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和書 507156 (183)



王朝拾遺抄―宮廷人の恋絵巻 (ぶんりき文庫)
販売元: 彩図社

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氷室冴子著の新とりかへばや『ざ・ちぇんじ』をそのまま著者なりに書き換えたままの内容と言うのが読んだ感想です。この著者帥宮さんも氷室さんのファンなのでしょう。登場人物や設定はほとんど一緒で話の流れも同じです。所々源氏物語などから引用しているような場面もあります。歴史的考証などはかなり詳しく書かれているので、そこだけはかなり評価したい点です。ただ、宮中で女御同士が声を荒げて大喧嘩や、呪詛の話の顛末はどうなったかなど、不満の残る作品でした。氷室冴子ファンにはお勧め出来ません。私はほとんど飛ばし読みをしました。がっかりです。




王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈上〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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奈良時代の終わりからから平安初期。
TVドラマにも映画にも描かれることがなく、誰もが知っているような人物も見受けられないこの時代は、ついつい見逃されがちですが、こんなにも魅力的な人物がいて、たいへんな波乱に充ちていたのです。

読み始めは誰が主人公なのかと迷うかもしれませんが、読み進めるうちに『皆が主人公のつもりであり、皆がそれぞれの思いと苦しみを抱えている』という著者の描き方が見えてきます。

父と子、男と女、主と家臣の激しい愛と憎しみ。家族間でさえ駆け引きが行われ、目線だけで会話を交わす人々の姿。

そんな中、政治の中枢になかなか触れられないゆえに、すべてのできごとを静かに見つめる男の姿が、次第にクローズアップされてくるのです。
彼こそ、藤原北家栄達のきっかけとなった人物、冬嗣です。

どこか自分のことすら、遠くからながめているようなクールな彼は、桓武帝の権謀と苦しみ、平城帝の愛と痛み、他の藤原氏の男たちの野望、そして兄の強い想いなど、すべてを見つめつつ、そして誰も選ばなかったやり方で、穏やかに静かに、しかしきっぱりと奈良時代の歴史に終止符を打ちます。

大きな理想を掲げ、大きな声を上げ、大きく武器をふるうことだけが、時代を動かすことではない。期を捉え、ふさわしい仕事を確実にやり遂げることで、時代は大きく変わり、権力の形が変革していくのだ……

冬嗣はそんなことはいいませんが、彼の生き方は、そのように静かに主張しているかのようです。

彼の政治への関わり方は権威と権力の構図を生み、それは現代にも通じることです。
人気の戦国時代や明治維新のころの歴史もおもしろいのですが、『平安』に見えるこの時代の政治的動乱に目を向けるのもなかなかおもしろいかもしれません。

上・下巻と長編ですが、それだけに深く、読み返したくなる作品です。




王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈下〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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桓武帝の御世を背景に、安殿(平城)、緒嗣、真夏、冬嗣を中心に
その生涯を冬嗣の目を通して描く。

身に覚えのない謀反の罪を着せられ散っていった皇子たち。
目指す理想に向かって邪魔者を廃していった結果が全て自分に跳ね返ってきた桓武や平城。
帝位に執着しない嵯峨の時代のほうがスムーズに世の中が進んでいったり、
知らぬ間に高い地位に滑り込んでしまった冬嗣を見ていると
運命と言うだけでは割り切れない人生の皮肉さ、残酷さの印象が強く残った。

歴史的な事はさて置き、物語的にはこの一歩引いて本音を「表」に出さない
冬嗣がどうにも面白くなかった。
桓武や真夏のような直球キャラや、同じ引くにしても深読みを誘う
内麻呂や緒嗣のほうが個人的には面白かった。

作品の終盤は物語と言うより解説色が強くなる。
源氏姓の誕生や、これから始まる比較的平和な「平安朝」へはここから
ゆるやかに繋がっていくのだという所が大変興味深く読めた。




王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈上〉
販売元: 角川書店

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戦闘シーンがほとんど無いし、一般受けしない時代なので無理でしょうけど、大河ドラマで見たいですね。主役は高嶋兄弟で、父親は緒方拳。
独裁者桓武天皇の孤独の悲哀と、若い主人公達の様々な思い(当時は主人公たちの属する後に摂関家となる藤原北家でなく藤原式家がトップだった)等がよく描かれていると思います。

決して出世欲を持っていたわけでない主人公・冬嗣が周囲に支えられて蔵人制度を作り、政治に関心の薄い嵯峨天皇を、桓武・平城と続いた天皇親政に代わって、律令に無い非公式とも言えるやり方で支えて、平城上皇・薬子の乱を収めます。
後の藤原摂関政治に通じる道を開いたということで「王朝序曲」というタイトルになっているんだと思います。




王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈下〉
販売元: 角川書店

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王朝の挽歌―小倉百人一首裏絵巻シリーズ〈2〉 (小倉百人一首裏絵巻シリーズ (2))
販売元: 叢文社

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王朝懶夢譚 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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時代は平安王朝文化華やかなりし頃だと思いますが、今の時代にピタッとマッチするような話題も
見え隠れしています。
お話は、なんともファンタジック。
人恋しくなる優しい読後感でした。

個人的なことですが、私は早くから老眼の気配があり今もゆっくりですが度が進んでいます。
文庫本の字のサイズは、このくらいが私にはベストです。
会話文のたびに改行してあるのも嬉しい。
小さい字でべったりとページを埋めているのは、それだけで目が疲れて読む気が失せます。
読む気にさせ、お話の世界にふわっといざなってくれた、編集者のセンスにも、感服しました。




応天門の変 (光文社時代小説文庫)
販売元: 光文社

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黄土の夢〈第3部〉最終決戦 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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お互い味方が足を引っ張り合いながらどつき合った
日明連合軍対清軍の決着編。
単に「いやー、サムライって凄いね」にならなくて良かったです。

ドルゴンや井伊直孝や徳川頼宣の漢っぷりに涙。

でも「今手鏡」にまつわる陰謀を散々引っ張っておきながら、
とってつけたようなあの終わり方。
やっぱりオマケだったのか。

どうでもいいが、前巻までのあらすじが載ってないのはあんまりです。




王妃の恋―マリー・ド・メディシスとリシュリュー
販売元: 碧天舎

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