和書 503578 (159)
ドリトル先生と緑のカナリア (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)
販売元: 岩波書店
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ドリトル先生が偶然通りかかった動物屋で買った緑色のカナリア「ピピネラ」が、ドリトル先生たちに語って聞かせる波乱万丈の生涯というシリーズの中でも、異色の一冊です。
いつものドリトル先生の冒険があまり出てこないからそれほど面白くないのかな・・・と思いきや、ページをめくる手が止まらないほどのスリルの連続。
馬車屋、炭鉱、恋、そして絶望・・人間でこんなすごい一生を送れる人はいないでしょう。
小鳥の伝記をここまで面白くかけるヒュードロフティングには、脱帽です。すごい。
後半の、生き別れになっていたピピネラの敬愛する飼い主、なぞの「窓拭き屋」を探す冒険談は、そこらのミステリー小説なんかよりはずっとスリルとサスペンスに満ち溢れています。
児童書ですが、大人にも自信を持ってお勧めできます!!
ドリトル先生の楽しい家 (岩波少年文庫―ドリトル先生物語)
販売元: 岩波書店
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長くつ下のピッピ
販売元: 岩波書店
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人形の家 (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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この物語で一番印象的な登場人物?は「ことりさん」。
過去にも未来にも縛られずに今一瞬一瞬に生きている姿は、
まるで悟りを開いた禅僧のよう。
そして悲しくも美しい「ことりさん」の最後は、
「友のために命を捨てるほど大きな愛は無い」と説いた、
イエス・キリストの教えそのまんま。
完成された「人間」というのは、一見愚者に思える、
この「ことりさん」のような人形ではあるまいか。
なかなか深いお話だった。
名作。
秘密の花園〈上〉 (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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同じ作者の「小公女」などとは違い主人公のメアリは最初っから、素敵なレディというわけではありません。周りの人たちもイロイロと悩みを抱えています。
この本の見所はメアリの成長、それに伴っての周りの人々の変化が見所だと思います。
バーネットの本の中ではこの本が一番好きです。
秘密の花園〈下〉 (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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英国。時の止まった館、荒れ果てた庭園…。家族をなくしたメアリーを迎えたのは、妻の死から立ち直れぬおじと、神経質な青白い少年、コリン。いじっぱりのメアリーと、わがままで過保護にされてきたコリンのふたりが見つけた「秘密の花園」。ふたりの手によってだんだんもとの姿を取り戻していく庭園。荒野の風にあたって、みるみるうちに元気になっていくこどもたち。どんどん食欲を増すふたりの食べっぷりが見事。「イギリスの食事はまずい」なんて言いますが、この本の食べ物はみんな美味しそうです!
お館の使用人親子が、コリンとメアリーになにが必要か、的確に見抜いてさりげなくサポート。足らない食事まで差し入れちゃうんですから、あちらの使用人はずいぶん面倒見がよく、食べ物もたくさんあったんだなあと、つい日本の「奉公」とくらべてしまいます。
お屋敷も庭も荒野もこどもも、そして大人も元気で豊かになる、そんな物語です。(映画もドレスやお館が素敵なので参考にどうぞ。)
ピッピ南の島へ (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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はちゃめちゃに元気なピッピ。でも、よ~く読むと、ホントは寂しがりやでやさしい繊細な女の子なんだな…って分かります。
年をとるごとに、人生って思い通りにいかないと気付かされるけれど、ピッピはみんなの心の中に住んでいる永遠の希望なんですね。
大冒険を繰り広げたあとの、静かなラストシーンに、深く感動しました。
ピノッキオの冒険 (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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イタリアの少年文学として100年以上の寿命を誇る本書は、「クオレ」と
並んでイタリアが世界に誇る児童文学である。
元来、ピノキオがだまされて木につるし首になったところで連載が終わった
が、多数の読者からの猛烈な希望により、続編がつぎ足されて、本書のよう
なかたちとなった。したがって、注意して読むと物語の細部に矛盾点がある
がそうしたことはこの物語の魅力を失わせるものではないだろう。
大人が読んでも引き込まれるような魅力を本書は有している。イタリアに
興味がある人は子供向けと言わずに読んで欲しい。本書を読むことにより
イタリアについて今まで気づかなかった何かを発見するかもしれない。
ピーター・パン (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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この作品はJ.M.バリーの原作を忠実に訳したものらしく、少し残酷な部分も描かれています。ディズニーの「ピーター・パン」しか知らない人には少し衝撃的かもしれません。子供は無邪気でかわいらしい天使である一方、残酷でもあります。
しかし、ディズニーの無菌状態の「ピーター・パン」よりもわくわくします。さらに、悪役は悪役でしかないディズニー版に比べ、それぞれのキャラクターが悪と善の両面を持っているため、どのキャラクターも愛せます。嫌いだったフックのことも好きになってしまいました。私はこの本を読んでピーターやフックの出生の秘密を知ることができ、とても嬉しく思いました。
そして物語の最後は涙なしでは読めません。大人になった時に無くした何かを見つけたような気がします。
ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)
販売元: 岩波書店
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指輪物語のように壮大なスケールではないが、その分暗さがないというか明るくて楽しいという感じ。
指輪物語や映画ではビルボはすでに年老いていて指輪に蝕まれた姿からマイナスイメージを抱くかもしれないが、本書では彼はまだ青年(?)で、純真で間抜けなホビットである。
また、指輪物語のギムリの先祖のドワーフたちが登場するなど、指輪物語へのつながりも深いのでお勧めする。