和書 507156 (221)
織部の夢
販売元: 文芸社
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オルカ―Anything’s Possible
販売元: 碧天舎
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折れた翼
販売元: 文芸社
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雄呂血 (カッパ・ノベルス)
販売元: 光文社
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伝奇小説に新たなる鬼才が登場したぞ(今頃読んでますが(^_^;)。こっち方面を渇望していたファンは快哉を叫ぶであろう。しかも新分野である。時は平安末期。う~む、日本史の授業でも苦手な分野であった平安、鎌倉期をこうも臨場感たっぷりに教科書の裏側を血腥くおどろおどろしく描き出す富樫倫太郎のイマジネーション! 高校生の頃こういう作品を読んでいたら…日本史の壮大なロマンに染まって、自堕落な洋画三昧な高校生活は送らなかったに違いない(^_^;)。ま、この作品よりも『陰陽寮』の方が呪術系の伝奇度数は高いんだけど、『雄呂血』も負けず劣らず分厚さも並みじゃないぞ。
絵巻物やら草紙絵の世界が現実に起き上がって、天皇やら法皇やら摂関やら生臭い陰謀を巡らす朝廷の権力闘争が面白い。人!間味あふれる実在の人物像と作者の創造したキャラクターの融合が、繋ぎ目が目立たないようにスムーズな物語の作り込みは作者のお手柄である。だけど、ね。主人公がタイトル通りではないんだよなあ。視点あちこち飛び回って、やっと落ち着いたかと思えば、呆気ない退場劇。感情移入出来ないままにこの分厚さを読み終わってしまうのは如何にも惜しい。もしかして本当に描きたかったのは、渡辺綱と坂田金時だったのではないか。
この作者今が発展途上なのであろう。この物語もスターウォーズ・サーガのようにデビュー作『修羅の跫』から『陰陽寮』へと壮大な作者の歴史観に乗って平安から鎌倉へと幻妖日本史を編纂する作業と言い換えてもいいかもしれない。今後の続刊をワクワクして待つ読者的な楽しみを提供してくれる久々の国産作家なのよね。日本史が苦手な方もこれを機に見直してみては如何かな?
雄呂血―異聞・真忠組隊士 (広済堂文庫)
販売元: 廣済堂出版
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雄呂血〈上〉 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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雄呂血〈下〉 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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雄呂血―異聞・真忠組隊士 (桃園文庫)
販売元: 桃園書房
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大蛇の橋 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎
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大蛇(おろち)の橋
販売元: 幻冬舎
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