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和書 505314 (131)



ファイナンス法大全〈上〉
販売元: 商事法務

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金融技術の多様化に伴いこの利害を調整するファイナンス関連の法律も多様に変化している。旧来の民法(債権法等)体系や商法の文脈だけでは、多様化するファイナンスの利害を調整する法体系の理解は困難になっている。本書は、こうしたファイナンスに関連する法務や実務のコーパスであり、ノウハウのアマルガム。
なかなか度胸あるのかなと思えたところは、著者が法律事務所であるところ。知識を売り歩く士業者が、その知識を開陳しようとする姿勢は立派かもしれない(もとより、当該事務所のプロモーションの側面はあるのだろうから、商売っ気も持っているだろうけど)。個人として買うには値段は高いが、弁護士相談費用と比較すればあながち高いともいえまい。
ただし、この法務分野はわが国における事故・裁判の事例もあまり多くない。これら事象の蓄積とともにこれからも変化するものと見込まれるから、本書がいつまでも座右の辞書とはならないだろう。また、記述のスタンスが結構違うことである。また、法学論文を書きたいのか、実務書を書きたいのか、各章によって微妙にスタンスが異なる。
ただ、なかなかファイナンス法を鳥瞰させてくれる市販書籍が少ないだけに、(法令改正等に至る)当面の間は一読の価値があると言えるし、こうしたファイナンスに関連する実務に身を置くものとしては、単純に読み物としても興味深く、それこそ下手な小説よりも面白いと思える。




ファンド・トラスト&特金
販売元: ビジネス教育出版社

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ファンドマネージャー「私」の戦略
販売元: 竹村出版

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ITバブルで沸いた相場で注目された「凄腕ファンドマネージャー」達の投資戦略・投資哲学が伺えます。
今は何処、、って方もいますね。
栄枯盛衰。。




フィデリティ―史上最強の投信王国
販売元: 日本経済新聞社

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投資信託がアメリカに誕生した頃に始まり、それが黎明期にどう発展したか、そしてフィデリティが投信を設計、販売してきているかがよくまとまった本。フィデリティの協力なしに外部情報だけでここまでの内容にまとまっているのはまさに労作。私にとって有益だったのは、アメリカにおける投信の歴史がよく理解できたこと。例えば、1920年代の大恐慌を含め、10〜15年ごとの市場の停滞で投信がどう被害を受け、どう立ち直ったのか。どうオープンエンドの投信がクローズドな投信を駆逐したか。また、70年代に生まれたMMF、80年代のジャンク債、その後のデリバティブなどと投信の関係もよく分かる。予算不足はあるにせよ、不正に対するSECの対応がほとんど常に後手後手に回っていることも痛いほど分かる。利益相反問題がほどんど問題にならなかった時代から、無視できない時代への移行もよくまとまっている。

投信の歴史に加え、フィデリティという会社そのものについて詳しく知ったのも有益だった。テッド・ジョンソンがどういう経緯でフィデリティを安く手に入れたか、そしてその子のネッド・ジョンソンがフィデリティをどう拡大させ、どうオーナーとして君臨して経営しているかが(間接的にではあるにせよ)理解できる。また、違法ぎりぎりの行為を繰り返しながらリターンを少しでも上げようとするファンドマネージャーの姿が、実名で具体的に描かれているのは生々しい。

フィデリティの顧客としては、ノーロードの投信がどういう経緯で作られたか、ジャンク債のからくり、数々のマーケティング手法などが書かれているのも有益だった。例えば、産業別投信のセレクトシリーズについては、数多くの投信を揃えておけば、各産業にアップ、ダウンがあっても、常にいくつかの投信は投信ランキングの上位に食い込むことが可能で、それはセレクトシリーズのブランド力向上と顧客開拓に役立つ、というマーケティング判断で設計されたとのこと。それに乗せられてしまう顧客は投資でなく投機することになりえると、著者のちょっとした投資アドバイスがあったりするのも面白いところ。




フィナンシャルエンジニアリング―デリバティブ取引とリスク管理の総体系
販売元: 金融財政事情研究会

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サブプライム対応の原書7版が出たので、さすがに賞味期限は切れたかと。
早急な改訳を望みます。
Options, Futures, and Other Derivatives (Prentice Hall Series in Finance)
邦題もミスリードなところはあるので、この機会に直しては。
章末問題の解答も最新版が8月に出る予定なので併せて訳すべき。
さもなくば、原書でも平易な英語のうえ、各章短めにまとめてあるので、
直接挑戦するのもお勧め。
訳書では全面カットされているコラムも原書では最新のものに書き換えられており、面白い。
牛の先物ロングを期日まで保有していたため翌月のオークションまで牧場毎えさ代込みで
買い取るはめになったエピソード(先物投機規制で年に1回デリバリーを義務付ける案が浮上中ですが)
金融機関毎の信用リスクを織り込んだLIBORが金利デリバの無リスク指標になってしま
っている理由(サブプライム後、虚偽申告疑惑で話題)など。時事問題と関連付ける楽しみも。(いちばん大事なことは案外切って捨てたところにあるものだ)
コラムだけでもいち早く原書を読む価値はあると思います。あるいは別冊にまとめるのも
手かと。




フィナンシャルエンジニアリング―デリバティブ商品開発とリスク管理の基礎
販売元: 金融財政事情研究会

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定番の第6版が出ました。今回は大きな改訂や追加もなく、構成の整理とエッセイの追加がなされています。

それにしても、日本語訳が出るとほぼ同時期に次の版が英語で出るというのが定番になっていますね。今回は5版と6版であまり内容に差が無かったのでよかったのですが、4版と5版は結構差があり、日本語を買った人には気の毒な思いをしたものでした。まあ、この分野に挑もうとする人は英語版を読むべきだと思いますが。

細かい点ですが、第5版で「住友銀行」の銅取引損失、となっていた部分が「住友商事」に直ってますね。




複雑系と相場
販売元: 白桃書房

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藤沢久美の外国為替取引がわかる本
販売元: 新紀元社

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そろそろ通貨を分散させたポートフォリオを組みたいのだけど、外貨って何がお得なのか、基本的な知識が欲しくて買いました。
非常にやさしく分かりやすく書いていただいています。良心的です。
ただし、けっこうお奨めされている外国為替証拠金取引についてはやはりまだ私には危険度が高いかな、と思いました。(現在はこの本が出版された2003年よりもさらにこのFXは流行っているのですが)。




藤巻兄弟の大人塾。
販売元: 朝日新聞社

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 本書は、朝日新聞土曜版beに2002年10月5日から2003年10月26日まで連載された「藤巻兄弟」を製本したものです。兄の健史氏はモルガン銀行東京支店長を務めた後、ジョージ・ソロスの投資アドバイザーを経て、フジマキ・ジャパンを設立した金融業界の異才ディーラー。一方の弟・幸夫氏は伊勢丹、老舗バックブランドのキタムラを経て、2003年に靴下メーカー・福助の社長となったアパレル業界の異才です。金融とアパレルという全く異なる業界でそれそれに名を上げた二人の物事の考え方を紹介されており、なかなか興味深い内容です。ただし、新聞連載だったため1文は700字程度で、詳しく述べるというより軽く開陳する程度に留められています。これが惜しい。

 生き馬の目を抜く金融業界ですが、その世界で出世する人物の凄さが浮かび上がるエピソードがいくつかありました。例えば、「つい、その手が動く(P.102-103)」で挙げられた健史氏のモルガン時代のフランス人上司・ドミニク・ジョージ氏の逸話。「かくのごときすさまじい集中力の彼が、パーティでビール片手に、日本経済の分析に興じたことがある。理論構築に熱中するあまり、ビールグラスの存在を忘れた。突然、「いま何時だ?」と言って、腕時計をつけた手首を返した。果たして、その手に持っていたビールは…。彼の緻密な分析力は、それほどまでの集中力の賜物だったのだ(P.103)」。「上がる?長期金利(P.24-25)」では自称・「東京市場最長老ディーラー」の勧める処世術が紹介されています。これは某大学の哲学科の先生がくれた本の中に書かれた次の言葉。「苦しいときは寝てしまうか、酔ってしまうのがよかろう(P.25)」。いやぁ、最高に笑えます。

 私の関心がどちらかというと経済にあるので、健史氏の引用を挙げましたが、幸夫氏のエッセーも抱腹絶倒です。休日に寝転がって読みたい一冊です。




復刻 先物罫線~相場奥の細道
販売元: パンローリング

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