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和書 507156 (5)



あかね空 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

無器用なおふみ。口数の少ない永吉。周りの力添えで、京豆腐が根づく様は、みんなが力を合わせないと乗り越えられないよ。と言われているますね。 直木賞を取られたすぐに、一度読ませてもらい、二度目。 ストーリーは追えるけど、細やかな心境までは、読み取れませんでした。 三人の子供達を差を付けているようにみせて、本当は分けてなどいなかった、おふみの気持ち。 人は厄介ですね。 日々顔を見ている方が、わかっていなくて、昔馴染みや気持ちを許せる相手なら、たまにしか顔を合わせないからでしょうか。逆に本音が言えるのだから。 伏線で傳蔵が相州屋の息子らしいと出てくるあたりが、面白いですね。 家族で乗り切る。大切な事ですね。




あかね空
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

静かに進んでいくストーリーなのだけれど、話の中にはさまざまな人物やその人物達の物語や江戸の風景などが、丁寧にそして繊細に書かれていると思います。
繊細に描かれているぶん江戸時代の人物や町並や、風情が容易に想像できるのでは・・・とも思います。
1つの店を代々守り受け継いでいく、と言うこと。
代々受け継いでいく中には本当に様々な物語がある、それが必ずしもいい物語ばかりではない、と言うことを教えてくれる作品。
仕事とは、親とは、兄弟とは、子供とは、男とは、女とは、そして人間とは、どうあるべきか、の答えの例がこの作品にはあるように思います。
家族同士の争いや殺人が毎日のように起こっているこんな世の中で、この本に出会えた事を嬉しく思います。
ほろりと泣かせる粋な作品でした☆





あかん (小学館文庫)
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 こてこての関西弁が飛び交うなかで、ヘタレなちんぴらたちの情けない「活躍」が、どこかあきらめ顔で突き放したような乾いた文体をもって淡々と語られる。心をうち感動をさそうエピソードがあるわけでもないし、ましてや生きる勇気を与えてくれる爽快な人間が登場するわけではない。どうしようもなく卑俗で、愚かで、つきあいきれない連中の生態が、標本のように六つ並んで、事例研究よろしくただただ記録されている。彼らの滑稽で惨めな末路が、けっして涙はそそらないものの、一抹の哀れはそそる。ただそれだけの、どうということはない読み物なのだが、山本甲士の文章には、落ち着きがあって無駄がない。だから、読ませられてしまう。




あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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著者の新刊の『おそろし』を読み、しんみり感動して、つい、こっちも再読。
もうたぶん4回目くらい。単行本が出版されたときに購入してるけど、せっかくなので上下巻の文庫
で購入し直し。こんなことばっかしてっから金が貯まらないのね、と思いつつ。
出版されて久しいので、内容の概略は割愛中。

「おまえは俺を斬った。しかし、それは正しいことだった」

何度読んでも、この一言に圧倒されます。

正しいことを根拠付けるにあたって目下非常に有力なものが2つあると考えています。
ひとつは進化史的に適応の過程で人間が獲得してきた感受性や情緒性における傾向性から社
会的振る舞いの正しさを演繹しようとする進化生物学的研究。もうひとつは、経済学に代表され
る、個々人の振る舞いの大規模な集積を、個々人とは別水準で数理的な検証の俎上に上って
くるような傾向性として把握し、そこから社会状態の適正化を演繹しようとする、一部の制度設計
的な経験的社会科学的研究(大雑把ですいません)。

ひとつめの進化生物学的研究の蓄積からは、どうしたって“生存に有利”という結論を超える「正し
さ」は導けないと思うので、自分が殺されることを正しいと思える理路は、そこにはないように思えま
す。ふたつめの社会科学的な研究からは、もはや個人的な納得感とか情緒的満足感とは別の話
になってしまうので、理性的に「正しい」とは言えても、実存的に納得して「正しい」とは、もう言えな
いように思います。

そうしてみれば、この「おまえは俺を斬った。しかし、それは正しいことだった」という一言が、いかに重
大な領野を切り開くか、って話しですよ。進化生物学的研究や経験的社会科学的研究に押さ
れて、いまいち肩身の狭い日々が続く、規範的倫理学の出る幕だって、まだまだありそうな今日こ
の頃でございます。




あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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「ふね屋」という料理屋の一人娘のおりん。
病床に臥した彼女が夢うつつの中で目にしたのは
あかんべえをする女の子。
その女の子を見えるのはどうやらおりんだけ。
そう、その子は亡者、幽霊なのだから。
ふね屋に住み着いた5体の亡者が、成仏できない
その理由は何なのか。他の人には見えない亡者が
おりんに見える理由は何なのか。
宮部みゆきお得意の歴史小説サスペンス。

そうだった、新潮文庫の「発表!今、読みたい新潮文庫」
フェアで好きな作家アンケート1位の帯がついて、
平積みになっていたから買ってきたんだった。

そのアンケートの結果にも納得の出来るものでした。
北京旅行で最後まで読み終えることが出来なかったんですが、
平日もかばんの中に入れて、空き時間に読んだりしたくらい、
続きが気になりましたね。

亡者が出てきてありえない設定ではあるものの、
読み進めて謎を解いていくうちに、
胸を打つような気持ちにさせられました。

江戸時代という設定ではあるものの、
亡者になるような人間の暗部というのは今もまた同じ。
歴史小説という体裁を使いながらも、現代社会に
メッセージを送り込む、宮部みゆきワールドここに
ありといった感じの一作でした。




あきんど―絹屋半兵衛〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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湖東焼きの歴史という設定に惹かれ読んでみたのですが、物語に引き込まれる前に鼻白んでしまうような文が気になりました。心理描写が浅いと言うのでしょうか、単純と言うのでしょうか。語り口が重いだけに目立ってしまう気がします。




あきんど―絹屋半兵衛〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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あくじゃれ―瓢六捕物帖 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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元は長崎の目利き役人兼通詞で現在は微刑で牢内にいる男前かつ口八丁・手八丁の瓢六と生真面目で融通の利かぬ同心弥左衛門のコンビが数々の事件に挑む短編集。作者の意図は、瓢六の目利きを事件を対象にして活かす事と、瓢六と愛人お袖の情愛描写か。瓢六が良く口にする「本物と偽物」の言葉は印象に残る。

だが、事件解決が目的とは言え、囚人を市中に解き放つとは小説とは言えムチャな設定である。しかも、事件に関する"裏情報"は全て囚人仲間から瓢六に筒抜けなので、読者が推理に参加する余地がない。解決にもさして新味があるとも思えない。捕物帖の体裁を成していないのだ。かと言って作者が得意とする妖艶さで、瓢六とお袖の情愛が描かれている訳でもない。作者はミステリ味の西鶴ものを狙ったのかも知れないが。また、弥左衛門をからかうような言辞が散見されるが、ユーモア小説とも程遠い。市井の人情が描かれている訳でもない。各作に事件を織り込む必然性さえ薄い(瓢六が囚人でなければ)。時代ミステリとして何もかも中途半端なのだ。一番興趣があるのは粋な瓢六と無粋な弥左衛門の対照的な二人の弥次喜多コンビぶりである。「捕物帖」の副題が泣く。これなら最初から事件など盛り込まず、瓢六と弥左衛門とお袖の三人が織り成すトボケタ友情物語と宿業の情愛物語に専念した方が作者の手腕が発揮出来て良かったと思う。実際、闇の世界の人情ものと言える「虫の声」が一番イイ味を出している。

描写対象の焦点が定まらず、散漫な印象を残すだけとなってしまった残念な短編集。




あくじゃれ瓢六
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「名探偵」は牢の中。強請事件の容疑で牢屋敷にいる瓢六こと「綺羅屋」の六兵衛が、塀の外の難事件を解決するというシチュエーションを示した時点で、本連作は成功したといえるだろう。アイデアの勝利だ。瓢六は阿蘭陀語が達者で唐絵目利きを務めていたこともある人物。造形の面でも独創性が光る。もっとも帯の惹句から「隅の老人」ものを連想したが、瓢六は「特例」で牢を出て江戸市中を駆け回ることができる。純粋に牢の中で事件を解決する一編があったら、と願うのは贅沢だろうか。




あげ・ちん―ギャンブラーの憂鬱 (ピアスノベルズ)
販売元: マガジンマガジン

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こんなHな小説初めて読みました〜(笑)
ほとんどH・H・H!!!!
でも、内容も面白くって一気に読んでしまいました♪
続編も出てるようなので、そちらも買おうと思います。
神葉理世さんも絵もステキなので買って損は無いと思います。
ぜひぜひ♪


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