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和書 503566 (377)



世界の果ての国へ (安房直子コレクション)
販売元: 偕成社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

安房直子コレクションⅠからⅦで、私が一番好きな一冊です。

一度読んだら忘れられない不思議で悲しい物語が10編はいっています。

忘れられないのは、物語の不思議さにもあるのですが、その場面が、あざやかなイメージによって、たとえば、真っ青なお皿の上に増え続ける丹頂鶴や、金のうろこの魚がびっしりと押し寄せてきたような夕日、静かに静かにふくらんでいく月などによって、心に深く刻み込まれてしまうからです。

その視覚や聴覚にうったえる言葉のイメージのことは、『言葉と私』というエッセイにつづられています。あふれるような豊かな言葉は、安房直子さんの天性の感覚のように思っていましたが、プラスその言葉を磨き続けるという努力があったのだと知り、深く感動しています。

また、これらの物語には、終わりがないように思えます。読者は、読み終わっても物語のその続きを想像せずにはいられません。たとえば、『木の葉の魚』の三人は、どこへのぼっていくのだろうかとか、『銀のくじゃく』のはたおりは、旗の中に閉じ込められたままなのだろうか、とか、本を閉じた後もどこか怖いような物語の世界から容易にぬけられないのです。

それが物語の魅力というものでしょうか・・・。




見知らぬ町ふしぎな村 (安房直子コレクション)
販売元: 偕成社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 小学校の頃、給食の時間に色々な本の朗読が流れてました。大好きだったのですが、最初の5分くらいは給食の準備とかをしてるうちに聞き逃したりして、たいていの話は題名が分らずじまいでした。なので、この本の中で出会えてとても嬉しくなりました。
 "魔法をかけられた舌"だったんですね、安房直子さんだったんですね。そうか、最近になって安房さんの本を知ったのだけど、ずっと昔から好きだったんだね。ドキドキしながらページをめくりました。
 この本の中では"遠い野ばらの村"に、一番キュンとしました。
 一人暮らしのおばあさん、楽しみはお店に来たお客さんに、遠くに住んでる息子家族の話をすること。とてもとても嬉しそうに話をするおばあさん。でも、村の人たちは知っている、おばあさんに家族はいないことを。そう、おばあさんの息子も孫も彼女の想像の中にしか存在しない。なのにある日、思い描いていたままの孫娘がたずねて来た。
 私はおばあちゃん子だったので、この設定だけで胸が鳴るのですが、結末まですべてが好きです。ほっとしてキュッとします。
 この人の話はとても暖かいです。色は黄色が強いオレンジです。冬の縁側にさすお日様の色です。寒い冬の日向ぼっこ暖かさを思い出します。
 お日様の暖かさで、固くなってた身体は緊張を解き、それと同時に心もホッとします。それでいながら、この暖かさは太陽が傾くまでのほんの僅かな時間であることを知ってるので、このひと時をとてもいとしく大切に幸せに思って、胸がきゅんとなります。この本を読むとそんな感覚になるのです。
 余談ですが、宮沢賢治を思い出したりもします。私だけでしょうか?




アンの愛情 (シリーズ・赤毛のアン)
販売元: ポプラ社

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4年も大学へ行くというので、しょっぱなから牧歌的なアヴォンリーのおばさん連中からの非難や偏見にめげそうになるアン。モンゴメリは田舎の人々のよさと欠点を余すことなく正直に描いている。
でも都会に出てきてアンは初めての世界を知る。たとえばアヴォンリーには決していなかった、享楽的で社交家のフィリパという親友。田舎育ちとはいいつつもアンは器用にその中に溶け込み、大学生活を謳歌する。友達4人と暮らすパティの家の下宿生活は、本当にあこがれたものだ。現代の大学生から見たら、信じられないぐらいの贅沢である。
大学時代を扱ったものながら、学校での出来事や教授や学友たちとのストーリーはほとんどない。時々試験前に苦労しているくらいで、ほとんどが順調そのものなのだ。
アンの出生の地であるノヴァスコシヤに生家を訪れる場面がある。そこが泣けた。





アンの愛情 完訳版〈上〉 (偕成社文庫)
販売元: 偕成社

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アンの愛情 完訳版〈下〉 (偕成社文庫)
販売元: 偕成社

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アンの青春 (シリーズ・赤毛のアン)
販売元: ポプラ社

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アンを引き取るまでは子どもなんて目障りでじゃまな存在だと思っていたようなマリラが、いつの間にかしぶしぶながらも、アンの他に双子まで引き取って世話するようになったところが面白い。
デイビーのいたずらや天真爛漫な質問、イキイキとしたしぐさや冒険ぶりが可愛くてたまらない。ドーラもたまに、ちょっとだけ可愛いときがある。
アンは地元小学校の先生として16歳ながらも奮闘するのですが、ポールという一人の少年だけをとりわけ可愛がるのは、あれ、どうなんだろうか。
後半に出てくる謎の女性ミス・ラベンダーも、なんだかとってつけた感がなくもない。けれどもモンゴメリの表現力に引き込まれて、あれれと思いつつも何度も読み返してしまう。やはり名作だからだろう。




アンの青春 (フォア文庫)
販売元: 金の星社

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アンの青春 (世界の名作ライブラリー)
販売元: 金の星社

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孤児院からやってきたときは、ヘンな騒動ばかり巻き起こし周囲を翻弄して
いたアンもすっかり成長し、普通の女性へと変わっていきます。
けれど、持ち前の明るさやユーモア、時にちょっとおかしなことをしてしま
うのは相変わらずで、学校でも近所でも、よい人間関係を構築していきます。

また、成績優秀なアンの活躍や、やっと思いのままに着れるようになった
きれいな服など、いろいろ読みどころがあります。
アンの優しさに溢れた作品です。




アンの青春〈上〉 (偕成社文庫)
販売元: 偕成社

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アンの青春〈下〉 (偕成社文庫)
販売元: 偕成社

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