部は見事にくびれているのだ。実際、この呼び方が圧倒的に皆さんに解り易いようである。このタイプは善玉長寿ホルモン（アディポネクチン）が沢山分泌されている。従って、お肌は綺麗で、血管はしなやか、もちろん、若々しくて、お美しいのだ。そう、善玉・長寿・美人ホルモン：アディポネクチンを増やせれば ”佳人長命”になるのだ（笑）。従って、悪玉の内臓脂肪を放っておいて、大腿部や下腹部の善玉皮下脂肪（＝長寿・美人ホルモンを一杯分泌する大切な臓器）を、大枚を叩いて、吸引手術するなどは、”以ての外”で、”愚の骨頂”という事になるのだ。こんな事を書いているとエステ業界にやられそうだ。”商売の邪魔するなー！”と（笑）。
先生によれば、我々人類の身体は石器時代の環境に適応したように作られているのだと。そこで大事なのはやはり、正しい”食事と運動”なのであると。ＣＲ（カロリー制限）こそは、種を超えて確実に寿命を延ばす方法だとも仰る。ただし、若い時からのＣＲは、発育の障害や性機能の低下を来す可能性があるので奨められないという。(母乳、ミルクに乳糖が含まれているのは、それなりの理由が有るという訳だ。いつまでも吸い付いているのは駄目だが（笑）。）しかし、中年以降になれば、ＣＲが健康に好影響もたらすという説には、最早、議論の余地はなく、”我々は自らを律するべきだ”との仰せである。即ち、ＣＲで、ビーナスやモンローあるいは、”佳人長命”を目指すべしとのご指南である。私もここ7-8ヶ月、ＣＲ（私が”SirtuinDiet”と命名した食事法。カロリー制限というよりは、炭水化物制限のＣＲの方。こっちが真理と考えているので。釜池先生に教えて戴いた。）を実践し、120-120-120のドラム缶から、120-83-100のクビレのある、まるで”ビーナスの様な”体型になったのだ（笑）。(詳しくは私のプロフィールを参照。）更には、今注目の長寿遺伝子Sirtuins、そして、これを活性化する長寿ポリフェノールのレスベラトロール。これらの今後の研究の発展に、先生は大きな期待を寄せておられるという。もちろん、私も大注目である。なにしろ、ハンドルネームを ”SirtuinDiet改めLOLAS”としている位ですから（笑）。それ程遠くない将来、”Sir2の発見者：ガレンテ教授（米MIT）、ノーベル医学賞を受賞！！”というビッグニュースが、間違いなく、もたらされるものと私は確信している。
井村博士から愛弟子・伊藤教授らに連なる素晴らしきメイン・ストリーム。その研究の今後の進展を大いに期待したい。尚、本書は本当に専門用語だらけなので、一般の方には少し難しいかもしれない。やはり医学生、医師、医療関係者、院生、研究者向けか。しかし、脚注、文献、索引が大層充実しているので、メタボ、肥満、糖尿病、寿命に興味のある一般の方にも、一度頑張ってチャレンジして頂きたい名著である。
（注）ＣＲ：Calorie Restriction 又は Carbohydrate Restriction 。私は後者が真理と考えている。
Sirtuins：米国MITのガレンテ教授の発見した長寿遺伝子Sir2 のHomologues Family。CRで活性化してくる。
SirtuinDiet（サーチュインダイエット）：かまいけ式食事術にプチ断食や本断食を加えた”規則正しくない”食事法。野生動物（肥満は皆無）は、食べれる時は腹一杯食べ、すぐ寝る、全く食べられない日もある。これを摸したのが本法。人類の身体は石器時代の環境に適応したように作られているとの考えからの発想である。一回でかなりの量を摂れる事が必要。でないと、栄養不足、エネルギー不足のリスクあり。ギャル曽根、ジャイアント白田、小林尊クラスなら、週1-2食でも可かも。そこまで行くとと、アナコンダみたいだが（笑）。Sirtuinsの刺激を目指したCR食事法の一つで小生が現在実践中。赤ワイン（レスベラトロール含）もガンガン飲む。更に、運動法やストレス・コントロール法まで含め、健康長寿を目指したライフスタイルを、”LOLAS”として提唱している。かまいけ式食事術については釜池豊秋先生の著作を参照の事。真の傑作である。
レスベラトロール：Sirtuinsを活性化するポリフェノールの一種。赤ワインに多い。
LOLAS:Lifestyles Of Longevity And Sirtuins
進化した「ガン免疫療法」 注目の「第4の治療法」の仕組みと実力
販売元： 朝日新聞社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」 (講談社+α新書 83-3B)だれでもわかる最新のガン免疫療法―樹状細胞療法が切り開く近未来
がんの免疫療法について、浅く広く学ぶには、最適の本です。
しかし、発行が2005年と、2008年の今日、日進月歩の医学界からすると、
内容が多少古くなってしまったため、樹状細胞療法や活性リンパ球療法については、
最新の技術評価は得られていない。
この２療法は、最近好成績をあげ、健康保険適用の３大療法（標準治療）に並ぶか、
それ以上の成績をあげている。その点を考えて３星とした。
なお、丸山ワクチンと「アンサー20」も、抗がん剤との併用や、白血球（リンパ球）を増やす目的では欠かせない注射薬であることもわかってきた。丸山ワクチンでガンに克つ―32万人のガン患者が現在使用する特効療法のすべて (ビタミン文庫)
進化する免疫細胞―体内インターフェロンの創造! 「樹状細胞」の奇跡が人類を救う
販売元： 青萠堂
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
人類の究極の敵はもしかするとウイルスかもしれない。この本を読むと、そんな気になってくる。最先端医学でいま万能細胞が話題だが、本書でいう免疫細胞の方が、現実的に人類を救ってくれるかもしれない。この免疫細胞の力を持ってすれば、インターフェロンの副作用で苦しんでいるC型肝炎患者が、自分の体の中でインターフェロンを作り出して救われるという。これは観念的な単なるお話しではない。実際に救われることをもっと教えてあげたい。最近の医療技術もそうだが、いまや医学は急速な進歩を遂げていることがよくわかる。薬に頼らない医療の新しい道が開けることはますます重要な世の中だ。こういう研究をどんどんしていってほしい。