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和書 507156 (84)



浅草弾左衛門〈6〉明治苦闘篇(下) (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
販売元: 小学館

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浅草弾左衛門〈第1巻〉天保青春篇上 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
販売元: 小学館

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俗に「関八州・・頭」として、江戸時代の被差別民の代名詞のように言われ、歌舞伎十八番「助六」にもそれらしき人物が登場するほどの「有名人」であった弾左衛門。この本を読むと、江戸時代の被差別者の思いが行間からもにじみ出てくる。他方、「被差別民=貧民」というのが、明治以降の現実であって、江戸時代の被差別民たちは、後のような貧民では必ずしもなかったのも明らかになる。幕府崩壊から明治新時代への移行は、弾左衛門にとって、被差別民からの「解放」であったが、他方、幕府から保障されていた収入源の喪失をも意味した。それ故に、時代の狭間における弾左衛門の苦悩は激しい。日本における差別構造が、「江戸時代にできあがった問題」ではないことを改めて考えさせられる名著である。




浅草弾左衛門〈第2巻〉天保青春篇(下) (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
販売元: 小学館

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浅草弾左衛門〈第1部〉天保青春篇
販売元: 批評社

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浅草弾左衛門〈第2部〉幕末躍動篇
販売元: 批評社

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浅草弾左衛門〈第3部〉明治苦闘篇
販売元: 批評社

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浅田次郎 新選組読本
販売元: 文藝春秋

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 「壬生義士伝」は傑作でした。「新撰組」を、新たな視点で切り込んだことについては、「壬生義士伝」のレビューでも書きました。
 でも、そこから、この本に至ってしまうとなると、ちょいと調子に乗りすぎじゃあ、ありませんか?といいたくもなりますよね。
 これは、浅田氏の本意なんだろうか?
 そうだとすると、彼は、自分の作品を、貶める行為をしていることに気がつかない「熟れてるときに儲けておこう」と言う人だと思わざるを得ない。
 「きんぴか」の「口上」を思い出してほしいですねえ。いいこと書いてるのに・・




朝虹ノ島―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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江戸城壁補修を巡る汚職に完全と立ち向かう人々。
豆州を舞台にめまぐるしく物語は展開、後半の磐音の
活躍は隠密同心か水戸黄門かというほど。一介の浪人を
超えて磐音が大きく羽ばたいていく一作。




旭のぼる―木曽義仲の生涯
販売元: 河出書房新社

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義仲を主人公とする史実に基づいた時代小説は、現在どれほど手に入るのだろう。さほど多くはなかろうが、少なくともこの一冊は、素人が最初に読むべきものではないように思う。美福門院や八条院すら知らなかった浅学な私は、皇室と源氏の系図を常に側に置きながら読むこととなった。歴史解説書などからある程度の基礎知識を得ている者が読むべき本と言えるかもしれない。

また、戦の描写も簡略である。越後の城氏との緒戦や倶利伽羅峠こそ細かく描かれているが、根井幸親と楯親忠の討死は一行で片付けられている。樋口兼光の最後もあっけない。元より、270頁程度の中編にも関わらず最初の挙兵が180頁を越えてからなのであるから、これは義仲軍がいかに戦ったかを著した小説はなく、義仲という人間がどう形作られたかを教える物語なのであろう。各地で娶った有力武士の娘との交接や義仲の妖しげな美貌に拘るのは女流作家ゆえ……と考えるのは、やや軽薄に過ぎるか。

ただ、塩川女史は文章が非常に巧みだと思う。ネットで調べたところに寄ると「浅間山人」を自称する地方作家らしいが、筆の力は圧巻である。京に入る前、義仲が巴と二人で海を見る場面がある。義仲は巴の神々しさに見惚れながら「合戦においてそうであるように、男は滅びることによって生と美を全うし、女は生きることによって己の美を全うする」と感じる。義心と無常観を求めて平安末期を読む我々の心を鷲掴みにするこの筆致、塩川氏はしたたかなる文士と言えるのではなかろうか。




霧の密約 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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日清戦争をへて、日露戦争を目指す日本とイギリスの「日英同盟」締結を果たすべく渡英した林菫(はやし・ただす)を、狙うは清国とロシアのスパイ。ロシアのスパイは美女、清国のスパイは、中英ハーフで女性嫌いの小柄な京劇の女形。彼らの正体をつかめず、日本側も苦戦する。それぞれ異なる理由から同じ目的を抱く2人の対決も見もの。林の周辺の日本人登場人物も個性豊かだ。
中国物、歴史物には定評のある伴野朗。ボリュームはあるが、元々が新聞小説のせいか山場が多く、クライマックスまで苦もなく読める。


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