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和書 503566 (395)



犬ぞりの少年 (文研ブックランド)
販売元: 文研出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

基本的に児童文学が好きなので、時々めぼしいものを見つけては中古品を買いあさっている。

この本は小学中級からという本で、文字もさほど小さくなく、大人であれば20分もかからず読み終えてしまう本だ。

しかし、これほどの良書に出会ったのは久しぶりだ。

幼い少年が知恵を絞って生き抜こうとする強靭な意志は、育ての親である祖父から受け継がれたものだ。
そして最後まで勇気と希望を失わない姿勢。

レースのシーンも素晴らしい。
大人が読んでも自分が風雪の中を風を切って走り抜けている感覚に陥る。
レースの後半からすでに胸に熱いものがぐぐっとこみあげ胸は高鳴る。
大人を相手に少年が勝負を挑む辺りは大げさな設定のようにも思えるが、
小柄な体を最大限に利用して知恵を使って独走する辺りは小学生に対しては立派な説得力があるだろう。
バイクのレースと同じ概念だ。
そうして、壮絶なラスト。
誇り高いネイティブアメリカンが少年と犬に見せた敬意。

読み終えて、涙が溢れ出してきた。

現在小学3年生である息子に用意した本だが、ぜひとも息子には読みきってもらいたいと感じた。

生きることに果敢に挑む少年から、強い勇気を読み取れることだろうと思う。

また、この本は全くのフィクションというわけでもないらしい。
古くから伝わる伝説とある事件をヒントに作られたらしい。

原題名はストーン・フォックスであって、主人公は少年ではないらしい。
大人向けに書き直しても読み応えのあるものが出来そうな感じだ。

できるだけ多くの子ども達に読んでもらいたい。
そう思った。




犬之介さんと小犬
販売元: 近代文芸社

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ナイン (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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ブンとフン (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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下駄の上の卵〈上〉 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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敵性国スポーツとされながらも、限られた大衆娯楽の中に華やかに蘇った野球の息吹が、戦後の子供にも健康な夢と希望を育み花咲き出していた。しかし、経済事情のよろしくない家庭の少年達にはボールがなかった。グローブやボールを所有する町の有力者らの息子達のチームには何時も負けてしまうのだ。その為、少年達はボールを入手するため山形から東京へと、駅長の息子をまるめ込み墨田区のボール工場へ向かうという大冒険の緻密な計画が始まった。
少年らの軍資金集めの画策から、予期せぬ波乱に満ちた道中で、子供達が苦心算段した切り抜けの知恵と絞り出したたくましい想像力は、次々とページをめくらせてしまうエネルギーが込められている。

この時代を問わず、豊かさへ向かって渇望する在り方は影で形こそ違え、この平成の時代にも強く存在するのであるまいか。ただ違うのは、物か精神性のいずれかの比重配分だけではなかろうか。何時の世も喉の渇きは豊さえのシグナルなのかと、最近そんな気持ちで「下駄の上の卵」を読み終えた。

とにかく夜明かししたくなる程に面白い。何かまたゴソゴソと、内の冒険心の虫が目を覚ましだした。




下駄の上の卵〈下〉 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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偽原始人〈上〉 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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偽原始人〈下〉 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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四十一番の少年 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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百年戦争〈上〉 (井上ひさしジュニア文学館)
販売元: 汐文社

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