戻る

前ページ   次ページ

和書 507156 (32)



さいかち長屋春秋草紙
販売元: 日本図書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さかしま砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社時代小説文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

今から約20年前、高校生のときに初めて読んだ時代小説が、この都筑センセーの『なめくじ長屋』の1作目だった。
シリーズは続けて読んでいたが、本書は10年の間をおいて出版された11作目となる。
副題に『捕物騒ぎ』とあるだけあって、物語自体は江戸の捕り物帖といえるだろう。

ただし、活躍するのは正体不明、素浪人姿のセンセーを筆頭とする、怪しげな大道芸人の集団。
キレイに事件を解決するときもあれば、内々に処理して大店などの当事者から袖の下を受け取るときもあり。

なんといっても、実のご兄弟が噺家という都筑センセーの江戸時代に対する造詣の深さは素晴らしく、

なめくじ長屋の面々の江戸言葉や、そのほか当時の生活様式や風俗、文化などが事細かに、
生き生きと描き出されていく様子を、自らが年を重ねたこともあり、改めて感嘆する思いで読み終えた。

文中、道を尋ねるセンセーに、カッパがこう答える。
『知ってますぜ。こう、おいでなせえ』
粋だねぇ。
それだけで嬉しくなる。




さかしま砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくらの城 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくら井戸―三宅流人小次郎控
販売元: 日本図書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくら吹雪 (FUTABA NOVELS)
販売元: 双葉社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






さくら舞う―立場茶屋おりき (時代小説文庫)
販売元: 角川春樹事務所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 数多出版される時代小説群の中にあって、ストーリーテーリング、構成、内容とどれをとっても及第点が与えられる。品川宿における四季折々の風情も、全編貫くテーマの人情も総てほど良く描かれている。「人は情けの器物」というキーワードにこの小説の魅力が凝縮されている。お涙頂戴の人情話が苦手な方には向かない。捕物帳でもない。人の哀れ、儚さ、惨めさの中に女将おりきの心意気が美しい小説である。




ささやく河―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

伊之助シリーズの3作目である。島帰りの男が殺された事件を探索するために、伊之助は過去へ、過去へとさかのぼっていく。そしてたどりついた結末は、とても胸をうつものであった。人間は忘れたいようでいて、決して忘れ得ぬ過去があり、そして一生それを背負っていかなければならない、そんなことを胸に刻まれた。




さざなみ情話
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

大半がたまらないほどの憂鬱な話で読んでいて落ち込んだ。
終局で一気に解放へ向かうのだけれど、それがあまりにも突然であっさりとしているのでかえって感動が薄い。さわやかではあるが他に書きようがあるのではないかと思わせる終末ではある。
この小説の本質や目的は、その鬱屈した情感が描く潮を含んだ重苦しい海風なのだろう。好きな人にはたまらない魅力があり、その読後感は人によって違うかもしれない。




さすらいの狼 (春陽文庫)
販売元: 春陽堂書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 腰巻きには「新・股旅時代小説!」とある。「股旅」というからには時代小説にきまっているのだが、そういうことはこの際横に置いておこう。
 挟んであったパンフレットには「大衆娯楽の宝庫 春陽文庫の時代劇」とある。実にその通り。相変わらずの文庫でも上下二段組。昔は、郷土玩具をテーマにしたしおりが入っていたのだが、今はないらしい。

 おそらく週刊誌に連載したものなのだろうが、次から次にまあ、いろんなことが起こる起こる。もう何でもありの世界。ジェットコースター時代小説とでも言おうか。
 しかも、生島治郎である。ハードボイルドの雰囲気を漂わせる股旅なのだ。木枯らし紋次郎のような虚無的な雰囲気はあるのだがら、情念の世界に生きているのが根本的に違うところ。

 !タイトルからして時代小説の感覚ではない。
 春陽文庫は「解説」などというたいていは役に立たない余計なものを排除しているのだが、今回はちょっと困った。一体、これが何時書かれ、何に発表されたのかが分からない。

 気になるのは、文章の中に、「ニヒル」「スタミナ」といったカタカナ言葉が出てくるところと、「~のような」ではなく「~みたいな」と表現するところ。「~みたいな」と言われると、口語的すぎて、肩すかしをくったような気になる。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ