戻る

前ページ   次ページ

和書 501028 (32)



グラモフォン・フィルム・タイプライター〈上〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

原著は1984年刊とのことだが、その時点でデジタル・メディアが
文字、画像、音響、映像等々のあらゆる記録を一元的に再現可能な
時間として扱ってしまうと喝破しており、現在でこそ理解可能な言
説だが、当時は意味不明であったことだろう。(QuickTimeもな
かったしね)日本語では文字の自動書字化は欧米より100年遅れた
ことになるわけ(84年といえばやっとワープロが一般化し始める頃
だ)で、その点でも感覚的に理解がやっと追いついたというところ
か。写真の発明に対する評価の低さは不当ではないかと思うが、タ
イプライターを巡るニーチェの苦労やカフカの手紙など、トリビア
としても楽しめよう。ただ、ピンク・フロイドの「ここにいれば」
と訳されてるのは「あなたがここにいてほしい」だろうな。




グラモフォン・フィルム・タイプライター〈下〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

親本の方しか読んでないから、今回の文庫本化にあたって、誤訳や不適切な翻訳が訂正されたかどうか確認していないんだけど、とにかくもともと翻訳がまずかった。そのうえ原書じたい、それほど面白い指摘がないわりに、妙に分厚い本なのだ。特にジョイス論や映画論あたりは、どうしようもなく二番煎じの内容で、こんなものがメディア論ブームで売れるのだから、ブームというのは面白い。




グリエルモ・マルコーニ
販売元: 開発社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






グレート・インフルエンザ
販売元: 共同通信社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

今年読んだ本のベスト1になるだろう。まだ一月なのに。500Pの大作だけど、インフルエンザに対するイメージが変わるよ。あと、医者と公共団体への信用が読んでると乱高下する。いいほうに評価すれば、「危機にこそ、本性がためされる。ああいう人になりたい」と思えるよ。小川一水が社会危機を理想の世界で回避するお話を組み立てるのに対して、現実の世界だとこうなるんだというのを思い知らせてもらえます。小川一水に出てくる半分くらいの理想の行動が現実に行われ、そして半分は理想どおりにいかなくて、たいへんなことになります。悪い人が半分くらいいい人に転ぶんだけど、転んだ時期がもう遅かったとかいろいろあったりします。初動体制の確保と社会の安定がどれだけ重要かというのが思い知らされます。
あとがきで最初の80P(ジョンホプキンス大学創立式典のパート)を掲載できなかったと書いてあり、そこの部分が読みたいので、ひさびさに英語の本を読もうとか思ってます。
それくらい入れ込んでるから、ぜひ読んでね!





敬子の日記―妻として、母として伝えたかったこと
販売元: 碧天舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






啓蒙主義から実証主義に至るまでの自然科学の歴史意識
販売元: 理想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






消された科学史 (みすずライブラリー)
販売元: みすず書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






結婚と学問は両立する―ある科学者夫妻のラヴストーリー
販売元: 黙出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 一気に読んでしまった。永年にわたりメッセージカードの交換を続けた、著者の石坂公成博士と照子博士は、免疫学という基礎医学研究分野における国際的な権威である。毎年春先になると多くの人を苦しめる「花粉症」のようなアレルギーの原因物質Igeを初めて見つけ出したのも、石坂夫妻だ。それも1ドル=360円だった60年代に、アメリカの地方都市の小さな研究所で、ユダヤ系、アフリカ系アメリカ人のスタッフを使って達成したという、科学史上の偉業だった(この時夫妻を助けた唯一の日本人スタッフが、多田富雄博士だ)。

 本書で最も感動的なのは、石坂博士が、「内助の功」を退け、結婚に当初反対だった照子博士の両親に報いるためにも、彼女をアメリカにおいて一人前の研究者として成功するよう支援してゆくくだり。もちろん実力もあったからこそ、照子博士は日本女性として初めてアメリカの大学(ジョンス・ホプキンス大学)の正教授となるのである。だが、ジェラシーは万国共通で、スタッフが犯した私生活上の過ちを理由に照子博士の研究実績まで再調査せよという声が起きる。すると石坂博士は調査委員長(もちろんアメリカ人)宛てに手紙を送り、彼女の窮地を救う。この手紙は、いかにも自然科学者らしい論述に加えて、不条理を憎み、妻を愛する江戸っ子ならではのタンカであり、まさに胸がすく。

 数年前に帰国し、照子博士の故郷・山形市に住む石坂博士は、現在「週に五五~五七時間」は、病床に伏せる彼女の傍にいる。この本も「もう意味のある言葉を話すことはできない」照子博士の枕元で校正したそうだ。後年二人でアレルギーの原因を究明するなど思いもよらなかった恋愛時代、20代の照子博士が石坂博士に送った手紙には、こう書いてあった。

「いつか〝石坂さんが私にとってすべてである〝と本音を吐いた事がありましたわね。これだけはアレルギーよりももっと判らない不思議な現象です。」




ケプラー疑惑―ティコ・ブラーエの死の謎と盗まれた観測記録
販売元: 地人書館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

衝撃的な内容の本である。結論には疑念を残すが。アマゾンドットコムでこの原本を探し、その評を見れば結論に肯定的な書評は少ないが、興味深い観点と書き方であるというのが平均的な見方のようだ。アマゾンドットコムでKeplerを検索すれば、この原本は2004年5月に出版されている。そしてほぼ同時にコナーという著者が、悲惨な生涯のなかで、信仰と信念を貫き通した偉大な男としてケプラーを著していることがわかる(Kepler's Witch:2004年3月出版)。またその二年前キティ・ファーガソンがティコとケプラーという書物を著し、二人の協同研究をDysfunctionalだが実り多かったものとして、美しく著している。アマゾンドットコムで見る限り、すべて同様に売れており、アメリカの読者は比較して読んでいるようだ。この本の訳をきっかけに、日本の読者がティコやケプラーが活躍した、近代科学の曙期に興味を持つことを願う。そして他の本が訳出されるよう、出版社が努力されるよう願う。




ケプラーと世界の調和
販売元: 共立出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ