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和書 507156 (255)



崋山の厄難―私説 江川坦庵〈3〉
販売元: 日本図書刊行会

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下士官たちの戦艦大和―戦艦大和下士官たちのレイテ海戦 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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貸しはがし資金回収
販売元: 講談社

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花神〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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1977年の大河ドラマ原作。大村益次郎は中村梅之助が演じたとWikipediaにある。文庫3冊の長編。

大村益次郎こと村田蔵六は、高杉晋作から「火吹きダルマ」と形容された異相の持ち主である。私には、みなもと太郎「風雲児たち」でそのキャラクターと風貌とが強烈に刷り込まれているため、読書中頭の中で動く彼は正に一筆書きの「かわいいコックさん」であった。もちろん作者の練達の筆により物語は心地よく流れる。しかし作者自身も認めているように、蔵六の生涯のみでは話が膨らまない。余談に次ぐ余談であり、もちろん退屈する暇などないのであるが、一編の伝記としてみた場合、この長さには無理があると言わざるを得ない。

明治維新を完成させた天才軍師としての(わずか数年の)働きのために彼の名前は後世に残った。しかしもし彼にこれほどの才能がなかったら、彼の人生はどこにでもあるような、平凡で哀愁を帯びた人生であったと思える。職場では長年正当に評価されず、大半の同僚には疎まれ、そして妻にすら理解されなかった。妻は彼の両親を黙殺し、彼の遭難時にも駆けつけなかった。彼の死後、残した手紙等は妻によって襖の下張りに使われ、住居も取り壊されてしまう。作者はこれをごく当たり前のことと諦めたように語るが、そうだとしたら男の仕事とは何なのだろう?この時代、有能な人材がマイホームパパであり得たはずもなく、やはりこの妻は悪妻、それによる不当な仕打ちだったといえるのではあるまいか。その中で、イネの存在はモノクロの人生に映える一輪の赤い薔薇である。

最後にいわゆる司馬史観について。司馬史観とは鳥瞰的な史観であり、神の目から見た史観であるとどこかで読んだ。しかしこの、説明や余談の多い作品を読んでいて気づいた。そんな風にうまく言われてはいるが、結局のところ司馬史観とは「結果論」なのである。そのわかりやすさが、中高年層の人気の一因なのだろう。




鍛冶師伊賀屋佐助始末控
販売元: 東洋出版

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火城 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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火城―幕末廻天の鬼才・佐野常民 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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火城
販売元: PHP研究所

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花杖記 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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ここでは武家社会に生きづく武士道とそれを負って生きる人々を描いた作品を集めている。「武道無門」は、武士でありながらきわめて臆病な主人公がその臆病さ故に主君を救うはなしで昭和17年に発表された。当時の時代背景を考えると大胆な発想に驚く。「小指」は、婦道記シリーズにつながる作品で寓話的な味を持つ。似而非物語は、武士道を逆接して見せた面白さがある。「逃亡記」は武家社会に生きる姉妹の恋愛と姉妹の愛情をいかにも周五郎らしい設定で読ませる。一番楽しく読めた。最後の「須磨寺付近」は、大正15年に文藝春秋にて発表された著者22歳の文壇デビュー作。現代物で純文学指向の作品である。




火燼―宗麟と博多屋宗伝
販売元: 海鳥社

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