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和書 507156 (85)



建礼門院右京大夫 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「恋なんて簡単にしないわ。そう思っていたのに……」

 仲むつまじい芸術家の両親に大切に育まれた一人の少女は、縁あって華やかな御所、徳子中宮の元へ出仕することに。時代は平家権勢の絶頂期でした。
 やがて右京と呼ばれるようになった彼女は「むかし紫いま右京」とその才能を御所で開花させます。中宮をはじめ多くの公達や女御と交友を深めていく中、ふとした油断から年下の若い公達にさらわれ、彼との恋に落ちてしまいます。その彼こそ、平資盛、清盛公の孫にして重盛公の次男。平家嫡流の若者との恋、身分も低くこれといった後ろ盾もない彼女にとって決して結実することのない恋、と分かっていても、彼女は彼を愛し、心の支えであろうとする道を選びます。
 そんな右京を見守るのは、父の面影を持つ隆信の君。かつて右京の母へ密かな恋を貫き続けていた彼はまるで兄のように励ましたり、時には危ういような誘惑をかけてみたり、自分と右京の仲をほのめかしてさりげなく資盛を刺激してみたり、と道化師のように立ち回ります。

 やがて華の時代は戦乱へと。平家の公達であり、重盛亡き後摘流でなくなってしまった資盛は「武士の子」としてその先頭を切っていきます。戦を前にして北の方を迎える彼、数少なくなっていく逢瀬、彼女の歌と語り口になって迫ってくる切なくつのる想い……
 
 歴史小説、というよりは、立派な恋愛小説です。描かれている右京は、美しく、哀しく、強い、「日本女性」のかつての姿を集約したキャラクターに描かれています。
 流行も仕事も最先端、その中でキャリアを積み、多くの人々と交流し、「簡単に恋はしないわ」と思っていた彼女が落ちた年下の若者との恋とその駆け引き、終わりと昇華。今だからこそ、女性に読んでほしいと思います。




新選組〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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新撰組モノと言えば、作者が惚れ込んで書く度合いが強いのかどうか、時折それが鼻につく様に感じる作品も有るが、これは良く言えば「醒めた視点」で書かれている(悪く言えば「新撰組が嫌いですか?」)
主人公も一般に有名な人物では無いし、「同じ様な新撰組モノで胸焼け気味」の方は目先が変わって良いのでは?




新選組〈下〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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森村さんって言ったら推理小説じゃないですか!!でも、新撰組の本を書いていて驚きました。しかし、よんでみるとすごいんです。本格的!!私は、何冊か新撰組の本を読んでいますが(好きなので・・・)一番この本を気に入っています。土方、近藤の2人を肯定せず、かといって否定せず、冷静に新撰組を見ています。自分が近藤、土方が好きでも嫌いでも読んで楽しめるところがいいです。けっこう難しい語とかあるんですけど、この本のおかげで国語の成績があがったので、少しぐらい難しくてよかったなっていう感じです。




桃花流水〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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桃花流水〈下〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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走れ乗合馬車(オムンボス)―由良守応の生涯 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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村の暴れん坊が尊皇の志士となってやがてはベンチャーを立ち上げて成功するって話
ただし途中の紆余曲折がものすごい
安定した世の中であればあり得ないような復活劇も

あと主人公がたいしたものでもない役職を振り回し、やりたい放題やってる話も楽しい




平賀源内捕物帳 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 雪野原の真ん中で被害にあった娘の足跡しかのこっていない連続殺人
 牢内の囚人が次々に死亡してしまう理由
 捕まえた女盗賊が女芝居の座長と入れ替わってしまった事件
 お祭りの象の曳物の中で清里の師匠が殺された事件
 江戸、大阪、長崎で同日に同人物によって殺人が行われる
 生き返りの秘術を公開する尼
 裏で高利貸しをしていた大店の主人が斬殺されるが、犯人を名指ししていたのに前言を撤回して死亡する。
 田沼意次が毒を盛られる。

 短編集で、凝った内容です。
 60年も前の小説ですが、導入に五重塔から望遠鏡で景色を観察する平賀源内が登場したり、物産展に杉田玄白や前野良沢が出たりして、ワクワクする筋運びになっています。
 今はほとんど使わないような言い回しや、しゃべり言葉が沢山出てきて、それが、舞台の江戸時代を髣髴とさせる、面白い捕り物ばかりでした。




異人館〈上〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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異人館〈下〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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海鳴りの底から〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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