和書 507156 (209)
落とし胤―平八捕物帳 (学研M文庫)
販売元： 学習研究社
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作品の説明を読んで面白そうだったから、買って読んでみた。
しかし、例えば
「人殺しッ！」
「人殺しッ！」
「人殺しッ！」
と、殆ど同じ会話の羅列が目立つし独特な文章なのとで話の流れを掴みにくく、そして狒々爺を連想させる性描写の多さに嫌悪感を抱いた。
押し込み方や騙し合いの展開は面白かったが、剣客が斬り合う設定と事件との絡ませ方に無理があるように読めたし、登場人物の体格を現代の単位で表すだけでなく、状態を繰り返し書かれると
この人はこの作品で、何を描きたいのだろう？書かれていることに、意味があるのだろうか？
という疑問を抱かずにいられなかった。
駄目押しは、漢字は多いけれども小学生の日記を連想させる文章で構成された、あとがきであった。
他の作品はどのように書かれているのだろうか。
踊る一遍上人
販売元： 東洋経済新報社
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女泣川花ごよみ (ワンツー時代小説文庫)
販売元： ワンツーマガジン社
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女(おなご)にこそあれ次郎法師
販売元： 新人物往来社
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次郎法師と名告らなければならなかった跡取りの乙女が、戦国の理不尽を愛する人々を失い迷いながらも健気に生きる。一人の女性を通してみる時代史。井伊と今川との関係、井伊家は井伊谷の国人地頭からどのようにして徳川譜代の重鎮となったのか、戦国を生きる女性達の男への思いと女同士の関係が絡み合う。忠義と裏切りと嫉妬と出世。お馴染みの信玄や徳川家康などが関連して出てくるが、視点が違う。一気に読ませる。引馬とは今のどこ？ 遠州と三河、甲州の戦国時代地図が欲しいところだ。築山殿や信康の死など面白い切り口だ。
鬼 (講談社文庫)
販売元： 講談社
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鬼 (ハルキ文庫)
販売元： 角川春樹事務所
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時は平安、物の怪や怨霊、相手を呪う祈祷などが今よりもずっと信じられていた時代。内裏の陰陽寮に仕え、悪鬼悪霊に立ち向かった滋丘川人、弓削是雄、賀茂忠行・保憲親子、安倍晴明ら陰陽師の姿を描いた、短編５編が収められています。
メインは鬼と陰陽師の対決なのですが、ただの妖怪退治の話だけでは終わっておらず、「蒼夜叉」などでも見せてくれた著者独特の歴史を見る目を通して天皇や摂政等内裏の歴史を語り、それとともにそこで繰り広げられる権力を得るため、持ちつづけるための暗闘、競争相手を蹴落とすための権謀術策の数々などで人間のドス黒い面を見せ付けてくれます。
鬼よりも何よりも、人間の欲望のほうが恐ろしいということでしょうね。
山田浅右衛門涅槃斬り 鬼を斬る
販売元： 徳間書店
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鬼が棲むホテル―第三次ホテル戦線波高し (広済堂ブルーブックス)
販売元： 廣済堂出版
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鬼になった孫太郎
販売元： 杉並けやき出版
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鬼の冠 (新潮文庫)
販売元： 新潮社
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大東流合気柔術宗家・武田惣角先生の生涯を描いた作品。
痛快です。
技の描写にも迫力がありすばらしい作品と思います。