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和書 507156 (25)



かげろう峠 (春陽文庫)
販売元: 春陽堂書店

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かげろう忍法帖―山田風太郎忍法帖〈12〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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本書は「忍者***」と人名をタイトルに持ってきた作品の短編集。
しかし「魔界転生」「甲賀忍法帖」など長編を読みなれた目にはこれらの作品は異様に映る。

というのも山田風太郎の長編が忍法の攻防戦を中心とした夢幻的な艶やかささえあるのに対し、本書に登場する彼らは忍法を使うものの一見地味だからだ。

しかしやはり風太郎は風太郎である。

手段を選ばず目的を達するのが忍者の存在意義であるのに、時として登場人物はあっさりその目的を捨て去ってしまう。
はっきりいって忍者の存在を無意味にしかねない行為すら作中で平気でやってしまう。その当たりの凄みはさすが風太郎だ。

私としては収録作品の「忍者明智十兵衛」をすすめる。
最後の数ページで読者は唖然とさせられる。
短編でも山田風太郎の忍法帖はやはりすごい。

忍法帖長編の本質があくまで活劇であるとすれば、短編は彼らからすら忘れられた稗史の物語であると思う。




かげろう絵図〈上〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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かげろう絵図〈下〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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かげろう飛脚―鬼悠市 風信帖 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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かげろう飛脚―鬼悠市・風信帖 (鬼悠市風信帖)
販売元: 文藝春秋

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かずら野 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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乙川作品を初めて読んだ。主人公菊子のめくるめく変転する人生を中心にしつつも、しっとりとした時代の情緒と、とにかくよく働く優しい庶民の姿がすがすがしい。しっかりしている菊子が何でこんな男に翻弄され続けるのか、という歯がゆさを感じつつ読み進めたが、ラストでそれが一気に氷解した。人間と人間、特に夫婦の真の関わりとはこういうことなのであろう。島尾敏雄の「死の棘」のラストを思い出す。ともに、もつれにもつれた絶望的な日々の末に、夫婦の一方だけが、やがて安息の地を見出す。「死の棘」では、それは、精神錯乱の妻の病床であり、「かずら野」では、冷たい夫のなきがらである。人と人は本当に愛し愛され、わかりあう関係などないのかもしれない。ただ、他者への愛の中にいることを発見できた自分自身の存在だけが救いであり、それで十分なのではなかろうか。




かずら野 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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折角あの佐久間象山を登場させてるのだから、少しぐらい本筋に絡ませて欲しかった気が…。
それ以外にも、登場する必然性に乏しいキャラが乙川さんの作品にしてはチト多いかな?
でもストーリー自体は、暗く悲惨で絶望的な物語なのに何故か読後感は頗る良いという、いつもの乙川ワールドですので、ご安心を。
『五年の梅』に収録の短編「小田原鰹」にも通じる世界観を持った秀作です。




かずら野
販売元: 幻冬舎

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 いつまでもこういうのばっかり書いていたら、いつか行き詰まるかなあ、いつまでもこの調子で書いていて欲しいんだけど、・・・と乙川優三郎を愛するファンとしては願っていました。で、今度の作品は、彼が新たな方向へ挑んだ作品だという触れ込みで、少しおっかなびっくり読み始めて、・・・。
 結果的には、完全な失敗作となりました。

 しかし、これも、今後の彼が数々の名作を書き続けて行くには必要な峠なんでしょう。野心的なチャレンジも必要でしょう。彼は、今回はそれをうまく乗り越えられませんでしたが。
 ということで、客観的にこの本を評価するなら、乙川を読むなら他の作品にしてくださいと言わざるを得ない出来でした。




かどわかし―帰って来た紋次郎 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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