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和書 507156 (67)



会津士魂〈9〉二本松少年隊 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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早乙女貢氏が本書【老剣客斬死】の章で描写した森要蔵とその次子虎尾の死と司馬遼太郎氏が『竜馬がゆく』【安政諸流試合】の章で描いた森要蔵親子の死とは、微妙に異なっている。司馬氏は会津若松城攻めの白河口攻防で、土佐の板垣退助が率いる官軍が会津軍の籠もる雷神山を攻めた際、最後を覚悟した森要蔵親子が雷神山から白刃を振りかざし突撃してきて、土佐軍と白兵戦になった時、森要蔵親子の余りにも見事な戦い振りに「しばらく射撃をやめさせたぐらいだったといわれている」としているが、早乙女氏は白河口でなく白河城の攻防としているし、森要蔵親子の奮戦振りは司馬氏と同じだが、「我が八番隊に狙撃せられて地に倒る老人も亦一壮士と共に勇戦して斃る」と、土佐軍監察に言わせている。司馬氏は「しばらく射撃をやめさせて」として、白兵戦で討ち取ったかどうかについては含みをもたせているが、早乙女氏は明確に「狙撃」という語を使っている。つまり「狙撃」が今日的意味の銃による攻撃であるならば、早乙女氏によれば森親子の最後は銃殺、司馬氏は最後をぼかしている。ちなみに森要蔵は元々会津藩生まれであったが、この白河の攻防の時は支藩の上総飯野藩の剣術指南役で飯野藩が太政官政府に恭順したために脱藩して会津戦争に参加している。また森要蔵は、竜馬が免許皆伝大目録をもらった北辰一刀流(竜馬は桶町道場、森要蔵はお玉が池道場)の先輩にあたる人である。




続 会津士魂〈3〉斗南への道 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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続 会津士魂〈4〉不毛の大地 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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もともと彼の本は長州・薩摩を完全悪者として描いているが、今回は下北半島を悪く書いている。
いかに会津藩士が義憤を持ちながらも苦労したかを描くためであるが、それにしても現下北半島在住者には気分が悪いのではないだろうか。ちょっとぼろくそに書きすぎな気も……。

ただ、士道に生きること、武芸・学問に励むことに歩んできた藩士達にいきなり、「鋤と鍬を持って開墾せよ」と言うのは酷だろうとは思うし、実際贋札作りなど現代では及びもつかない苦労が多かったことはたいへん新鮮な驚きだった。




続 会津士魂〈5〉開牧に賭ける (集英社文庫)
販売元: 集英社

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続 会津士魂〈6〉反逆への序曲 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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続 会津士魂〈7〉会津抜刀隊 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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続 会津士魂〈8〉甦る山河 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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続・会津士魂〈2〉幻の共和国 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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会津士魂を読み始めるまでは、戊辰戦争・明治初期のことをよく知らなかった。
函館・五稜郭で戦争があったことは知っていたが、その経緯・結末等はこの本を読んで初めて知った。

日付が克明に記されているため、榎本が何を目指して函館に来たのか、守備側(榎本軍)がどのような配置で守ろうとしたのか、攻撃側(薩長)がどのようなルートで攻めてきたのか、どこで勝ちどこで負けたか、リアリティあふれる書きっぷり。
究極的な状況に置かれるといろいろな人間の生き様が露になってくるが、そこで初めて「このヒトは上に立つ能力があるかないか」もわかってくる。
榎本・大鳥は中間管理職的には向いていたのかもしれないが、トップに立つ器ではなかったのだろう。

会津士魂を読んでこの辺まで来る早乙女氏の論調に慣れてくるので、会津側に立った人間が薩長の作った政府で出世するということに早乙女氏とともに怒り・ずるさを感じてしまうのは私だけではないはず。
作者に共感を感じる読者なら続編は一気に読めてしまうでしょう。




流亡の巻 (続 会津士魂)
販売元: 新人物往来社

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会津士魂〈12 白虎隊の巻〉
販売元: 新人物往来社

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